▼おすすめ小説!
返信一覧の表示
異世界エルフのユキくんは (No: 1)
スレ主 ワルプルギス 投稿日時:
小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n5526gt/
批評は批評でほしいのですが、原案者の方を探しています。
昔(2017年頃?)、このライトノベル作法研究所の掲示板に「こういうプロットで書いてもらえませんか」というリクエストが出来る板があったんですね。
リクエストする人はそこそこいましたが、それに応えて書く人はあまりいなかったので、いつの間にかなくなってしまいました。
で、これはその板が無くなる前に酔狂な私が手を挙げて、プロットと設定をいただいたものです。
もらった元プロットを基に大雑把な自己流プロットまで組んだところでリアルが忙しくなって放置→忘却してしまい、2020年に思い出した時には掲示板ごと消えてて手がかり無し。
仕方なく自己流プロットを最後まで組み上げて今回連載を開始したという経緯になります。
もし、自分が原案者かもという方おられましたら、ご連絡ください。
あらすじ(プロット)
普通の中学生、浅賀幸正はある日奇妙な夢を見た。
夢から覚めるとそこは異世界、目の前には透明な風の妖精が居て……!
これは、世界を好きになるための物語
元プロットは異世界転移したユキが始祖エルフになって無双するけど、
強すぎて排斥⇒和解するお話でした。
自己流にプロット組みなおすにあたって排斥の辺りの流れをはっきりさせるために
目的:趣味で書く
要望:たのもー!(ボコボコにしてください)
この小説を批評する!異世界エルフのユキくんはの批評 (No: 2)
投稿日時:
まず先に書いておくと、俺は令和になってからこのサイトに来た新参なので、お探しの原案者は残念ながら知りません。
で、その上自分の原稿が今良い所に来ていてそこまで深く読み込めないまま、批評を書くのですが、お許しください。
まず、総評としてはとても分かりやすく・読みやすい書き方をされており、八話までのところで行くと、冒険が始まりそうなワクワク感をいい感じに煽ってくれる作品で、とても続きが読みたくなるものでした。
気になるところが数点あるとすれば、全体的に展開が早すぎるかなと思いました。
現行のままの方が読みやすいのは事実なのですが、『仲間が増える/主人公が事情を理解する』みたいなシークエンスが延々続いてる感じで、もう少し丁寧な風景描写や本筋と関係のない事件・小話が欲しいなと感じました。
特に顕著に思えるのが、『エルヴィナが精霊王になる~リエルに事情を説明してもらう』までの(三話~六話)あたりが結構急すぎ、というよりトントン拍子に進みすぎて、もう少し勘違いネタや魔法を絡めた事件が起こってもいいのにな、と思いました。
あとは、やむを得ないのかもしれないですけど、リエルや学園長などが作品背景・魔法などの説明をするときのセリフが長台詞すぎる・長台詞が連続しすぎるように感じました。
反面、八話のアクション描写はやや丁寧に書かれすぎている気がします。対峙する二者の動きをそれぞれバラバラに書いているせいだと思うのですが、勢いに欠ける感じが所々に見受けられました。
総括して言うと、『読んでいて面白いし簡潔で分かりやすいんだけど、もう少し丁寧に描写したり少し主人公たちに寄り道させたい感じ』です。
俺の趣味込みの具体案で言うと、アクションシーンと台詞での世界観説明以外の部分で文量を増やしてほしいという感じでした。まぁ、趣味込みなのでこの案は採用しなくてもいいですが、イチ意見として書いておきます。
長所。良かった点
コメントのところにも書きましたが、文章がわかりやすく簡潔で、またしっかりとした大筋に沿って真っすぐ進んでいくので、とても読みやすい・続きを読みたくなる出来栄えでした。
良かった要素
ストーリー 文章
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。
異世界エルフのユキくんはの批評の返信 (No: 3)
投稿日時:
大野知人さん、素早いレスをありがとうございます。
なるほど、展開が早いですか。
本筋を進めるのに注力するあまり、余裕がない作りになってしまうのは別作品でも指摘されたことがありますので、私の弱点なのでしょう。
一応、本作においてはクラスメイトたちとの関係が転や結の展開で割と大事になってくることがあり、寄り道は彼らが出てきてからにしたいかったという思惑もあります。
しかし、どうしても登場人物が増えるので書く時の難易度が上がってしまい、そのあたり上手く制御できていないなという自覚があります。特に割を食っているのが子竜のクゥちゃん。……冒険にもついてきてますよ、ええ。
