「たくましく朝を明けたる初音かな」の批評
ゆきえ様、こんばんは。
「子守唄~」へのコメント、ご提案句をありがとうございました!
上五・下五が名詞の型について、現時点での私の認識です(間違っているかも)。
この型でまず気を付けるべき点は、山本山や三段切れになりやすいことだと思いますが、それは一応、注意して回避したつもりです。
あとはよく仰っていた、句が固くなるというやつでしょうか?これはケースバイケースだと思います。そういう句も各所で入選していたりしているので。
(俳句
生活・兼題「雪催い」天:雪催ひ雲は産卵期のにほひ/古賀)
(NHK俳句・兼題「寒椿」特選:寒椿時に聞こゆる鈴祓/長谷川淑子)
今回の投稿句については、①上五は助詞「を」が省略されているだけで、意味の上では「子守唄を」と中七につながっていること、②下五「いぬふぐり」の語感の柔らかさーーから、固い句という印象はないだろうと判断しました。
まあこれは私がそう思ったというだけなので(笑)、やはり固い句に見えるということでしたら、推敲不足でしたm(__)m
ご提案句もありがとうございます。
句の雰囲気に対し、中七「や」は強すぎると思って避けたのですが、整っている句ですね。
さて、御句拝読しました。
「たくましく」という主観を敢えて入れた点や、初音によって朝が明けたという表現など、とても詩的でいいですね。さすがです。
気になったのは、「朝を明けたる初音」。これ、「初音が朝を明けた(明けさせた)」という意味で合っていますか?
だとすると「明ける」(文語なら「明く」)を他動詞として使っていることになると思うのですが、この動詞に他動詞としての用法ってありましたっけ…?一応調べてみましたが、自動詞しか見つからずでした。
私が何か勘違いしているのかな…自信ないですが。
長文失礼しました。またよろしくお願いします。
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そろそろ朝の散歩でケキョと鳴くのを聴かれるでしょうか。
期待を込めて