「荷を胸に目をつぶる人春の昼」の批評
回答者 イサク
再訪です。
少し時間があいてコメントが流れにくくなったので、あらためて説明しに来ました。
ひとつ誤解というか、
私は「一人称」を提案したつもりはありませんでした。
【荷を胸に目をつぶりをり春の昼】
(あの人は)荷物を持って目をつぶっているなあ/春の昼
という三人称の主格省略、で受け取れる形だと思っています。
省略している都合上、「自分が目をつぶっている」と受けとるのもアリではありますが、この句を「一人称」というのは少し違うのはないかと。
ちなみに、「俳句は一人称」という言い方、語弊があるので自分は苦手なんですよね・・句の中の動詞の主語を自分にするべきだ、と勘違いする方がいらっしゃるので。
わかりやすいところでは、芭蕉の句
古池や蛙飛びこむ水の音
閑さや岩にしみ入る蝉の声
夏草や兵どもが夢の跡
荒海や佐渡に横たふ天の川
芭蕉本人が「そう感じた」ことが俳句になっていますが、いずれも自分を主語としていません。
自分を主語にしている句もありますし、それぞれです。
点数: 3
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