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凍った瞳

スレ主 silica 投稿日時:

プロット相談掲示板の方に先に相談させて頂いた作品です。
投稿用あらすじ
『魔術師として、世界におきる問題を解決しながら、中学生活を送る少女、雲母凍華。彼女は、問題解決のため、調査をしている途中で、一人の、名前の無い少年と出会った。その出会いから、凍華の日常は色彩が豊かになっていた――』
あらすじの方もどうにも上手い言い回しが思い付かないので、アドバイスが欲しいです。設定が気になるという人は、お手数ではありますが、小説のプロット相談掲示板で同名タイトルにて相談していますので、そちらの方のご確認をお願いします

プロローグ

#1
これから綴るは私の話。哀れな私の話。無知で、ポンコツな私の話。

#2
「凍華、火漣を探してくるから留守番宜しく」
「了解です、夜月姉さま」
我らが姉上、雲母夜月がまた帰ってこない火漣を迎えに行きます。今月はこれで3回目の誘拐なのですが……いい加減人為らざるものの皆様、学んでくれませんかね……。
とはいえ、現在時刻は夜7時ですので、勝手に晩御飯を食べてしまいましょう。夢幻姉様は……夜月姉様の影のまま、付いて行ったようですね。ということは私一人ですか。
「凍華、飯」
ああ……夢幻姉様だけ勝手に帰ってきましたね。
「とりあえずそこの玉葱を取ってくださいね。働かぬ者に飯は有りません」
「はいはい、私はこっちで肉を炒めることにするよ」

#3
御飯を食べて、お風呂に入ってから、勉強します。年齢詐欺な宵咲暁と違って、私はまだホントに14なので、真面目に勉強しなければ、授業に遅れてしまいます。
時刻が10時を回っても夜月姉さまが帰って来ていないということは、まだ暫くかかるでしょうし、寝てしまいましょうか。
夢幻姉さまは静かに本を読んでいますね。不寝番は任せておきましょう、どうせ昼は寝ていますし。
「夢幻姉さま、夜間は任せます」
「あいよー。任せとき」

#4
朝は4時に起床。朝餉を作らねばなりません。煮物を使って楽をしても良いのですが、料理は普段からしなければ出来無くなってしまいます。
本日の時程には体育は無いので、服装に関しては考える必要もありません。

「ただいま」
「お姉ちゃん、ただいま!」
火漣が夜月姉様に連れられて、帰ってきましたね。
「朝御飯の用意は済んでますので、どうぞ。火漣は……」
「休みの連絡を入れてくれるか? 神様に酒飲まされて、その分で今起きてるから。本来ならもうお眠なのよ」
全く……まだ11の子供に酒を飲ませるのはやめて頂きたいのですが……彼ら基準では普通なので説得にしにくいのですのよね。

#5
火漣の小学校に電話を入れてから、学校へと向います。今日は迷える魂も無く、普通の空間なようなので、多分学校には間に合うでしょう。
でなければ携帯電話で連絡を入れなければなりませんから。

……そう思っていた日が私にもありました。今日も楽には学校に行けなさそうです。なんで、爆発音が聞こえるのでしょうね?

すごく不思議でたまりませんが、そんなことも言ってられません。それがこっち側のことなら対応しなければなりませんし、そうでないなら……まあそうであってもですが、姉様に報告しなければなりません。 なので爆発音が鳴ってしまった時点で私の負けです、行かなければなりませんから。
まあ、睡眠時間は確保できていますし、勉学にも自由時間にも支障は殆どありませんが。
「楽しい学園生活に問題がでる、でしょ?」
後ろから音もなく近寄ってくるのは面倒くさい人です。

「なんで居るんですか? 宵咲さん」
この人は宵咲暁。世界最強の人……人? 人型の何かです。最強というよりは無敵、でも不足して、そもそも戦闘足りえなくなる存在というべきものです。
「なんでってそりゃあ。一応世界の守護者だしね?」
事実ではあるでしょうが8割は嘘と言いたいです。この人の性格は愉快犯に偏っていますから。

