俳句添削道場(投句と批評)

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かなしびの向かふに並ぶ土筆かな

作者 ヒッチ俳句  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

某句選のお題です。
こて調べの一句です。
何なりとご意見頂けますようお願いいたします。

最新の添削

「かなしびの向かふに並ぶ土筆かな」の批評

回答者 春の風花

ヒッチ俳句さま こんにちは
御句拝読しました
切なくなるような美しい句ですね。

悲しい思いをしていたが土筆の並んでる様子を目にし少し力をもらえた。
というように鑑賞させていただきました。
間違ってたらごめんなさい。

このままでも好きですが
あらちゃん様の句は「目で追う」という動きがあり
此方にも1票入れさせてもらいます。
よろしくお願いいたします。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「かなしびの向かふに並ぶ土筆かな」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

◆意味の切れが全くなくつながっていると受け取った場合、
 「かなしび」という単語が曖昧で、「かなしびの向かふ」ということばで作者が描こうとしている映像が何なのか、受け手が想像するのはとても大変だと思いました。
 「かなしびの向かふ」という広い映像が想像できないまま「並ぶ土筆」という小さい風景に視点が移動して、広い映像が曖昧なままになりもやっとします。

◆「かな」構文なので文法上は繋がっているのですが、意味の切れがあると解釈することも可能です。
 (例えば、「遠山に日の当たりたる枯野かな/虚子」の句の中七「日の当たりたる」は「遠山」にかかっていて「枯野」にかかっていないのは有名な話ですね)

・「かなしびの/向かふに並ぶ土筆かな」
  (かなしびの⇒土筆、という意味にもとれる)
・「かなしびの向かふに並ぶ/土筆かな」
  (かなしびの向かふに【自分が】並んでいて、取り合わせの「土筆」。虚子の「遠山」と同じ形)

 意味を上記のように考えることも可能なので、より一層解釈が増えて、どれが作者の言いたいことなのか迷います。「受け手に任せる」のと「迷わせる」のは違うので、少し整理をした方がよいと思います。
 たとえば「観念」を「風景」の中に混ぜると観念で風景が見えにくくなるので、もっと措辞を観念に寄せるか、シンプルに風景と季語に託すか、など・・・

点数: 3

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「かなしびの向かふに並ぶ土筆かな」の批評

回答者 あらちゃん

句の評価:
★★★★★

ヒッチ俳句さまこんにちは。
イサクさまがすべてコメントされておりますので、提案句だけおかせてください。

かなしびの目で追う畔の土筆かな

よろしくお願いいたします。

点数: 2

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