説明と長セリフに関しては自分でも感じていたところで、特に2話続けて説明回にしたのは拙かったなぁと反省しております。
お忙しいなか、丁寧なご感想を頂きまして、ありがとうございます。
異世界エルフのユキくんはの批評 (No: 4)
投稿日時:
現在公開のところまで全て読みました。感想を述べます。それと、私はお探しの方ではないので、よしなに。
単刀直入に総評を述べますと、設定とか描写は丁寧だけど、面白みに欠ける、です。
理由として、まずキャラに魅力が乏しいです。
主人公は世界のことを知らないから、過去が暗いから、それらの理由でけっこう受け身で、彼の信念や目標が見えてきません。
ヒロインはいい子ですが、いい子過ぎで都合が良く見えてしまいますし、その他、登場人物もみんな良い人で、いかにも創作物という感じがしました。
ただ、そんな中、ロキの異質さが際立ち、あまり登場していないにもかかわらず、ロキがものすごく魅力的な敵に私は見えてしまいました。
次に世界観や設定ですが、これは概ね良いと思います。ロキの思惑により異世界に連れてこられた主人公(意訳)魔法使いやドラゴン、魔法学校なんかはテンプレですが、そのテンプレを遺憾なく発揮し、面白いです。
ただ、感覚的な問題ですが地の文にファンタジー成分が足りていない気がします。個人的にはもっと、ファンタジーぽい語感が欲しいところです。
最後にストーリーや構成ですが、全体的にローテンポが否めません。あまり、なろうの書き方について詳しくないのですが、一話一話、話が進行するものの、見せ場(カタルシスがあるスカッとするシーン)が中々こず、もどかしさを感じてしまう、例えるなら、ずっと推理シーンで「犯人は貴方です!」をおあずけされている感覚です。
洞窟での戦闘シーンが、私がいうところの見せ場に該当するのかもしれませんが、それに関しても、手に汗握る、勝つか負けるかの勝負って感じじゃないので、私的には普通のシーンです。
流石に三万字近く読んで、カタルシスが起こらなかったら、飽きがきてしまいます。
それと、何がしたいのか、もとい、何が目標なのか?が分かりにくいのも致命的と思います。現状、世界を好きになる、ドラゴンの親探し、ロキとの因縁、学校の目標、異世界での生活、など様々な目標が展開され、途中放棄されています。
これだと、読者が何を応援すれば良いのか分からず、感情移入しづらい構成となっています。一つ一つの目標を単独した話で解決した方が、分かりやすいと思います。
大野さんが言ってた通り、説明がサクサク進み分かりにくいポイントも結構ありました。例えば、ヒロインが精霊王になったシーンなんかは、唐突でしかも、この世界の魔法の程度の説明なしでやられたから、主人公の強さが分かりにくく、飲み込みにくかったです。
長台詞に関しては、連発は良くないですが、悪くはないと思います。しかし、地の文も若干読みづらく、最後の方は斜め読みです。すみません。
まとめますと、世界観は面白くストーリーも起伏があるが、大きな見せ場となるポイントが中々現れず、登場人物も感情移入しにくく、面白みに欠ける、です。
何かのお役に立てれば、幸いです。
良かった要素
設定
異世界エルフのユキくんはの批評の返信 (No: 5)
投稿日時:
s.sさん、丁寧な批評ありがとうございます。
私自身、連載というやり方は初めてで、毎回悪戦苦闘しています。
見せ場がないとか説明過多はその影響であり、まだまだ精進が必要ですね。
目標は後で回収していく予定で散らしているので、現時点で気になるという事であれば
ちょっと強く張りすぎてしまったのかもしれないです。
完全に忘れられても伏線にならないんですが、あまり意識されるようでもよろしくない……
逆に、いくつかの部分は意図したように読んでもらえてるなと安心しました。
今後の参考にさせていただきます。
異世界エルフのユキくんはの批評 (No: 6)
投稿日時:
丑年だからといって、ミルクボーイのネタを振らなくいいんだぜ?
長所。良かった点
はじめてなろうでスクールすれば読めることに気付く…意外に読み易く街までスルッと読めた。
良かった要素
キャラクター 設定 文章 オリジナリティ
異世界エルフのユキくんはの批評の返信 (No: 7)
投稿日時:
感想ありがとうございます。
テレビは見ないので、ミルクボーイも漫才師であることぐらいしかわかりません。
何かネタがかぶっていても偶然でしょう。
異世界エルフのユキくんはの批評 (No: 8)
投稿日時:
えー! ミルクボーイネタ一緒にやろうよ!!
ほな、行くで!
