サタン様、返信ありがとうございます。
とりあえず、プロットの不備に関して
① 冒頭部分で主人公が戦っている相手は、どこから来たのかよく分からない、異形の化け物です。元々妖怪やら何やらが居る世界線ですが、その地球と別の世界から来た存在と言うことになります。
② 最初の、主人公とその相手が会って、別れる部分は、ワンクッション置くための部分という認識であっています。同時に、第一幕4の部分での、キー人物っぽい、という印象を抱いてもらうために、塵が複数に渡ってその化け物と遭遇しているんだ、ということを見せるパートでもあります。
③一幕ラストの、『開門部分』は異形の化け物が通っている場所で、それを閉じることで、一幕の問題として想定されている化け物の大量発生を終わらせる、というつもりでした。
④二幕冒頭の異世界転移は、正直物語進行上、雲母凍華の戦闘力で地球で窮地に陥らせるのが難しかったために使ってしまっています。ただし、この異世界の設定自体は決まっていまして、原則的には人間を遥かに超える存在が率先して介入した地球の並行世界です。そして、主人公の凍華と塵が異世界へ呼び出された原因のは、一幕でも開けられていた様な異世界に繋がる穴が世界中に開けられているせいで、余計に異世界との穴が繋がりやすくなっていた所に、転移させられる先の世界の人が、呼び出そうとしたからです。また、それが凍華たちであった理由はたまたまと言うべきですが、理由を付けるなら、一幕で倒していた化け物の一部は、転移先の存在だったから、と言うことになります。
と言うのはまだ建前的説明で、さらに正確に説明しますと、一幕での空いている穴には、それを開けた犯人がいますが、犯人は、凍華が転移させられた先の世界の神様的な存在に囁かれて行動をしています。その目的は、凍華の妹を手中に収めることですが、そのための障害が多いために、障害となる日本の魔術協会を潰そうと戦力を放ってみたのが第一幕、その中で雲母凍華が特に目立ったので、殺すために異世界に呼び寄せたのが第二幕前半となりますが、その神様的な存在は第二幕前半から後半にかけてで適当に倒されてフェードアウトすることになります。ただし、このあたりの設定は、登場人物たちで把握し得るのが雲母夜月くらいしか居ませんので、あまり出すつもりはありません。
で、この話の全体としては、エピソードごとに仲を深めていく話、のつもりで書いています。ただ恋愛か? と言われると正直自分でも判然としていません。勿論最終的にカップルにはなるのですが、凍華と塵が、それぞれの事情によって先に自立してしまった節のある子達ですので、その彼らが甘えられる相手を見つける話、と言うイメージでもあります。
ご指摘のとおりに、たしかにバトルの方に重点を置いた方が良いんじゃないかと思います。そもそも恋愛的な意味で凍華を塵が意識するタイミング、塵が凍華を意識するタイミングは、第二幕の凍華がピンチに陥った所を、塵が助けたタイミングですので、そこに至るまでの節々でのバトルや事件解決をある程度中心に据えた方が、上手くいくのかなと思いました。
あとやっぱり、恋の障害ってあった方が良いのですかね……?
正直、主人公の女の子である雲母凍華に問題となることなんて恥ずかしさくらいですし、お相手ヒロイン枠の男の子である塵芥塵も、恋愛の上での最大の問題である、自立性のなさ、自己意識の希薄さなどは一幕と二幕の間で概ね解けてしまうので、明らかに恋愛方面が進行する二幕後半から三幕に掛けては恐らく殆ど存在しないのですが……。
上手く書けさえすれば面白そうと言って頂き本当にありがとうございます