「亡き父の句帖見つけし春の雪」の批評
回答者 独楽爺
添削した俳句: 亡き父の句帖見つけし春の雪
はじめまして。
説明的でないかどうかについて、少々コメントさせていただきます。焦点は動詞の「見つけし」だと思います。
そもそも俳句における動詞は説明になりやすいと言われています。原則一つ、せめて二つと数の制限もいわれています。
「見つけし」はやはり説明、「見つけてよかった」「見つけたんだよ」の情感、思いの説明が少し匂います。
ここで考えたいのへ名詞はどうかということです。名詞はより写生的にしたいときに適しているという説があります。脱説明も解決といことになります。
名詞として「引き出し」を入れてみました。
引き出しにある句張の情景だけを表現しました。「亡き」も省きましたが、少しやり過ぎかな。
"引き出しに父の句帖や春の雪
いろいろ申しましたが、私も勉強させていただきました。ご理解いただければ幸いです。
点数: 1