「行けど行けどトロッコ列車遠花火」の批評
回答者 腹井壮
添削した俳句: 行けど行けどトロッコ列車遠花火
ハオニーさん、こんにちわ。
最初から原句の完成度が高くて自分には添削をする余地は感じられませんでしたね。
もし自分が詠み手であれば名詞を入れかえようかと思っただけで具体的な添削はできませんでした。
今回の掲句は確かに情感も出ているし、原句よりもすっきりした形になっていると思います。
これからも宜しくお願い致します。
点数: 2
回答者 腹井壮
添削した俳句: 行けど行けどトロッコ列車遠花火
ハオニーさん、こんにちわ。
最初から原句の完成度が高くて自分には添削をする余地は感じられませんでしたね。
もし自分が詠み手であれば名詞を入れかえようかと思っただけで具体的な添削はできませんでした。
今回の掲句は確かに情感も出ているし、原句よりもすっきりした形になっていると思います。
これからも宜しくお願い致します。
点数: 2
回答者 ハオニー
添削した俳句: あなたの肩に消えた夜店の灯り
結構悩みました
いい添削ができても18音になってしまい、作者さんのこだわっている「全部合わせて17音」という技法を超えられずにいましたが...
大変ながらくお待たせしました
順番に解説していきます
「去る」という2音分を使うと、その人物が「私を抱きしめてくれたから肩に灯りが消えたのね」という誤解がなくなります
その誤解も羨ましいけどねー こちとら独身でい(ry
詩歌の世界では「君」は意中の人とか恋人とか夫(もしくは妻)を表します
「あなた」と「君」の、1音浮いた分が後々効いてきます
去っていく君はどちらへ行くか分からないので、助詞の「へ」を使います
「灯(あか)り」としなくても「灯(ひ)」で伝わります 2音浮きました
そして「消える」にさらに1音使って、「消えゆく」と複合動詞にして時間経過を出します
これで「いきなり消えた」ではなく、立ち去って「徐々に見えなくなっていく」感じが出ました
調整したら、きちんと五七五に収まりました
破調じゃなくなってしまったことだけが心残りです
点数: 2
回答者 るまり
添削した俳句: 添削の礎いずこ蝉時雨
こんばんは。未熟者が失礼いたします。
酔いどれ防人さまのご意見があまりにも自分の気持ちにぴったりだったので。
残念ながら添削される側としての気持ちしか言えないので的外れかもしれませんが…。
初めて投稿するとき、誰にも相手にされないのではないかと不安でした。誰にも見てもらえないのは本当に悲しいと思います。
皆様が私の俳句を真剣に読んでくださり、考え、意見を寄せて下さる…私は俳句への愛情があるご意見ならどういったものでも聞いてみたいです。
点数: 10
回答者 ハオニー
添削した俳句: 鰻食う丼も小振の大暑かな
これは「大暑」という季語をどうしても使いたい場合の方法です
ここを削ってもいいというならば、「丼が小振りになる」という意図しか残せません
わたしは「大暑かな」と「丼が小さい」という対比しているように見えるところを残して、「夏バテ」を連想させたいと思います
「鰻食う丼」という表現と「大暑」とで季重なりになっている上、「鰻食う丼」は替えが利くと分かっていらっしゃるようですね
ならば、「どんぶり」と書けばそのなかにご飯ものが見えてきます
いくらなんでも「空のどんぶり」だと決めつけて読む人はいません
「どんぶり」だけで勝負しましょう
「小振り」って言いたいところですが、「丼が小さい」ということをわざわざ12音分で描かないといけないため、ちょっと長くします
添削例1
どんぶりの小さくなりし大暑かな
ただ、これだと「ダイエット」か「夏バテ」か「少食」か分かりません
余談として「ダイエット」と「少食」をやってみます
添削例2 「ダイエット編」
どんぶりを小さくしたる大暑かな
(わたしの意志でそうしました、と思わせないと)
添削例3 「少食編」
お茶碗の小さくなりし大暑かな
(少食ならどんぶり飯は食べないはず)
本題
どんぶりの小(ち)さくなりにし大暑かな
にし→完了の助詞「ぬ」の連用形+過去の助動詞「き」の連体形
にし、の意味は「なってしまった」です
この表現だと、「なりたくないのになってしまった」感じが出ているため、夏バテじゃないかな?と読んでくれるでしょう(にし、の意味が分かる人なら)
丼の小さくなりにし大暑かな
だと、バランスが歪な気がするため、あえて丼はひらがなにしました
点数: 3
回答者 三日酔いの防人
添削した俳句: 添削の礎いずこ蝉時雨
ハオニー様、皆様今晩は。私は俳句素人で添削
などという行為はおこがましいことだと思っています。最近になってこのことに気付きました。剣道で言うところの『撃って反省撃たれて感謝』的な感覚ですかね。
記させて頂いた川柳のとおり添削は本来時間がかかるもので、一言二言で済むものではありません。
その中で、私を含め、添削依頼をされた方は、的確な添削はもちろんですが、早期に数多くの意見を聞きたいのです。
腹胃壮様、私は添削トキワ荘大賛成です。様々な方の添削や感想、その中で適切な添削をしてくださる方がいれば素晴らしいことで。その一つ一つを受け容れるのは、受け手次第です。
本題から逸れてしまいました。私は添削をするにあたり、基本を守ることが一番だと考えています。まず季語についてで、季重なりがないか、続いて17音であるかです。更に切れ字が効果的に使えていればなお良いと思います。ハオニー様の言うとおり、私もなるべく原句のままを残せればと思います。長々とすみませんでした。
点数: 8