俳句添削道場(投句と批評)

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十薬は蔓延り知らず裏の庭

作者 西風子  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

散歩していたら、古い家の裏庭、庭というより狭い空き地にびっしりドクダミが生え茂っていました。とても強壮な生命力を感じました。はびこっていると思うのは、人間の方で、彼らはちっとも蔓延っているとは思わないでしょうね。

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十薬の知らず蔓延る裏の庭

回答者 なおじい

こんにちは。
西風子様、いつも勉強させていただいております。
御句、「〜知らず」でおっしゃりたいのは「いつの間にか」の意味では思われ、語順を変えてみました。

句の評価:
★★★★★
★★

点数: 0

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裏庭に十薬しかと蔓延れり

回答者 ののか

句の評価:
★★★★★

西風子さんこんにちは。よろしくお願いいたします。さっと読むと、「蔓延り知らず」という言葉で、十薬があまり生えていないのかと感じました。で、単純に変化させてみましたが、作者の意図が抜けてしまいました。意図せず蔓延っているというニュアンスを表現するのはとても難しいと思いました。十薬は地味な花でもありますが、やはり匂いと言い、主張が激しいようにも感じられます。失礼いたしました。

点数: 0

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十薬はそのつもりなく蔓延りぬ

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

「蔓延り知らず」は、「蔓延りかたを知らない」「(別の何かが)蔓延っていることを知らない」としか受け取りようがないですね。この句の場合、後者の「別の何か」は出てこないので、前者で受け取るしかないですね。

「自分が蔓延っていることを知らない」というのは擬人法で、正確に表現するのには字数をこれだけ(鍵括弧の中で十八音)使いますから、無茶な挑戦であると思います。

↑提案句、無理やり意味を出していますが、詩情なく景もありません。

点数: 0

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添削対象の句『十薬は蔓延り知らず裏の庭』 作者: 西風子
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