「それじゃ、一緒に考えようか
他に何か言ってなかったか?」
長所。良かった点
なろうがよく分からないが、アクロバットな場面転換だなぁと
まあ、パズル式で作る俺が指摘するのも難だが…
良かった要素
設定 文章 オリジナリティ
異世界エルフのユキくんはの批評 (No: 9)
投稿日時:
せっかくなのでこちらにも記載しておきます。
連載完結しました。
ラ研の長編の間にも投稿しております。
異世界エルフのユキくんはの批評 (No: 10)
投稿日時:
どうもワルプルギス様、こんにちは。
作品を8話くらい読みました。感想を書きます。
この作品を読んだ感想として思った一番良くないところですが、対象読者層が全く見えてこない作品だなと思いました。
年代や性別とかじゃなくて、どのような既存作が好きな方に読んで欲しいのかがここまで読んでも全然見えてこないので、可能なら読了したかったのですが残念ながら断念することにしました。
全31話の中で8話まで読んでもどういう展開を売りにした物語なのか直感的にわからないのはキツイです……
他の方の感想を見た限りでは後半からシリアスめな戦いに移っていくようで、ほのぼのとした雰囲気が続かないことを残念がる方もいたそうですが、私は逆に最初からそっちが読みたかったです。
このままだとどちらの雰囲気が好きな方も突き放すような内容になっているのではないかな、と危惧しています。
異世界エルフのユキくんはの批評の返信 (No: 11)
投稿日時:
ご感想ありがとうございます。
対象読者層かー。うん、考えてないですね。
頂いたアウトラインで書いていることもあり、
前半は、筋書きに沿ったうえで如何に後半のための伏線を張っておくかの勝負でした。
まあ、それで読者を突き放してちゃ意味無いんですけどね。
できればで良いのですが第19話を読んでいただけないでしょうか。
割と頑張って書いたバトルシーンなので、バトル得意な如月さんに見てもらいたいなと思います。
異世界エルフのユキくんはの批評の返信の返信 (No: 13)
投稿日時:
どうもワルプルギス様、19話を読んできました。
軽めですが感想を書きます。
全体的に思ったこととして、固有名詞の比率が高いですね。
中盤を飛ばして作中用語の知識がない状態で見ている、ということを配慮に入れてもかなり多いと思いました。
仮に全部理解できる用語だったと仮定しても、動きの説明の比重が軽いので「戦闘→レスバという名の休憩→戦闘→独白……」みたいなローテーション気味の構成が繰り返されているような感じに思いました。
以前私の作品の感想でモンハンに触れられていたからモンハンを例にして説明しますけど、本気を出すまでの間のドラゴンが大技を放った後に毎回「今の内に回復薬飲んでね。元気になったらもう一度勝負しようや」と言わんばかりに棒立ちして待っているみたいな風に見えました。
これがフルフルやオオナズチみたいな動きが緩慢で飛び道具や絡め手主体で戦う奴なら別にいいと思います。
でもこのドラゴンをリオ夫婦やティガレックスみたいな武闘派にしたいならそういう訳にはいきません。もっと強烈に攻め立ててもいいような気がします。
私なら前半の肉弾戦をもっと強めにしますね。はっきり言ってもっと殺す気で行ってもドラゴン基準で見たら充分手加減になると思います。
異世界エルフのユキくんはの批評の返信の返信の返信 (No: 17)
投稿日時:
こちらのリクエストで読んでいただいたのに、リアクションが遅くなって申し訳ありませんでした。
>全体的に思ったこととして、固有名詞の比率が高いですね。
専門用語の多用は、設定をゴリゴリ組み上げるのが好きな人間の定番弱点ですね。
単に減らすのが良いとも限らないので、難しいところです。
>でもこのドラゴンをリオ夫婦やティガレックスみたいな武闘派にしたいならそういう訳にはいきません。もっと強烈に攻め立ててもいいような気がします。
んー、脳内をもう少し新しいVerにアップグレードしなくては。
昔のリオ夫妻はマジでターンバトルだったので、回復薬を飲む機会もありまくりでした。(どうでもいい回顧)
前半戦の緩さは、ドラゴン乱舞からの苛烈な戦況との対比のためにある程度意図したものではあるわけですが、ちょっと緩すぎたのやもしれません。
次作を書く時の参考にさせていただきます。
異世界エルフのユキくんはの批評の返信の返信の返信の返信 (No: 18)
投稿日時:
鍛錬室の方にも長く返信がないのであきらめかけていましたが、確認ができてよかったです。
また少し追記します。
>昔のリオ夫妻はマジでターンバトルだったので、回復薬を飲む機会もありまくりでした。
もしかしてワルプルギス様は2ndGまでしかプレイしたことがない方なのでしょうか?
