ノベル道場/小説の批評をし合おう!

junhonさんの返信一覧。最新の投稿順2ページ目

元記事:恋愛を許されなかった男と男装の麗人

少し変わった境遇の主人公の少年が自立の為悩み葛藤し男装したヒロインとのやりとりが段々お互いのいい所を見せて行く部分です。

上記の回答(恋愛を許されなかった男と男装の麗人の批評)

投稿者 junhon : 0 投稿日時:

 とりあえず3話目まで読ませていただきました。
 自分はこういう重めの話は肌に合わないタイプなので、予めご了承下さい。
 ジャンル的にはラノベでもラブコメでもなく純文学ですよね。
 初っぱなからストレス・鬱展開なのでかなり読者を選びそうです。
 理由は後に明かされるのでしょうが、勝利の親の意図がよく分からず、また真澄が学費の為とは言え男装までする理由が薄い気がします。
 地の文の表現とかには大きな問題は無いと思いますが、とにかく重い。読みづらさを感じてしまいます。作中のキャラも疲れっぱなしですし。
 これは所々字下げがされていなかったり、会話文なのに最後に『。』が付いていたりと言った作法上の問題もあるでしょう。
 
 以上、自分の所感でした。
 

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元記事:俺の前世が勇者だった件

自分の文章が読みやすいか? 話が面白いか? などが気になります。ストーリーに矛盾点や、ツッコミ所があれば教えてください。
素直な意見を聞きたいです。よろしく、お願いします。

上記の回答(俺の前世が勇者だった件の批評)

投稿者 junhon : 0 投稿日時:

 とりあえず10話目『告白』まで読ませていただきました。
 ボコボコにして欲しいと言うことですので厳しめに(ニヤリ)。
 
 ストーリーとか文章表現にはそれほど問題は無く、読める内容にはなっています。
 ただ、句読点が多いと感じますね。ここいらないんじゃないかと思うところが多いです。
 まぁ、これは作者さんのこだわりとかあるかもしれないので、それほど大きな欠点ではないでしょう。
 
 一番大きな問題は物語の構成だと思います。
 4話目までも前世の描写が続くのはどうかと思います。
 せめて一話に納める。もっと言えばクライマックスの部分だけ抜き出して、第1話で目が覚めるところまでは持っていく。
 第1話は読者さんを得られるかの非常に重要な話となります。
 その後もほぼ日常の描写が続くだけなので、さっさとみんなが前世の記憶を思い出してパニック(みたいな展開になるのかな?)に持っていった方がいいでしょう。
 端的に言うとヒキが弱い。もっとドラマチックさが欲しい。
 この辺はキャラの魅力や文章の上手さで補える場合もありますが、さすがに本作にはそこまでの力はありません。
 
 以上、自分の所感でした。

長所。良かった点

主人公がドラゴンを倒せるのにスライムに負けるところは良かったですね。
俺TUEEEではなく闇の相手にしか力が利かない、また現世では勇者の力が発揮出来ないという設定はいいと思います。

良かった要素

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元記事:黒王と聖王の戒律の批評の返信

ほめほめビーム、ありがとうございます!

そうですね、誤字脱字は見直しても起きてしまうので結構悩みどころではあるんです。
なんといえばいいのでしょう、目がすべって文字を認識出来なくなってしまう事があるので
なにか良いツールがあったら教えていただく事は可能ですか?

上記の回答(黒王と聖王の戒律の批評の返信の返信)

投稿者 junhon : 0 投稿日時:

ATOKと言う日本語入力システムを使うと誤字なんかを自動で直してくれることがあって便利です。
自分はさらに一太郎2020というソフトの校正機能も使ってますね。
あと、このサイトで紹介されていたのですが、文章読み上げソフトを使うと誤字はほぼ潰せるそうですよ。

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元記事:氷弓の撃墜王と呼ばれる学園一の美少女が実は幼馴染~俺のことを馬鹿にした陽キャを彼女は許さない~

