異世界エルフのユキくんはの批評
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異世界エルフのユキくんは(元記事)
批評は批評でほしいのですが、原案者の方を探しています。
昔(2017年頃?)、このライトノベル作法研究所の掲示板に「こういうプロットで書いてもらえませんか」というリクエストが出来る板があったんですね。
リクエストする人はそこそこいましたが、それに応えて書く人はあまりいなかったので、いつの間にかなくなってしまいました。
で、これはその板が無くなる前に酔狂な私が手を挙げて、プロットと設定をいただいたものです。
もらった元プロットを基に大雑把な自己流プロットまで組んだところでリアルが忙しくなって放置→忘却してしまい、2020年に思い出した時には掲示板ごと消えてて手がかり無し。
仕方なく自己流プロットを最後まで組み上げて今回連載を開始したという経緯になります。
もし、自分が原案者かもという方おられましたら、ご連絡ください。
異世界エルフのユキくんはの批評
投稿者 s.s 投稿日時: : 0
現在公開のところまで全て読みました。感想を述べます。それと、私はお探しの方ではないので、よしなに。
単刀直入に総評を述べますと、設定とか描写は丁寧だけど、面白みに欠ける、です。
理由として、まずキャラに魅力が乏しいです。
主人公は世界のことを知らないから、過去が暗いから、それらの理由でけっこう受け身で、彼の信念や目標が見えてきません。
ヒロインはいい子ですが、いい子過ぎで都合が良く見えてしまいますし、その他、登場人物もみんな良い人で、いかにも創作物という感じがしました。
ただ、そんな中、ロキの異質さが際立ち、あまり登場していないにもかかわらず、ロキがものすごく魅力的な敵に私は見えてしまいました。
次に世界観や設定ですが、これは概ね良いと思います。ロキの思惑により異世界に連れてこられた主人公(意訳)魔法使いやドラゴン、魔法学校なんかはテンプレですが、そのテンプレを遺憾なく発揮し、面白いです。
ただ、感覚的な問題ですが地の文にファンタジー成分が足りていない気がします。個人的にはもっと、ファンタジーぽい語感が欲しいところです。
最後にストーリーや構成ですが、全体的にローテンポが否めません。あまり、なろうの書き方について詳しくないのですが、一話一話、話が進行するものの、見せ場(カタルシスがあるスカッとするシーン)が中々こず、もどかしさを感じてしまう、例えるなら、ずっと推理シーンで「犯人は貴方です!」をおあずけされている感覚です。
洞窟での戦闘シーンが、私がいうところの見せ場に該当するのかもしれませんが、それに関しても、手に汗握る、勝つか負けるかの勝負って感じじゃないので、私的には普通のシーンです。
流石に三万字近く読んで、カタルシスが起こらなかったら、飽きがきてしまいます。
それと、何がしたいのか、もとい、何が目標なのか?が分かりにくいのも致命的と思います。現状、世界を好きになる、ドラゴンの親探し、ロキとの因縁、学校の目標、異世界での生活、など様々な目標が展開され、途中放棄されています。
これだと、読者が何を応援すれば良いのか分からず、感情移入しづらい構成となっています。一つ一つの目標を単独した話で解決した方が、分かりやすいと思います。
大野さんが言ってた通り、説明がサクサク進み分かりにくいポイントも結構ありました。例えば、ヒロインが精霊王になったシーンなんかは、唐突でしかも、この世界の魔法の程度の説明なしでやられたから、主人公の強さが分かりにくく、飲み込みにくかったです。
長台詞に関しては、連発は良くないですが、悪くはないと思います。しかし、地の文も若干読みづらく、最後の方は斜め読みです。すみません。
まとめますと、世界観は面白くストーリーも起伏があるが、大きな見せ場となるポイントが中々現れず、登場人物も感情移入しにくく、面白みに欠ける、です。
何かのお役に立てれば、幸いです。
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