私はクロスシリーズしかプレイしたことがないので、それより先もそれより前もスピード感は把握していないのですが、2ndGより前のプレイ動画を見たらめちゃくちゃ遅かったですね……
ちなみにモンスターのリファインの間隔は初代~2ndG,トライ~トライG、4~XX、ワールド以後という感じだそうです。
私は4~XXの環境基準で見ているので、この頃のリオ夫婦はかなりハイスピードな調整がされていると思います(特に上位個体の金レイアが隙潰しの面でかなり悪名高い)
私もワールドより後の作品はプレイしていないので、旧式の知識かもしれませんが……(それでもXXはスイッチ版が出たこともあり、今もオンライン人口が多いですけど)
今回のドラゴンの場合、知性があって言葉も話すので、ほとんどムービーイベントの差し込みみたいな仕上がりと思います。
今思い返すと正直、フルフルやオオナズチと同列にするのはおかしかったです。むしろアクションゲームがムービーに侵略されているというべきでした。
ストーリーの上で大事な会話パートなのかもしれないですが、戦闘シーンとしての評価をくださいという形で読んだら「読みたい(評価したい)ものがいつまでも来ない」ので、辛口にしざるを得ませんでした。
……あと、これは鍛錬室に返信がないから重ねてお願いしますが。
プロローグ掲示板の記述を元に批評する場合、そちらに記述してある別のことを知らないというのは今後やめてほしいです。
シャロの路線変更のことをどこまで減点に反映しているのかはわかりませんが、クラウの設定はプロローグ版にも書いています。それを知らないからというのは決してフェアな主張ではありません。
異世界エルフのユキくんはの批評の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 19)
投稿日時:
>ちなみにモンスターのリファインの間隔は初代~2ndG,トライ~トライG、4~XX、ワールド以後という感じだそうです。
モンハンはG~XXまでですね。
2ndGの頃は私程度の腕前でも金レイアソロノーダメとか普通にやれました。
3rd以降はノーダメは厳しい……
>プロローグ掲示板の記述を元に批評する場合、そちらに記述してある別のことを知らないというのは今後やめてほしいです。
シャロが性格山岡だってのは創作掲示板で出た話だったかと思います。スレタイトルまでは覚えてないので掘り返して無いですが。
プロローグ掲示板で「シンセティック・シューター(仮題)」のスレを確認してきましたが、シャロの性格が山岡だとは書いて無いですよ。
同スレでクラウに関する部分を読んでも、分かることは近接系魔法戦士だってことまでですし。
シャロの方が7:3で勝つとか、クラウの戦闘スタイルがシャロに完封されるとか分かる情報は無いですよ?
むしろ、必殺技の魔法光波があるので、それが遠隔範囲薙ぎ払えるような技なら1対多戦闘をこなせる可能性すらあるなと読みますが……
正直、これで卑怯だと怒られても訳わかんない状態です。
なので、表現だけちょっと修正して後はスルーしておりました。
なお、シャロが良い子であることは別に点数には影響して無いです。私はクライマックスがもっとシャロの本質が見えるシーンであるべきだったと思っていて、ひねくれものでもいい子でも、それが見えなかった時点で残念なのです。
異世界エルフのユキくんはの批評の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 20)
投稿日時:
もっとも、
「そういう事なら最初の批評に『シャロってこんなキャラでしたっけ?』的なことを書くな」
というのは正論ですので、そこの指摘は心に刻んでおきます。
異世界エルフのユキくんはの批評 (No: 12)
投稿日時:
大野です。出先で鍛錬投稿室の方に批評を書かせていただいたのですが、上手く送信できてないかもしれないので、こちらにも同じ内容を貼っときます。家に戻りました。
八話まで読みました。
他の方の批評を読むと「前半スローライフ、後半シリアス系バトルもの」の形になっているように見えるのですが、前半がスローライフものとして出来が良かっただけに、スローライフのまま最後まで走ってほしいなあ、と感じました。
さて、ここからは「読んだ」部分の批評。
まず、8話までですが、文章も読みやすく、テンポも良かったように感じます。
他の方には滅多に言わない細かい指摘ポイントを言うなら、もう少し「地の文での文語と口語のバランス」を考えた方がいいかもしれないですが、現段階で文章そのものはプロ並みに読みやすいです。
展開について言うと、リエル先生との初対面でもうひと悶着あってほしい、かなあ。
読む限り、「ロキ」はかなりなんでもありのキャラに読めるので、「嘘判別の魔法を潜り抜けているかもしれない」位は疑ってほしいのと、ロキに対する悪評の割りにはリエル先生の態度には恐怖も毅然と立ち向かう様も見られず、どっち付かずにへりくだっているように見えました。
