俳句添削道場(投句と批評)

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「亡き父の句帖見つけし春の雪」の批評

回答者 独楽爺

添削した俳句: 亡き父の句帖見つけし春の雪

はじめまして。

説明的でないかどうかについて、少々コメントさせていただきます。焦点は動詞の「見つけし」だと思います。

そもそも俳句における動詞は説明になりやすいと言われています。原則一つ、せめて二つと数の制限もいわれています。

「見つけし」はやはり説明、「見つけてよかった」「見つけたんだよ」の情感、思いの説明が少し匂います。

ここで考えたいのへ名詞はどうかということです。名詞はより写生的にしたいときに適しているという説があります。脱説明も解決といことになります。

名詞として「引き出し」を入れてみました。

引き出しにある句張の情景だけを表現しました。「亡き」も省きましたが、少しやり過ぎかな。

"引き出しに父の句帖や春の雪

いろいろ申しましたが、私も勉強させていただきました。ご理解いただければ幸いです。

点数: 1

「最強の寒波来るぞとミシュランマン」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 最強の寒波来るぞとミシュランマン

頓さん、こんにちは。
拙句「梅の香り〜送迎バス」にコメント有難うございました。
「送迎バス」がみなさんの想像を掻き立てたようで、思いがけないことでした。これは、ごく自然に、梅林公園の送迎バスなのです。
しかし、読みようによっては色々にとれますよね。老人ホームとか。未来との送迎と読んでくださった方もいらっしゃいました。嬉しいです。

最近、私の当句の頻度が早いとのこと、自分でもそう思います。
早くした理由は、いただくコメントがあまり多くなると、読みにいくのが大変になるからです。
早くするにあたって、投句の内容を変えました。それまではお題を中心にその都度考えていましたが、最近は、これまでの句帳の中から、悩んだり、迷ったりして結局出さなかったものを「道場でご意見を聞く句」として抜き出しておき、そこから順番に投句しています。ですからスムーズです(笑)。

さて御句、ミシュランマンの反応はさまざまでしたね(笑)。私はこの会社はタイヤから入りましたから、今でもミシュランと言えばタイヤです。すぐにあのキャラクターが浮かびますが、若い方や、車にあまり興味のない方はやはりグルメでしょう。
ところであのグルメのためのミシュランガイドは、タイヤのミシュランが本業のタイヤをすり減らせるために考えた企画で、そのために、わざわざフランスの郊外の遠くの店を選んで載せているってご存知でしたか(笑)?
今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

「鳥果てて蒲団の中にやすらけし」の批評

回答者 めい

添削した俳句: 鳥果てて蒲団の中にやすらけし

ヒッチー、
御句読ませていただきました。
初読、鳥が死んで布団の中で穏やかに、している。
どういうことなん?
誰か亡くなったのを鳥に例えてる?
コメント読んで、あ、羽毛ね。
それも、かなり、重いテーマ。
このテーマをスマートに表現するには、先生クラスでも、かなり、難しいと思われます。
よく、チャレンジされましたね。
その、気概は、素晴らしいと思います(語彙力😅)
イサク様、なお様がもし、来てくださったら、
是非、読ませていただきたいです。
🙇‍♀️

点数: 0

「百度石願いも隠す吹雪の夜」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 百度石願いも隠す吹雪の夜

東野宗孝さま、こちらにも失礼します。
何句か投句されていますね。すごい着眼点で素晴らしいです!
お寺とかではなく百度石に焦点を絞られていて、鬼気迫るようなリアリティがありますね。

気になったのは、
〇「百度石が願いを隠している」「吹雪が願いを隠している」とどちらにも取れてしまう、山本山の形になっています。
もちろん前者では意味不明なので後者だろうと推測はできるのですが、やはり一瞬迷ってしまうので損な形かと思いました。

〇百度石が吹雪で埋もれているのを見て「願いも隠れてしまっているようだ」と感じたということですよね?
その作者の感情は詠まず、淡々と光景を描写した方が想像の余地のある、深みのある句になると思います。雪に埋もれた百度石の光景が伝われば、読者はそこから色々な思いを馳せてくれると思います。

・吹雪く夜や見えなくなりし百度石
・百度石を覆ひ隠せり大吹雪(上五字余り。「おお」の韻を踏んでみました)

またよろしくお願いします!

点数: 0

「鳥果てて蒲団の中にやすらけし」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 鳥果てて蒲団の中にやすらけし

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
御句拝読しました。
鈴蘭さんと同様に、私も、可愛がっていた鳥さんが死んでしまったので、布団に寝かせてあげているという句だと思いました。それはそれで、いい句だと思いました。
そしてコメントを拝読して、「えっ!?」、全然違いました。
それでも私は、下五のやすらけしを、作者に安らかな眠りをもたらしてくれるという意味だと思っていました。これもそうではなく、そこが鳥たちの安住の地みたいな意味ですね?

少し、私のような誤読を避けるために、わかりやすくしてみてもいいでしょうか。

・鳥死して残す羽毛の蒲団かな
・鳥果てて羽毛蒲団に生き返り

やすらけしは入れられませんでしたが、羽毛はそのためにむしられるのではないとすれば、供養にもなり、「安らか」に通じると思います。
どうぞよろしくお願いします。

点数: 0

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