俳句添削道場(投句と批評)

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葉脈を伝ふ雫や山覚める

作者 晩乃  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

出勤景。私はいつも眠いですが。

最新の添削

「葉脈を伝ふ雫や山覚める」の批評

回答者 イサク

少しだけ、横から失礼します。
「葉脈を伝う」の表現について誰も指摘がないというので、まず私の意見。


葉脈について、葉の表面(裏面も)から目視できる筋構造は一般的に「葉脈」と呼ばれてますし、私はそのような解釈をします。日本語として間違っているとも思いません。
まずこれが私の大前提で、この句の解釈として多数派ではありそうに思っています。


仮に「葉脈とは葉の内部構造の管のことである。それ以外は認めない」としても、日本語には比喩表現(暗喩)があり、「雫が、(本来は表面に存在しない)葉脈を伝っているかのように流れて見える」という解釈が可能です。
むしろ、本来触れられないものに触れる比喩として「伝う」と表現するのは、とても俳句的に詩があることだと思います。
(掲句でこのように解釈したわけではありません。「【葉脈】は葉の内部構造を意味し、表面から見えている筋は葉脈と呼ばない」という意見があるなら、の話です)

私の解釈は①ですが、②で解釈してもOK。
「葉脈を伝う雫」という表現に、俳句的に問題は感じません(つまり私はOKと思います)

句の評価:
★★★★★

点数: 4

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「葉脈を伝ふ雫や山覚める」の批評

回答者 あらちゃん

句の評価:
★★★★★

晩乃さん、こんばんは。
御句ですが、ミクロとマクロを対比させた佳句ですね。
ただ、ゆとりろさんがおっしゃる通り「山覚める」の是非でしょうか。
「山笑ふ」でもよろしいのではと思います。
また、「雫」に注目させるのか、「山笑ふ」に注目させるのか、主役を絞ると尚佳いと思います。

葉脈を伝ふ雫に山笑ふ

「や」を「に」に変えることで、雫の動きがきっかけで山が笑ったという映像になります。「に」は敬遠されがちな助詞ですが、御句の場合は効果的かと思います。
よろしくお願いいたします。

点数: 2

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「葉脈を伝ふ雫や山覚める」の批評

回答者 村井もこり

句の評価:
★★★★★

晩乃様 こんばんは
御句『葉脈を伝う雫や山覚める』
「山覚める」は正式な季語ではないとの事ですが、朝のイメージ、山が目覚めていくイメージ、とても含蓄のある良い響きの言葉ですね。
この言葉の威力を持ってして季語であれば素晴らしい句なのにと思います。
いっそ皆で使い続けたら季語登録されるのではないかと思います。

ですが今日の時点で季語でないとなると、何か他の季語を入れないといけないですよね。

無難なところだと
『葉脈を伝う雫や春の朝』
とかになるのでしょうか。山覚めるより弱いですね。

『葉脈を伝ふ雫や佐保姫来』
はどうでしょう。
春らしい雫を見て「佐保姫様来たー」
という感じです。
インパクトは大です。

またよろしくご指導お願いいたします。

点数: 2

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「葉脈を伝ふ雫や山覚める」の批評

回答者 みつかづ

句の評価:
★★★★★

 
晩乃さん、お早うございます。貴句、拝読しました。

皆さん誰もツッコミ入れてませんけど、「葉脈を伝ふ雫」が変ですね。
葉脈とは「植物の葉に見られる筋状の組織で、根から吸収した水や栄養分を運び、
葉を支える骨格の役割(血管と骨の様な働き)を果たす器官に見られる
維管束の筋。茎と連絡して水や養分を供給し、合成産物を運ぶ通路の役をする葉の
器官の事」であり、葉の内部構造です。つまり、人間でいうところの血管です。
血管の中を流れている血なんて目視できますか? それと同じ事です。

葉脈を伝う雫なんて色付きの水でも吸わせて流れてない限り、
顕微鏡をお使いになるか、もしくは晩乃さんに透視能力が無いと目視できませんよ。
葉脈の筋の上であれば「葉の表面」ですので、それを葉脈とは言いません。
葉脈から染み出づる雫、溢れ出す雫なら、目に見えるので不自然じゃないですが。