また、学園長による歴史解説のシーンは、長台詞過ぎるのと、これを入れるのが早すぎる印象。リエル先生がすでに名前を出しているので、エルヴィナが簡単に解説して、その後で学園長が初登場して解説してくれても良かったかも。
細かいポイントです。
冒頭。「本当はもう少し前から~」→「本当は少し前から~/もう少し前から~」の方が、読みやすく感じます。といっても、かなり細かい追求点なので、感性に合わなかったら無視してください。
続いて、「しかし、美味しそうと言われても」ですが、やや危機感の薄い感じに聞こえます。「美味しそうなどと(物騒な)ことを言われても」等のように、少し緊張した空気を入れたい。ちなみに、括弧内はなくてもいいです。
魔法の初使用シーンでの、「構成」という単語の多さは少し気になります。ユキは日本出身なので「漫画で見た魔方陣」などの表現を入れるといいと思います。
冒頭部に関して言えば、エルヴィナの説明が感覚的ながらも芯をとらえていて、「未知の異世界」を分かりやすくかけていたと思います。
反面、ユキを中心に書いているので、「ユキに見えていないもの」の描写が少し足りなかったように感じます。
学園に来るシーン。大きな扉というより、門では? あえて異様に大きな扉なら、その異様さをもう少し強調してほしい。
門番の台詞、「当日受付歓迎」だと文語的過ぎるので、「当日受付大歓迎」か「当日受付でも歓迎」のがいいと思う。
魔力のランクについて、「とりあえずて一番上に回される」ってのの意味がわからなかったです。精霊王の発言にそういう強い効力・実証性があるなら、もう少し敬った喋り方にするべきだし。
学園長の初登場シーン、「思ったより、一回り大物だ」でも通じますが、今度は口語的すぎるので、「予想より、また少し大物であった」などとしたい。
学園長の歴史解説のシーンはやはり長いっす。地の文挟もうぜ、せめて。
通貨レートについてですが、金貨というワードには日本人は「大判/小判」でイメージしがちなので、金貨百枚は高価に聞こえます。
地の文で現実世界との比較を書きたいところ。
と、まあ八話まで読みましたが、スローライフものとしての出来はとてもいいと思います。
すみません、まだ一・二ヶ月はリアルが忙しい状態が続く感じなので続きの批評を書くのが難しいかもしれません。
どのみち他の方にもにたようなお願いをするつもりなので、多分余裕はまだまだあります。とはいえ、必要とされないものを書く余裕もなく。なく「できればほしい」場合なら、少しした後に続きの批評を書きますが、もし必要ないようでしたらそう言ってもらえると幸いです。
良かった要素
ストーリー
異世界エルフのユキくんはの批評の返信 (No: 14)
投稿日時:
大野さん、わざわざこちらにもありがとうございます。
嫁がワクチンの副反応でダウンしてたので返信遅れました。
嘘判別魔法は、御作の魔術探偵同様に直接的に嘘を言わずに誤解を誘う話し方ならすり抜けられる設定。
ロキがそのすり抜け方を知っているとリエル先生も知っているので、
逆にそうした話し方をしないユキを信用したわけです。
……説明するとクソややこしい and 純真なユキ・エルヴィナには理解が追い付かないので、まるっとスルーしたのですが、確かにもう一段階疑っても良かったかもですねー。
学園長の説明は、反省しているところで。
どこかで入れとくべき情報なんだけど、あそこで入れるのは明らかに間違ってたよなーと思いつつ、
どういう形で入れるのがいいのかが自分でもまだ見つけ出せてない感じです。
文語・口語については、あまり考えてなかった切り口で参考になります。
作品的には口語に寄せたいところですが、多分自分の普段の思考が文語よりなんだろうなぁ。
残りの部分の感想もぜひ頂きたいので、ゆっくりで良いですからよろしくお願いします。
異世界エルフのユキくんはの批評の返信の返信 (No: 15)
投稿日時:
9話。全体的にだけど、戦闘シーン以外でのキャラの行動描写や背景描写が薄いように感じるなぁ。ユキが誰かと会話するわけでもなく、ほぼ解説だけで終わるから、ご都合感がある。
あと、クラスに何人いるかとか、世界観的にどういう種族が居るかとか。大勢の人数が集まるシーンなんだから、そういう部分をユキが観察して、地の文に書けばいいのに。
10話。クラスの方針がどうなったかを早い段階で書いておいて欲しいなぁ。あと、なんでクラス全員でダンジョン探索しないのかが謎。極端な話、前衛後衛で分かれた上で、前衛が足止めを行った後にしゃがみ/後衛による一斉射撃を叩き込むのが最高効率では? とか思っちゃった。
11話。地味だが、『クーちゃん』の箇所と『クゥちゃん』の箇所があります。
どーでもいい話だけど、『一部の構成だけ作ってない状態の魔術』を用意して、その場で構成を制作・組み込むことで高速かつ応用の利く運用が出来るんじゃないの?