ラブコメにざまぁを組み合わせて見ました。

良かった点、悪かった点を教えて下さい。よろしくお願いします。

上記の回答(氷弓の撃墜王と呼ばれる学園一の美少女が実は幼馴染~俺のことを馬鹿にした陽キャを彼女は許さない~の批評)

投稿者 junhon : 0 投稿日時:

 えー、もう一読者として感想を書きますけどね。
 
 面白かったです! あと痒い!(笑)
 
 ボコボコにして欲しいと言うことですが特に欠点が見つかりません。
 陰キャな主人公に美人の幼馴染みというラブコメの王道に、『ざまぁ』を組み合わせるという発想がいいですね。
 ヒロインが主人公の前だけで素顔を見せ、ラブラブビームを放つ様は可愛いです。
 なろう読者の欲求を存分に満たせるのではないでしょうか。
 
 微妙な誤字がありましたので報告しておきました。ご確認下さい。

良かった要素

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元記事:黒王と聖王の戒律

宗教をモチーフに異世界転生と絡ませてみた、初の試みの作品です。
長所や読みやすさなどを教えてほしいです。

上記の回答(黒王と聖王の戒律の批評)

投稿者 junhon : 0 投稿日時:

 善悪二元論ということはゾロアスター教の世界観がベースですね。
『020 秘められたものと嫉妬』まで読ませていただきました。
 長所を教えて欲しいとのことなので褒め褒めビームを放ちます(笑)。
 
 ゾロアスター教という日本人にはあまり馴染みが無い世界観に加え、主人公を悪の側に配置するところがよくある異世界転生・転移ものと一線を画してます。舞台もナーロッパでは無く中東っぽいところがいいですね。
 さらに戒律だの不義者だの作者独自のオリジナリティーも加えられています。
 異世界に来たのにチート能力も与えられず、底辺から這い上がる成長物語と思われるところも好きです。
 文章も問題なくすらすら読め、一人称視点にしたことで主人公の内面がよく書けていると思います。
 最初にキャラクターのデフォルメイラストが載ってて、つかみもばっちりでしょう。絵も描けるのは強力な武器です。
 以上、自分の所感でした。
 
 最後にやんわりと気になるところを。
 目新しいところはいいのですが、ウケるかどうかは分からないですね。テンプレ王道は強いですから。その辺は作者さんの力量にもかかってくるでしょう。
 あと、誤字がポツポツ見られます。誤字があるとそこで読んでいるリズムが狂わされるんですよね。明らかにおかしいのは誤字報告機能で指摘しておきましたが、何と書きたかったのかよく分からず、新しい表現か? とも思えるところはスルーしました。それと僕が『ぼく』や『俺』になっているところがあります。
 

良かった要素

ストーリー 設定 オリジナリティ

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宝ヶ崎のトレジャーハンター

投稿者 ymth 返信数 : 4

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 ページを開いて頂き有難うございます。新人賞に応募しようと自分にとって三作目となる今作を書いている途中なのですが、一章を書き終えた所... 続きを読む >>

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投稿者 大和タケル 返信数 : 4

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私はラノベ作家に憧れるサラリーマンです。  5/1から執筆を始め今日で丁度3ヶ月になります。  しかし、選んだ投稿サイトが過疎っ... 続きを読む >>

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魔王を殺せ!!!!!!!!!!

投稿者 バッタ星人 返信数 : 2

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力を入れたこと→つまらないシーンを極力減らす為、場面転換や脚色演出を増やした 不安な点→自分で書いておきながら何だが、自分ではつま... 続きを読む >>

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元記事:「短編小説の見開き1ページの書き出し」という課題の提出前

短編小説の見開き1ページを書く課題を出されたので、その提出前のものです。
書いていてやっぱり自分では分からないところもたくさんあるので、是非見てほしいです。
短編は初めから読者を引き付けるようにと言われたので、初めのセリフはインパクトのある告白セリフから持ってきました。
あと、告白している人の正体は誰なのか、という部分をある程度読む人に焦らしてから、紹介する感じにしました。
もし読みにくい部分や改善点がありましたら、ぜひとも教えていただけると嬉しいです。
一応短編小説の書き出しということなので、プロットは最初のほうだけしか考えていませんが、ご了承いただけると幸いです。