植物学的には以下。
1:葉脈(内部)を通ってきた水が、
2:水孔(すいこう/葉の縁などにある穴)から染み出して、
3:雫(外部)となって現れて、見える。

単語の本質を理解せずに、雰囲気や詩情を出そうとして単語選んでませんか?
変に飾らなくても、「曲がる葉を」、「しなる葉を」、「朝の葉を」等ではダメな
理由ありますでしょうか? それなら雫は作者に見えても不自然ではありません。

下五の季語「山覚める」は、手持ちの『新版角川季寄せ』には載っておりませんが、
「山眠る」が三冬・地理の季語ですので、その対義表現として
季語としてお使いになるのはアリでしょう。
「山笑ふ」程にまでまだ大きな変化が見られないけど、
春の芽吹きが山々に感じられるのであれば、その前段階として。

とにかく、上五は要推敲かと思われます。
そうでないと植物学者か、不気味に見えてしまいますので。

以前に「思考停止の極み」と私めが断じたのはこういう事ですよ。
現に、コメント陣の誰1人「葉脈でいいの?」とツッコミ入れてませんでしょう。
共感という名の集団的な思考停止に陥ったら、誰1人として作句も、鑑賞も、添削
上達できなくなってしまいます。違いませんでしょうか?

晩乃さんは、「人格攻撃と論評のどちらかであるかを判断するのは読者」、
「誤解されて人格攻撃と受け取られる」と私めにお書きでしたよね。
その様な忠告は不要。論評を個人攻撃と判断する方がいらっしゃるのら、
私めはそれでも構いません。
何故なら、その方が「思考停止しています」と自白する様なもので、
論評を人格攻撃と捉える者は、論理の土俵から逃げ出しているだけですので。

それよりも、今の晩乃さんには私めの事を心配なさるよりは、
「国語辞典、古語辞典、歳時記の3点セット」でご自身の作句、
鑑賞に真摯に向き合う事こそが優先事項ではないでしょうか。
ツッコミ入れられたくなければ、句や鑑賞文で論理的に示せば済む事なのですよ。

以上でございます。お目通しいただき感謝いたします。
 

点数: 2

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「葉脈を伝ふ雫や山覚める」の批評

回答者 気まぐれ亭いるか

句の評価:
★★★★★

晩乃さん、こんにちは

御句拝読しました
「山覚める」ですか、、また珍しい季語をお使いで、、
本句、雫が雪解雫を彷彿とさせて、そしてその触感からすっきりとした目覚めを想起させていますね
葉脈からのたった一滴が落ちるときに雄大な山が目覚めるよ、とのカメラワークも上手く構成されていると思います
また、「葉脈を」の「を」がよいですね
今まさに葉脈から滴り落ちんとしている様が「を」に詰まっています
これは「の」でも「に」でもなく「を」がばっちりはまってますね

本句、このままいただきます

以上、今後ともよろしくお願いします

点数: 1

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「葉脈を伝ふ雫や山覚める」の批評

回答者 ゆとりろ

句の評価:
★★★★★

晩乃様 こんばんわ
お句拝読いたしました。
なかなかの試みと思います。
「山覚める」は一般的な季語ではないようですが、一部では支持している方もいるようです。上五中句で映像がくっきり浮かび、下五も決まってると思います。
ただ「山覚める」は季語としては、やはり違和感があります。
それで提案です。
「葉脈の雫や冬の山目覚め」
「伝ふ」は説明的なので、省き「山」を「冬の山」とし、「覚める」を「目覚め」に
変えました。
こうすれば、句意にも沿うのでは、と思います。
お読みいただきありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。

点数: 1

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「葉脈を伝ふ雫や山覚める」の批評

回答者 村井もこり

句の評価:
★★★★★

晩乃様 こんばんは
御句『葉脈を伝う雫や山覚める』
「山覚める」は正式な季語ではないとの事ですが、朝のイメージ、山が目覚めていくイメージ、とても含蓄のある良い響きの言葉ですね。
この言葉の威力を持ってして季語であれば素晴らしい句なのにと思います。
いっそ皆で使い続けたら季語登録されるのではないかと思います。

ですが今日の時点で季語でないとなると、何か他の季語を入れないといけないですよね。

無難なところだと
『葉脈を伝う雫や春の朝』
とかになるのでしょうか。山覚めるより弱いですね。

『葉脈を伝ふ雫や佐保姫来』
はどうでしょう。
春らしい雫を見て「佐保姫様来たー」
という感じです。
インパクトは大です。

またよろしくご指導お願いいたします。

点数: 1

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「葉脈を伝ふ雫や山覚める」の批評

回答者 気まぐれ亭いるか

句の評価:
★★★★★

再訪です

霞句へのコメントありがとうございました
提案句も嬉しいです
対句型もよいですね~
二つのキーワードが火花を散らして融和した景を醸し出しています
勉強になりました!

