俳句添削道場(投句と批評)

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濡れ雪の跡や道路は光けり

作者 中山瑛心  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

先程まささんの俳句を添削させていただいた時抱え字を使ったのですが上手く行ったのか定かでなく自分もこれから俳句を詠む時切れ字を二つ使いたくなって抱え字を入れるかもしれないので、今朝あったことを抱え字ありで詠んでみました。湿った雪のせいで道路が淡く光っていると、そういう句です。

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「濡れ雪の跡や道路は光けり」の批評

回答者 なお

中山瑛心さん、こんにちは。
拙句「点滴」にコメント有難うございました。歩くを省いたほうがいいですか、なるほどですねー。私は、少し前まで歩くことも出来なかった友だちが、点滴スタンドを押しながらですがエレベーターまで送って来てくれた。それに感動して、見てみたら、他の患者さんも、スタンドに頼りながらですが一生懸命に歩こうとしている。そんな光景を詠みたかったので、つい歩くを入れてしまいました。勉強になりました!

御句拝読しました。切れ字は二つより一つがいいですよ。抱え字ですか、そういう技法?があるのはわかりましたが、私はどうかなと思います。
今回は、瑛心さんがメンバーに教えてくださる意味で、トライアルしてくださったのだと思いますが、他の方々もおっしゃっているように、どう言ったらいいか、うな丼食べながらビーフステーキ食べるような…いくらその途中にアイスクリームを食べるとどちらも食べられますよ、と言われても、私なら別の日に食べたいです。

って、瑛心さんがせっかく素晴らしい作句の技法を教えてくださっているのに、イヤミな言い方をして申し訳ありません。

御句は、

・溶けかけの雪道淡く光りをり

ということではいかがでしょうか。
よろしくお願いします。

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★★★★★

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「濡れ雪の跡や道路は光けり」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

よく「俳句のルールを・・」みたいな言い方をしますが俳句で「絶対ダメ」ということはほとんどありません。季重なりも三段切れも五七五の逸脱も、その形を含めて句に魅力が出るのであればやっても構わないと思います。
切れ字を重ねる(二重切れ字)、というのもそのひとつだと私は解釈しています。

「抱え字」については私は懐疑的で、「抱え字」について扱っている文書のほとんどが「抱え字があるから切れ字がそれぞれ生きている、と誰かが言っていた」という記事ばかりで、抱え字の効果についてきちんと分析されている記事を見たことがありません。
そもそも「抱え字」について格助詞の「は」以外の説明が見当たらず、他には存在しないのか?ならばなぜわざわざ「抱え字」と言い換えているのか?という疑問があるのですが、解決していません。
言い方は悪いですが、中山瑛心様のコメントもそのような形のようです。

抱え字とは無関係に「二重切れ字が成功しているのはなぜか」を分析している方は何人かいます。それらの中にはそれなりに納得できるものもあります。

長くなりました。上記の理由で「抱え字があるからよい、悪い」は私には判断しかねます。別の観点でのコメントをいたします。

◆まず、下五の「けり」が生きていません。
 わざわざ二重切れ字にするために「や」「けり」を置いているように見えますが、この句は「光りけり」と過去のニュアンスを持たせる句ではなく、「光りをり」など、現在光っている意味を持たせる句ではないかと。

◆中七の「や」の前、季語・季語を含む風景として少し怪しいです。
 「濡れ雪の跡」とは何でしょう?「濡れ雪」で雪が濡れている=少し解けかかった雪を想像するのですが、「跡」で???となります。
 「跡」ということは雪が解け切っているのでしょうか?ならば季語「雪」ではなく、別の季語になるわけですが・・たとえば「雪解水」?

◆中七「や」は切れていないように見えます。
 句意は「雪の(融けた?)後の道路が光って見える」という句意に見えるので、「や」に詠嘆はありますが切れていないように見えます。

この句に関しては、敢えて三大切れ字のうちふたつで二重切れ字にする効果は薄いように感じました。句の焦点がぼやける、という二重切れ字最大の弱点が補えていないように思います。