上記の回答(「短編小説の見開き1ページの書き出し」という課題の提出前の批評)

投稿者 田中一郎 : 0 投稿日時:

教師が求めてる水準はわかりませんが、レベル高くまとまっていて合格点は取れる、こんな感じの評価ではないですかね。

まず細かい点をいくつか。
>>頭脳明晰、学力優秀、品行方正と三拍子
学生なら頭脳明晰と学力優秀は、ほぼ同義だと思います。三拍子としたいなら何か他の長所を並べ、続く説明描写で学力と品行にしか触れてない辺りもあわせて変えたほうが良いと思います。

>>匂い立つ柔和な雰囲気と落ち着いた情調
「匂い立つ」は外見の美しさを形容する表現なので、特に狙いがないなら「かもしだす」の方が良い気がします。

>>件の少女――姫咲結愛が
ここはスパッと「~(美)少女が」「~(姫咲)結愛が」と簡潔にしてしまって良いのではないかと思います。

最大の難点は、あまりに普通ということですね。
キャラもシチュエーションも、皆が皆、既視感を感じるものではないでしょうか。
この後続くストーリー部分があれば、いくらでも差を出す余地はありますが、課題は見開き1ページで読者をひきつけろ、ですから。
「さえない男が高嶺の花から告白された」こんな感じの一文しか印象に残らないようでは、その他多数と混ざり埋没してしまうのではないでしょうか。
短い中で難しいかも知れませんが、何かしら独自のインパクトを与える事を狙わないと最高評価はもらえない気がします。

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 「短編小説の見開き1ページの書き出し」という課題の提出前

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元記事:トドメの言葉から始まる、俺の怪盗物語

戦闘描写を見てください。
主人公は警察としても頑張っています。

上記の回答(トドメの言葉から始まる、俺の怪盗物語の批評)

投稿者 オミクロン : 0 投稿日時:

 え~……プロローグだけ読ませて頂いた感想を述べたいと思います。

 1人称と3人称(神視点)がごちゃ混ぜです。自分はすんなりと読めてしまうタイプなのですが、それでも目立っています。顕著な一例を提示させてください。

【抜粋ここから】

【そらから数週間後、俺は警察官になった。

配属先は捜査一課。

俺は嬉しかった、でも家に帰ればその嬉しさは消え去った。】

家に帰った唯一神はひとつの連絡を受けた。

―――皇帝が、亡くなった。―――

【その連絡を聞いた時は信じられなかった、まさかあの大怪盗が死ぬなんて俺は思ってもいなかった。

でも呼ばれた場所、裏の世界の葬式場に向かうとそこには2つの遺影があった。

その遺影は皇帝とペテン師の物だった。

そして、本当なんだと知った。】

「な、なんで……あんな笑顔でピースなんかした遺影なんだよ」

唯一神の隣には有栖もいた。

有栖からは見えただろう、唯一神が拳を強く握り下を向き涙を堪えているのを。

【抜粋ここまで】

 プロローグから抜粋したものですが、【】が唯一神の1人称視点で、括弧がない部分が3人称(神視点)に私は見えます。

 するとたった300文字という短い間に、4回も人称移動が発生しています。繰り返しますが、私はすんなりと読めてしまう方です。ですが他の方々からすると、カメラの位置がメチャクチャに感じられ、混乱してしまうと思います。なので人称移動は可能な限り少なくすべきです。

 付け加えれば、私も人のことは言えませんが、その部分を1人称と3人称(神視点)を入れ替えながら書く必要があるのかどうか不明です。仮に人称を入れ替わるのが演出だとしても、余りにも頻度が高すぎます。