以上、今後ともよろしくお願いします

点数: 1

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「葉脈を伝ふ雫や山覚める」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

晩乃さま、こんばんは。
うーん、写生句も上手い…。

雫と山の対比がメインの感動どころでしょうか。
さらに「雫」から冬の間凍てついていたものが溶けだすような生命の躍動感を感じますね。「葉」でなく「葉脈」とされている辺りもニクい(笑)。佳い句です。

〇「山覚める」は知りませんでした。「山笑ふ」との微妙なニュアンスの違いも意識されていると思いますし、基本的には作者の意思を尊重したいです。
ただ一応、もし私なら「山笑ふ」を選択するかと思います。やはりマニアックな季語は、読者の関心がその選択意図を探る方に向いてしまい、肝心の句の感動ポイントが後回しにされる気がするので。

〇「伝ふ」が要るかどうかは悩みました。
文脈にもよりますが、「を」はそれだけで移動の意味を含む助詞なので、「葉脈を雫」だけで伝っていることは表現できると思います。
「伝ふ」を削れば3音使えます。かと言って「白き雫」みたいに雫を詳しく描写したり、山を形容したり地名を入れるのは良くないですね…。「雫と山の対比」という句の中心からズレる情報は増やさない方がいいと思うので。
そうするとスッと読める原句のままで良いような気もします。…あ、「スッと」いいかも。
・葉脈をすつと雫や山笑ふ

またよろしくお願いいたします。

点数: 1

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「葉脈を伝ふ雫や山覚める」の批評

回答者

句の評価:
★★★★★

晩乃さん、お早うございます!頓です!
遅ればせながら…。
御句、映像の鮮明さ→ミクロな葉脈からマクロな山へのカメラワーク、お見事です。
あとは、各位仰せのとおり、季語の問題ですかなぁ…。
チャレンジ精神も勿論良いのですが、ここは、無難なところで、あらちゃんさん仰せの「山笑ふ」が、適切かと思いますが…。
ご承知でしょうが、伝統的な「四季の山」の表現は、中国の画論『臥遊録』に基づいた以下の4つが基本らしいです。 
◎春:山笑ふ(やまわらう)… 芽吹き、花が咲き、明るい様子
◎夏:山滴る(やましたたる)… 緑が濃く、瑞々しく輝く様子
◎秋:山装ふ(やまよそおう)… 紅葉し、化粧したような様子
◎冬:山眠る(やまねむる)… 草木が枯れ、静まり返った様子
以上、為念ながら…。
「長いものには巻かれろ」か、「旧来の伝統を打破してこその伝統」か…。
晩乃さんは、そんな大仰な「つもり」ではなかったかも知れませんが…。
私は、超保守派(笑)、無理してまで、無季俳句を創作せずとも、なのですが…。
「葉脈」自体は、観えるものです。「葉脈の中を流れる雫」とは詠んでいないのに、何か勘違いされている方もおられるようですが…。
マァ、鑑賞は、十人十色ですね。
何れにせよ、良い作品です!
晩乃さんの、既存の枠に囚われないチャレンジ精神に敬意を表して、御句、私は、このままいただきます!
何やら支離滅裂になってしまいました(笑)。
以上、感想のみにて失礼仕りますm(_ _)m。

点数: 1

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「葉脈を伝ふ雫や山覚める」の批評

回答者 あらちゃん

句の評価:
★★★★★

晩乃さん、おはようございます。
ゆとりろさんへのコメントで、「山覚める」を「歳時記に載っていたので安易に使ってしまいました。」と書かれていたのを拝見したのですが、晩乃さんはどちらの歳時記をお使いでしょうか?
教えて頂けましたら幸いです。

点数: 1

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