RELACION 〜有力貴族の居候となった少年とその数奇な人生を〜の批評の返信
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RELACION 〜有力貴族の居候となった少年とその数奇な人生を〜の批評(元記事)
最初の設定管理を飛ばして、ステンネル公爵家の居候 編あたりまで読みました。
丁寧に描かれて、読みやすく分かりやすい書き方をされていると思いました。その辺は好印象でしたよ。
ただ、モブと思われるキャラもメインキャラも、同じような扱いで描かれているので、この人は重要なのか読み流していいキャラなのか分かりにくいため、そこが読みづらさに繋がっている気がしました。
しばらく登場しなさそうな幼馴染や、役割的に重要性が低そうな使用人まで初登場で名前まで書かれると、情報量が多い気がしました。「このキャラの名前は○○」だって決まっているのは分かるんですけど、読む側からすると特に序盤は覚えることが多いので読んでいる時点で重要度の低い情報はないほうが読みやすいと思いました。なので、メインのキャラを覚えてもらうためにも、メインキャラ以外をモブ化してもいいのでは?って思いました。
主人公が故郷を焼かれて親戚の家にお世話になり、学校に進学することになったわけですが、今までの構成ですと主人公に何が起きたのか分かりやすいですけど、「この主人公で何を描きたいのか、何で読み手を楽しませてくれるのか」までは、冒頭からは私には伝わりにくかったです。
商業的に売るなら、「作品の注目ポイント・アピールポイント」を冒頭で提示したほうがいいと思うんですけど、それが分かりにくかったです。
あらすじに「バトルファンタジー」とあるのに冒頭一万字でバトルとファンタジーの気配がないのはもったいないと思いました。
なので、冒頭を読んでもっとも気になった点は構成でした。
自分のことを棚にあげて色々と気になる点を書きましたが、あくまで個人の意見なので合わなければ流してくださいね。
ではでは失礼しました。
RELACION 〜有力貴族の居候となった少年とその数奇な人生を〜の批評の返信
スレ主 紺色わさび 投稿日時: : 0
作者です!!
まずは読んでいただき、ありがとうございます。
批評もとても内容が分かりやすく、読む中で「あーたしかに」と頷いてしまうことも多くありました。
・モブと呼ばれるキャラも〜
確かにその通りです。特にメイドのミエス、学習院の先生などが該当すると思われます。
重要キャラではないものの、作者としては我が子同然に大切な登場人物。……なのですが、その愛が逆効果となっているわけですね。
そこで読者の方々が混乱される(=どのキャラを覚えればいいのかわからない)ということも納得です。
情報量の話をすると、作者はなるべく世界観や設定の話を地の文だけで説明するのは避けていました。それは読者の方が覚えきれず、設定の羅列ばかりで退屈になるかと考えたからです。しかし、結果としてキャラのせいで同じような事態を引き起こしていたのですね。気付かせてくださり、ありがとうございます。
・何を書きたいのか、何で〜
正直なところ、これは構想の段階からあまり考えてはおりませんでした。
少年期から始め、青年期に進んでいく中で、主人公の精神的肉体的な成長を楽しんでいただく傍ら、その周囲で出会った友人らも同じく成長し恋をして、といった一人の人生を感じてもらいたい、くらいに考えていました。
ですが、この主人公が成長していくのを見てほしい、なんて書いておらず、書いてあったとしてもそれを見て「おお読もう」となるかどうかという話ですよね。ありがとうございます。確かにその通りです。
・あらすじにバトル〜
これは完全にあらすじのセンスの無さが露呈していますね。この言葉を選んだ理由は大きく二つありまして、一つは転生やざまぁなど流行りの単語が出せない代わりに何か読者を惹きつける言葉を出したかったということです。もう一つは、最終的にはそうなる予定だということです。ただ、初回から1万字あたりの段階ではその要素が一切無いことは仰る通りですし、何か別の言葉に置き換えた方が読者側に誠実ですね。
重ねてお礼を申し上げます。
厳しい言葉も使わず、良く出来ているところははっきり言ってくださり、そして作者の気付いていない部分に気付かせていただき、ありがとうございました。