 以下に駄文ですが、抜粋した部分を1人称視点で統一した文章と、3人称(神視点)で統一した文章で直してみました。若干の改変があるのはお許しください。

【1人称視点】

 それから数週間後、俺は警察官になった。配属先は捜査一課だ。
 俺は喜び勇みながら家へと帰る。だがその嬉しさは、ひとつの連絡で打ち砕かれた。
 親父が死んだのだ。
 その連絡を聞いた時は信じられなかった。まさかあの大怪盗が死ぬなんて俺は思ってもいなかった。
 でも呼ばれた場所、裏の世界の葬式場に向かうと、そこには2つの遺影があった。
 その遺影は親父とペテン師の物だった。
 そして、本当なんだと知った。
「な、なんで……あんな笑顔でピースなんかした遺影なんだよ」
 俺のの隣には有栖もいる。涙を見せるわけにはいかない。拳を握り締めて、涙をこらえた。

【3人称(神視点)】

 数週間後、唯一神は警察官となり、捜査一課に配属された。
 その事実に唯一神は喜び勇みながら帰路へとつく。だが唯一神は帰った家で一つの連絡を受けた。
 皇帝が亡くなったのだ。
 唯一神は皇帝が死ぬとは思ってもいなかった。
 だが裏の世界の葬儀場に唯一神と有栖は向かうと、皇帝とペテン師の遺影が二人を出迎えた。
 その遺影から唯一神は、皇帝の死を理解した。
「な、なんで……あんな笑顔でピースなんかした遺影なんだよ」
 隣にいた有栖は、唯一神が拳を強く握り下を向き涙を堪えているのを見ていた。

 私が直すとこんな感じになります。他の方が直すともっと理路整然としたものになるでしょう。プロローグだけですが私が考えるに、この作品は唯一神の1人称固定で書くべきだったと思います。

 また、推敲が足りていません。文中に無理せず入れられる情報を、取って付けたようにしているせいでぶつ切り感が半端ではありません。

 誤字脱字の数から察するに、書き終えた文章をそのまま投稿していると見受けられます。なので何かしらの記録媒体に保存してから、一旦時間を空けて改めて読み直してください。

 研究所の1章と4章を読むだけでもだいぶ改善点が分かると思います。ぜひ参考にしてください。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n7406ev/

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: トドメの言葉から始まる、俺の怪盗物語

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元記事:学園都市型超弩級宇宙戦闘艦『つくば』

 自分で自分の作品をアピールする事が憚られる為、頂いたレビューを転記させて頂きます。

見せてもらおうか! サイエンス・フィクションの魅力とやらをッ!

・2足歩行ロボットとか存在理由なくね?
・ビームサーベル? ビームなら飛ばせよ。
・なんで主人公こんなに強いの?
・十代のガキ共ばっかウジャウジャと。知識と熟練の勘が求められるパイロットなんてマトモに出来ねえだろ。

よくあるロボット物を読む上で引っ掛かる、そして「お約束」の名の元に無視されることも少なくないこれらの疑問に、この作品はすべて答えています。
それが「現実の地続きとしての異世界」を作り出し物語をリアルに感じさせるわけです。

宇宙戦艦や二足歩行ロボット、ナノマシンが当たり前に存在する異世界ですが、その物語舞台は政治背景、文化的側面、各組織の戦略的立ち位置等まできちんと言及されており「お約束」で逃げるような妥協は一切ありません。

故に、この物語は普段SFを読まない人にこそお勧めです。
「お約束」に逃げない確かなリアルがそこにあります。

上記の回答(学園都市型超弩級宇宙戦闘艦『つくば』の批評)

投稿者 kenissiki : 2 投稿日時:

かなり厳しいことを言います。

まず冒頭からして物書きとしては致命的なことをやらかしています。

ちょっと抜き出してみましょうか。

--------

 人々が生活圏を、母なる地球からその外へと本格的に拡大した、西暦2526年を元年とする宇宙歴が始まって、35世紀という長い年月が経過していた。

 今や太陽系全域とまでは行かないものの、人々の生活圏は地球近郊の宇宙空間、そして月、更にはテラフォーミングをした火星、さらに火星近郊の宇宙空間と徐々に拡大していった。

 その住処を宇宙へと広げても、人々は未だ争いを捨てきれずにいた。数々の戦火にその身を焼かれてなお、人類は争い、時に勝利し、時に敗北し、それでもなお戦乱と戦乱の間の平和を享受していた。

