「白梅や蕾の先に雲ひとつ」の批評
回答者 ヨミビトシラズ
白梅と雲の取り合わせ、遠景と近景の重ね合わせ、カメラがピントを合わせる順番など、様々な要素が高レベルでマッチした句です。非常に良い句だと思いましたが……1つだけ、気になる所が。
場所を指定できる助詞は「の」「を」「へ」「に」(及び、汎用性はやや低いが「は」)と色々ありますが、このうち「に」を使う時は気を付けた方が良いです。
「に」には、その場所をピンポイントで指定できる効果があります。しかし、その効果の高さゆえに、これを安易に使うと他の助詞と比べて句が説明っぽくなったり、守備範囲が狭くなったりするという副作用があります。
「に」を使う場合は、他の助詞で代用ができないか、念のため試してみた方が良いと思います。
で、こういう場合に真っ先に試す助詞は「の」なのですが、
白梅や蕾の先の雲ひとつ
これだと、最後にカメラが合うのは「雲」です。せっかく季語(白梅、及びその蕾)があるので、そこにカメラの軸足をある程度残した方が良い事を考えると、「の」を使うのは少し躊躇われます。
そこで、私が考えたのは、
白梅や蕾の先へ雲ひとつ
です。こうすると、「蕾の先に雲が一つ動いてきた(or動いてきて、鳥のように止まった)」という句景になり、句に動きが出てきます。個人的にはこちらの方が良いかもしれないと思ったのですが……どうでしょう?
点数: 1
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庭に植えてある白い花が咲く梅の木で詠んでみました。
宜しくお願いします。