#6
爆発音のところに辿り着くと、そこには一人の小……女? が居ました。襤褸だけを纏い、ぼさぼさで伸びるに任された髪と、手に持った火炎瓶が印象的でした。
「残念ながら凍華、あの子は男よ」
少年なのらしいですが、それは本筋ではありません。一番特徴的なのは、その、貼り付けたような敵意害意と、その奥のこっちが消えてしまいそうな程の空虚です。

「……」
彼は何事も喋りません。ただ猫のように威嚇するばかりです。
「あなたは……何と戦っていたのですか?」
すこしだけ、ほんの少しだけ警戒を緩めたようですが、逆に交戦意思は強まってしまったように見えます。
「化け物と戦っていたのですか?」
「………………なんだって良いだろ。じゃ、そういうことで」
話すつもりは無いらしく、さっさと逃げようとしていました。ですが、そういう訳にもいきません。
「もし、それが化け物だったなら、私達がそれと戦う必要があります。なので、せめてイエスかノーかだけ答えてください」

#7
彼は結局はっきり答えることの無いまま、去っていきました。ただ、気になるのは、彼が、イエスかノーをきかれた時、何を言われているのか分からない、という顔をしていたのが気になります。まるで、その言葉自体を知らないかのような。

「……ほんとに。遅刻常習犯と言うのは避けたいのですが」
「そう思うなら、しなければ良いんじゃないのかい?」
先生はそう言いますが、できたら苦労はしていません。できないからこそ、ぼやくのです。もしも、そう容易に出来るんだとしたら、既にやっていますから。
「まあ、授業態度は良いとは言いがたいが真面目ではあるし、提出物も真っ当に出てるから、お前さんの遅刻数は実態よりは少なく取ってる先生が多いから安心して良いよ」

それは有り難い話です。夜月姉様には、外聞的な意味で、高校大学には通えと言われていますし、受験する手段は多いに越した事はありません。実際、大学は出ているだけで、ある種の力を持ちますから。
それはさておき、勉学です。これが宵咲暁なら、とくに何をする必要もありませんが、私の場合は凡人なので、まるっきりフケてしまった1コマ目の授業の内容は聞いておかないといけません。
「雲母さん、これ1時間目の国語で配られたプリント」

#8
そのあとは、何事もなく、学校が終わります。ありがたい限りです。このまま何事も無く済んでくれるのが良いのですが、記録と引き合わせてみても、最近は異常事態の発生回数がずば抜けて多いので、おそらく駄目でしょう。
「はろはろ、そっちはどうだい? 凍華」
「まだ大事には巻き込まれていませんよ、八重」

今話しかけてきたのは、剱岳八重。私の……魔術師的な意味での同期にあたります。タイマン勝負では私の方が分が有りますが、基本的に射程距離と固有魔術結界の相性の問題です。彼女は、基本的な間合が剣の範囲なので3m程ですが、その範囲だと私は確実に凍らせられますし、彼女の固有魔術結界である侵食も、状態を凍結させる私の魔術結界とは相性が悪いです。
とはいえ、それを抜きにすれば五分五分ぐらいです。また、私とタメなので、時々勉強会も行なっています。

「とはいえ、最近このあたりでは化け物の目撃件数が大幅に増えています」
「ほーん。門は見つからないの?」
「どうにも駄目ですね。怪しそうな場所に向かうと、門は無くて無関係の人が居るだけですから」
八重と相談をしながら勉強を進めていきます。何時何が起こるか分かったものじゃないので、先周りして勉強していきます。ホントは学生を酷使しない方向なのですが、私はよく行きあたってしまうのと、私なり八重なりが出るとさっくり終わってしまう所為でつい便利つかいしてしまうのの二重ですね。

スレッド: 凍った瞳

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