エンチャント氏族とか、ちょいちょい読者の知らん言葉が出てくる……。すっごい短くても良いから、説明が欲しいっす。
魔法で狙い撃つことが出来るというけれど、弾道上に障害物(盾とか)があれば防げるんじゃない? &ある程度の難易度のダンジョンなら、それくらいの準備をした方が良いんじゃないかなぁ。
あと、地味にさっきから、ユキ君の判断が他人任せor『どうやら自分は強いらしい』という謎の自信のみで決まっており、キャラとしての理性の深みが無いように見えます(変な表現ですが、解釈してください)。
……ええっと、『筋道と追った思考を挟んでいなくて、人物としてのリアリティに欠ける』って感じです。
あと、地味に気になるんだけど、『魔晶石』って魔力の塊ですよね? で、精霊王の仕事は『魔力だまりを元素力に変換すること』。魔力が集まって魔晶石が発生し、かつ魔力溜り的な『魔物を生み出す作用』が魔晶石には無いなら、精霊王の仕事は必要ないんじゃね? で、逆に『魔晶石を持っていると魔物化する恐れがある』なら、そもそも魔晶石を採取するべきではないでしょう。
それともう一つ、魔力だまりが精霊王に浄化されるってことは、そこからは魔物が生まれ無くなるってことで、魔晶石も産出しなくなるわけですよね? そうなった場合、魔晶石を商売道具にしている人たちは商売が安定しなくなってしまう訳ですが……。精霊王の存在って、経済的にはむしろ迷惑なのでは? 一般道徳的にどうであれ、絶対排除しようとする人たちがいる気がする。
12話。モトリが『人間サイズだとしたら、5体分くらい』って言うの違和感。『五人』じゃダメなの?
あと、折角なら『死臭うんぬん』の話を聞いた後に、ユキもクンクンしてみて、実際に嫌なにおいをかぎ取るような描写が欲しいです。
『妖精のころだったら、近づけなかったと思う』というなら、『精霊除け』ではなく『妖精除け』にした方が良いかも。今の名前が『精霊』王なだけに、なんか違和感。
ファンタジーの世界観なのに、『筋肉を電気で動かす』という発想があるのはチョイ違和感。
蜘蛛が何属性だろうが構いませんが、糸を使えるんだから雷魔術じゃなくて自分の糸で死体を操ればいいのに。後個人的には、巣を張っていないのも違和感。まあすぐ死ぬっぽいし良いんですけど。
13話。10話のところでも書きましたが、クラスの人数も、種族内訳も、目立つ奴の自己紹介・ユキから見た観察モノローグもないので結構どんなキャラでも出てこれる感。
あと、準備期間が一か月近くあるんだし、『顔料の用意に時間が掛かる』って言っても、一週間もかかる訳じゃあない。工場制手工業方式でやれば、全然問題ないと思うがなぁ。
特にアーベルは、鋳造系の一族なんだから、大量生産のためのノウハウはあるはず。そこら辺でもう少し冷静さを見せてほしいです。
あと、前にも書いたけど、ユキが徹頭徹尾頭を使っていない。周りの議論を聞いているだけで、主人公としては『ちょっとどうなの?』と思ったり。
高級品を売ろうとすれば、それなりのコネとかが必要なはずだけど……。そこの部分こそ、魔法ではどうにもならないので、まずそれが無理だと気づいてほしい。っていうか、それが無理じゃない辺りにご都合感を感じます。
相場は分かんないけど、多分『金貨1千枚の品を20品売る』よりも、『金貨20枚の品を1000売る』方が小売り的には楽だと思うがなぁ。品質保証が出来ない以上、ぽっと出のそれも学生が高級品を売るのは無茶がある展開だと思います。
ライルの親のコネを使っても良いだろうけど、それをするのは『家のお金・財産を使ってはいけない』ルール的に大分グレーだと思う。
14話。ティンカー氏族の説明が長い。っていうか、個人的には『どうでも良い設定読まされてる感』があります。
会って数日とかでロマンスと言われてもなぁ。無理やり恋愛要素突っ込みつつ、ティンカー氏族の説明に繋げたようにも見えます。穿った見方をすればですけど。
16話。ここまで読んだ感じ、クゥちゃんの存在意義が謎だなぁって。アニメや漫画なら、絵面的にマスコットが必要な場面もあるだろうけど、クゥちゃんって必要なキャラクターですか?