 宇宙歴3502年現在、人類の活動圏は木星圏まで及んでいた。地球圏の周りのスペース1、火星圏の周りのスペース2、木星圏の周りのスペース3は互いに競いあいながらも、過去の大きな文明・文化の喪失を教訓として、互いに発展していくものであると、漠然と人類は思っていた。

 時に、宇宙歴3501年2月1日、木星圏のスペース3は突如地球連邦政府に宣戦を布告し、マーズ共和国を名乗り、1年以内に自治を認めなければ、武力を持って地球連邦に牙をむくと表明した。

 宇宙歴3502年1月11日、マーズ共和国がその瞬間を虎視眈々と狙っている2月1日の期限まで1カ月を切っていた。

--------

はい、見事に文末が「~た」で終わっていますね。

卑しくも物書きならこういう単調な文章の連続は絶対に避けなければなりません。
世界観や設定を表すためというのは分かるのですが、こうも「~た」が続いては小学生の読書感想文レベルでしょう。

この時点でもう退屈で作品のレベルも窺い知れる(こういうのがこの先もずっと続くのかと思うと)というものなのですが、批評のために我慢して読み進めました。

そうそう、この冒頭で気付いたのですが、木星なのにマーズ共和国というのはどういうことでしょう?
このマーズとは火星の”Mars”とは別物なのでしょうか?
作中、特にそのようなシーンはなかったのですが、なぜマーズなのか説明が欲しいところです。

それともう一点。
テラフォーミングした火星に生活圏を伸ばすのは分かるとして、木星は無理があると思いますね。
まず生活圏を拡げるほどの資源が木星圏にあるとは思えませんし木星自体、上陸はまず不可能です。
その技術があるなら木星に住むより太陽系を出ますね。
そして何より気になるのが暦を変えた理由です。
これも壮大さを演出するためというのは分からなくはないのですが、

--------

西暦2526年を元年とする宇宙歴が始まって、35世紀という長い年月

--------

なんでこんなにかかるんですか?
なんでこれだけの年月をかけて、まだ火星だの木星だので争っているのでしょう?
ひょっとして西暦2500年あたりで文明がそっくり滅んだとか?
この無駄に長い年月についてぜひとも合理的な説明を本文中に挿げるべきでしょう。

さて、この”学園都市型超弩級宇宙戦闘艦『つくば』”の作者はツイッター上でとある問題発言をしています。
それは以下のようなものです。

--------

創作界に氾濫する冒険者という職業は、何故に右へ習えで冒険者なのだろうか?

彼らのやっている仕事の本質を見れば「傭兵」と呼ばれるべきで、きちんと訓練されているべきでは?

ファンタジーにもルールはある。それが和製ファンタジーが海外でウケない理由の一つ。ルール、知らないでしょう?

--------
ちょっとした流行のようになり、それはそれは賛否両論、侃々諤々の議論に。
――はなりませんでした。
手放しで賛同していたのはこの作者が管理する創作クラスタのメンバーばかりで、そうでない人たちは懐疑的でした。
反対意見には突っかかり、他の意見を認めようとせず、クラスタメンバー同士で”そうですよね。分かります。仰る通り”の馴れ合いばかり。
おまけに「ファンタジーにもルールがある」と言うからにはそのルールを知っているのかと思いきや、どうやらご存じないご様子。
(ルールを尋ねたアカウントに対し、作者は”なぜ教える必要があるのか?”という、実は答えを知らない人が返す常套句第一位を見事に披露)
挙げ句、この作者は「考えさせることが目的だった」という謎の上から目線の発言でこの話題を締めくくろうとしたのでした。

ところでここまで読んだ人の中には、引っ掛かりを感じた人もいるのではないでしょうか?
冒険者という職業は何故に右へ習えで冒険者なのか?
これが作者の問題提起(あくまで作者曰く)でした。
ではもうひとつ。

創作界に氾濫する超弩級という言葉は、何故に右へ習えで超弩級なのだろうか?