17話。前言撤回、と言いたいところですが。逆に言うと16話までの間じゃ初対面とアーベル炙ったくらいしか活躍・エピソードが無いので、いかがなものかと。
あと地味ではありますが、ドラゴンは『成体』の方が好きだなぁ。
18話。生物オタとしては、『角が後ろ向きに突き出てるのって、角としての役割を果たしてないよなぁ』と思ったり。デザイン的なアレなのはわかっているので、気にしないで下さい。
ドラゴン相手にユキが防御魔法を使うシーン。これまでさんざん『もとはただの中学生だったのだ』とか『日本から来たユキには戦闘経験などない』などと書いて置いてこの土壇場でだけそういう度胸を発揮するって言うのは、キャラがぶれているように感じました。
あと、ドラゴンの言動にも違和感。怒りで我を忘れてるって割に、アーベルとは冷静に話しています。一方、アーベルと冷静に話している割にユキ・アーベル・リエルのやり取りを見て『なんかおかしいな?』と気付かない。
まあ、ポンコツキャラならそれでもいいんだけど、現状では違和感。
要するに何が言いたいかと言うと、『リエル以外のキャラにも、ユキとロキの関係を知らしめよう』という作者の考えがあからさまに見えてしまっていて、不自然に感じるという事です。
19話。アーベルって、重力系の魔術使えないんだっけ? ドラゴン相手に戦うなら、ある種必殺技的に『飛び上がる→空中で自身の重量を加重→斧の魔術を起動しつつ、切れ味と重量で押し切る』くらいはしてほしいかなぁ。趣味ではありますが。
『魔力から直接元素力を得る魔術』という仕組みは理解できますが、見栄えの問題として、あえて火属性を使わずに戦ってほしいなぁ。あと、属性不利じゃね?(趣味)
20話。この世界のロキの悪行を考えるに、『素直に返す方がむしろ怪しい』と疑われるんじゃないかなぁ。クゥちゃんを洗脳しているとか、何らかの物騒な魔術をクゥちゃんの体内に仕込んでいるとか。
21話。アーベルがギリギリ生きているというだけでも、書いてほしいなぁ。20話で『成れの果て』とか書いてあるから、割と本気で死んでるかと思いました。22話で平然と登場するには、少し急すぎる。
ついでに言えば、『生きているからこそ、アーベル自身に責められたら、自分はもう立ち直れないだろう』みたいにユキに独白させて、もっと悩みと自分の中の心理を暴き見せてほしい。
22話。細かいけれど、『左目を中心に包帯が巻かれている』と書くより、『ケラケラと笑うような右目が覗く物の、顔の大部分は包帯に覆われている』と書いてあった方が、重症感があっていいです。
エルヴィナの黒さにムラがあるのは、むしろキャラとして良いんだけど、前述のユキの行動の随所に見える『ご都合感』のせいで、なんかクサく見えるなぁ。
23話。樹木の修復が出来て、四肢欠損の修復が出来ないのが謎でした。まあ、そこは作者が決める事だからいいんだけど。
ロキが嘘看破の魔術を攻略した記述について。これ見て思ったんですけど、『実は、「ユキ」はロキが異世界人を参考に魔術で生み出した第二人格で、事実「ユキ」と「ロキ」は魂の根本から同一人物である』という設定にして、第二人格たるユキがロキに逆らいながら『己』を確立していくストーリーとか、読んでみたいなぁ。
『「この学園から追い出すって事」 思わず涙ぐむエルヴィナ。』ってなってるけど、元はと言えば食堂でツケをするために学生になったわけであり、学園長にもらった活動資金で支払い済みですよね、多分。
と、考えるとクラスメイトとの友人関係以外では、学園にこだわる理由ないんじゃね?
文字数オーバーなんで、一回分けますね。
異世界エルフのユキくんはの批評の返信の返信の返信 (No: 16)
投稿日時:
続き。っていうか総評。ハッキリ言ってかなりバッサリ切るので、覚悟タイムお願いします。
以下、これまで以上に厳しい事を言います。
24~31話までは、まあ細かい突っ込みは一回ナシにして。
まあなんでかと言うと、『ふぁーすと・くえすと』辺りからの内容が概ね『ご都合的な面が表立って見え過ぎるなぁ』『ユキ自身の選択・意思が見えにくいなぁ』という風に感じているため、改稿するなら大規模にやった方が良いと思うからです。
リエル先生の伏線などは結構綺麗に隠せている・纏まっているように見えたのですが、ドラゴン登場&ユキの正体バレ以外では大した意味のなかったクゥちゃんをはじめ、『設定解説やドラマチックな展開のためだけに費やされたキャラ・エピソード』が多く、全体的に『余裕が足りず、無駄が多い』感じです。
ここで言う余裕というのは、『メインストーリーに関係ないキャラ性や、その他読者が愛着を持ちうるもの』であり、無駄と言うのは『ストーリー展開のために必要なのはわかるけど、そのためだけに存在しているせいで不自然』という意味です。
また、エルヴィナの言葉で立ち直るシーンも含め、ユキの行動の大半が『外的な影響』であり、ユキ自身の思考はマイナス方向に悩むか、ただ自体を傍観しているだけ。主人公としての決断力も、キャラクターの魅力としての嗜癖・弱点にも欠けており、概して『設定だけの存在』と言う風に感じました。
要するに。『ロキの体を持っていること』以外に、特段言う事が無いんですよ、ユキは。
エルヴィナはキャラクターとしてはとてもよく出来ていたと思います。大雑把ながらもワクワクさせるような世界観説明や、受動的な所のあるユキを引っ張っていく力。相手を探るために頭脳を巡らせる部分と、反面で興味のない部分には黒さを見せられない『妖精らしい』イタズラ的な面。
ただ、出来が良すぎて、『便利ツール』になってしまっているようにも見えました。
アーベル。かませ犬的な意味での『便利キャラその2』。クゥちゃんが檻に入れられた理由だったり、ユキの正体バレシーンでの被害者筆頭だったり、本人がわざとやってるとはいえユキが立ち直るシーンであえて悪意的に立ち回ったり。『ストーリーの起点で被害に遭って、ユキが引け目に感じる』っていう展開を、コイツ一人で天丼しているように見えます。被害者担当枠と言うか。
その上、ドワーフ氏族のお姫様と言うお金持ち設定&技術キャラ&委員長としてクラスのリーダーをする&戦闘力が高い設定も持っており、『設定的なキャラの濃さ』でもユキとタメを張れるという。そのため、リエル先生による『2万円稼げ』という依頼に際し、『ライルと共に企画』『前線で戦闘して材料回収』『商品の加工』『商売』まで一人四役でやってしまう。『もうアイツだけで良いんじゃないかな?』なキャラになっちゃってます。
ライル。ユキにとっての男性友人枠なのはわかるんですが……。策を巡らせるシーンが多すぎて、コイツの内面の性格が見えにくいです。母親の登場シーンでも、『ライルと母親のやり取りをユキが遠くから見る』と言う描写であり、ユキが何を感じたかに関係なく、読者は何も感じられない。
あと、アーベルとユキに関する『ロマンス』の追求が早すぎる。出会って2,3日やぞ。
ドラゴン襲撃までは非戦闘キャラ貫いてるのに、最終決戦だけ参加してるのもキャラのブレに見えます。ヒロインが全員戦闘参加してるので、あえてふざけて『俺のために勝って~』みたいな発言して、ユキの緊張を解くとか、そういう役回りが欲しい所。
総評です。以前書いた通り、これがスローライフ物なのであれば、10話くらいまではとてもいい出来だったと思います。
一方で、終盤は王道展開であったものの、王道展開に入るまでの部分で伏線張りが杜撰だったり、ご都合的展開が見える部分がありました。
また、前述の通り、キャラのブレ・ないしブレる以前にキャラとして成立していない人物、便利ツール化してしまった娘などがおり、感情移入が難しかったです。
あと、ユキ自身が頭を使っている訳でもなければ、度胸を発揮するわけでもなく、ただ状況に流されているだけなので、見ていて面白くなかったです。
大きめの問題点として、アクションシーンのためだと思うんですけど、魔術・魔法の説明が多く、それがキャラの人格に影響しているならともかく、キャラ立てを潰している部分が目立ってしまったなぁ、という印象。
(例えば、俺の『魔術探偵』においては、『嘘を吐けない』設定が潔癖さに繋がったり、『目的優先の魔術師』として育った少女が手段は正しいのに目的を見誤って負ける、『召喚・精霊魔術』を使うキャラクターが思考誘導して仲間に疑念を抱かせようとするなど、設定が人格に影響を出すように作っていました)
全体的に見て言うなら、『これは、ワルプルギスさんが作りたかったものなのかなぁ』っていう印象。より正確に言うなら、文章やプロットに『やらされている感』を感じました。最も、ワルプルギスさん自身仰る通り、他の方が原案したものだからなのでしょうけど。
書き直すにしろ、しないにしろ。些か杜撰に感じる部分がありました。
小説投稿先URL
https://ncode.syosetu.com/n5526gt/(別タブが開きます) この小説を批評する!