という疑問が浮かびませんか?
超弩級……そうです、この作品のタイトルは”学園都市型超弩級宇宙戦闘艦『つくば』”。
おそらく多くの人はご存じでしょうが、超弩級の”弩”とはドレッドノート(弩級戦艦)のことを指します。
つくばはそれを超えているということなのですから、本作にもドレッドノート(弩級戦艦)が存在していなければなりません。
ところが本文のどこを探してもそのようなものは見つかりません。

--------

創作界に氾濫する冒険者という職業は、何故に右へ習えで冒険者なのだろうか?

彼らのやっている仕事の本質を見れば「傭兵」と呼ばれるべきで、きちんと訓練されているべきでは?

ファンタジーにもルールはある。それが和製ファンタジーが海外でウケない理由の一つ。ルール、知らないでしょう?

--------

などと言っておきながら、自身は超弩級という言葉を右へ習えで使ってしまっているのです。
これでは五十歩百歩、どんぐりの背比べ。
作者はおそらく巨大なものを表す言葉について、”超弩級”しか知らなかったのではないでしょうか?
”巨大”という言葉だけでも充分に巨大であることは言い表せるのですが……。
というよりこの場合、むしろ”超弩級”という言葉を遣うとかえってつくばが小さくなりませんか?
しょせんはドレッドノート(弩級戦艦)を超えた程度、というイメージになりません?
超弩級艦船自体は現実の、それも1900年代には既に存在していたのですから。
下手をすれば、つくば=オライオン級戦艦並みなんてイメージすら定着する可能性もあるわけで。
そもそもですね、ドレッドノート(弩級戦艦)は全長が160.6mなのですが、つくばの世界ではこれ以上に大きさを比較表現する艦船はないのでしょうか?
全長170mだろうが2000mだろうが全て超弩級で言い表すのでしょうか?
それとも他の艦船は全てドレッドノート(弩級戦艦)程度のもので、そこにいきなりポンとつくば級が出てきたのでしょうか?

前述の無駄に長い年月といい、本作は登場するものをやたらと大きくしたがる癖があります。
SFは何でも大きくすればいいというものではありません。
設定の合理性や世界観に照らして小さくしてしまってもいいのです。
そもそもこのつくばの動力源はどうなっているのですか?
運用するのにどれほどのコストがかかっているのですか?
自重や積載量の計算はしていますか?
こんな無駄に大きな艦船を無駄なエネルギーを使って運用するくらいなら、さっさと解体して同機能を持ったこれより小さな艦船を複数隻作ったほうがはるかに効率的です。
宇宙歴3502年の人々はそんなことにも気づかないのでしょうか?

少し話が逸れましたが、本作はSFではありません。
ファンタジーです。
ファンタジーとして見れば設定の矛盾やおかしさも、「ファンタジーだからw」と許容できるでしょう。
もしあくまで作者がSFと言い張るのならば、SFとしての説得力を(多少強引でも)持たせるべきでしょう。
その説得力を持たせられない限りはファンタジーです。
序盤でさえこれだけの矛盾点、問題点をはらんでいる作品です。
もし作者がこの批評を素直に受け止め、その結果うまく辻褄を合わせ、SFとして一応の合理性を見出せたとしても。
次の問題である”オリジナリティの欠如”はどうにもなりません。
ひょっとしてガンダムの二次創作? と思いたくなるほど既存作品から剽窃してきたと思われる要素が満載です。
物書きならばアイデアで勝負するべきです。
たとえ文章が拙くても自分の中でしっかりと世界ができていれば伸びしろはあります。
しかし模倣がオリジナルを超えることはありません。
コピー機でコピーを繰り返しても原本より鮮明にならないのと同じです。
まずはその姿勢から改めるべきでしょう。

以上。
厳しいことも言いましたがこれを糧に自身を改めるか、へそを曲げて「こいつは何も分かっちゃいない。自分は偉大なアマチュア作家だ!」と開き直って成長の道を閉ざしてしまうか。
全ては作者に懸かっています。
創作クラスタ内でヨイショしてもらって悦に入っている間は成長も書籍化も永遠にやってきません。
ぬるま湯に浸かって作家気取りで毒を吐き続けるか、敢えて冷たい風に吹かれて研鑽を重ねるか……。
ぜひとも後者を期待します。

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