提案句は三大切れ字の残りひとつ「かな」で。

・雪解けて濡るる道路の光かな

点数: 3

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「濡れ雪の跡や道路は光けり」の批評

回答者 いるか

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★★★★★

中山瑛心さん、こんにちは

雪国句へのコメントありがとうございました
雪国だからこその日の出のありがたさが提案句に表れていてすごく勉強になりました
ありがとうございます

今後ともよろしくお願いします

点数: 1

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「濡れ雪の跡や道路は光けり」の批評

回答者

句の評価:
★★★★★

中山さん、ギリの今日は!
早速にて…。
瞬間をパチリ、景が浮かびます。雪の殆どない地域に住んでいるとは言え、私の観察力では駄目でしょうなぁ…。
さて、決して、粗探しではありません。
ニ点あります。
一点目!
「跡や」の「や」と「光けり」の「けり」は、何も切れ字ではないのでしょうか?
そうであれば、一句に切れ字は一つという教えがありますので、要検討かと思いますが…。
「跡や」の「や」を「の」として、回避するか否か…。
二点目!
「濡れ雪」は、広辞苑によると、「水分が多く湿っぽい雪」とありましたが、私の保有する歳時記には、「濡れ雪」は掲載されておりませんでした。近そうな雪の子季語で、「べと雪」「湿雪(しっせつ)」があります…。 
まぁ、「雪」があるので、問題はないかとは思いますが…。
以上、参考迄に…。

点数: 1

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「濡れ雪の跡や道路は光けり」の批評

回答者 いるか

句の評価:
★★★★★

再訪です

御句拝読しました
しかし、抱え字、、難しい問題にチャレンジなさいましたね
私も少しばかり調べてみました
なぜ抱え字の場合に二重詠嘆が成り立つのか、、

その中で割と納得できた記事を引用します
https://ameblo.jp/seijihys/entry-12625228681.html
なぜ「は」ならいいのだろう。
「に」や「も」や「へ」ではなぜダメなのだろう?
私の見解は、○○や×××けり の「○○」が「具象」で、「×××」が「感懐」「感想」の時に成功する可能性が高い、というものだ。
https://gokoo.main.jp/001/?p=892
なぜ切字が二つあっても句は成り立つのか。この問題は抱え字などという表面的な「こじつけ」ではなく、「俳句の質問」の回答に書いたとおり、切れには強弱があり、そのめりはりの問題です。

要は俳句の基本である感動の中心に立ち返るということかと考えました
そうして本句を見てみると、どちらとも具象であるためか景の中心が取れないような気がしました
下の句を抽象にしてひとつ
 濡れ雪の跡や記憶は光りけり

今後ともよろしくお願いします

点数: 1

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「濡れ雪の跡や道路は光けり」の批評

回答者 ヒッチ俳句

句の評価:
★★★★★

こんばんは。
みづいろの句にコメントとご提案ありがとうございました。
返信が遅くなりすみません。
大変勉強になりました。
またよろしくお願いいたします。

点数: 1

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「濡れ雪の跡や道路は光けり」の批評

回答者

句の評価:
★★★★★

中山さん、今晩は!頓です!
早速にて…。
前回の私目のコメント、実は、中山さんの作句に当たってのコメントをよく拝見しておりませんでした。
誠に申し訳ございませんm(_ _)m。
切れ字二つは承知の上で、「抱え字」という、高度な技に挑戦とは…。恐れ多くも賢くも…切れ字のコメント部分は、私一人で、空回りしておりました。誠に、恥じ入るばかりです。
重ねて、お詫び申し上げます。
申し訳ございませんでしたm(_ _)m。

点数: 1

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「濡れ雪の跡や道路は光けり」の批評

回答者 独楽爺

句の評価:
★★★★★

はじめまして。

さっそくながら御句ですが、切れのお勉強ですかね。

意味的には「濡れ雪の跡の道路が光っている」と切れ目なく読み取れます。そのため切れを入れ「間」を置く必要がないとも思われます。

句末の「けり」は「かな」の方が良いと思います。「けり」は今光ったと発見の意味、「かな」は光り続けていることへの感動を表します。

"濡れ雪の跡の
道路の光かな

追伸:
俳句にも文章の段落、すなわち同じ内容のまとまりに相当するものがあります。それを「句切れ」と言いま
す。

句切れのパターンには、➀句切れなし、➁二句切れ、➂三段切れが有り、ほとんどが➀、➁です。➂の三段切れには名句は少なく避ける方が良いとされています。

切れを明示的に表すのが切れ字です。俳句で大切なのは、感動や、詠嘆を強調する、韻律すなわち調子をつける。読者の想像が膨らむ、詩的情緒が湧くなどです。

このため切れ、あるいは切れ字をうまく使うことになります。

長文になりましたがお役に立てれば幸いです。

点数: 0

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「濡れ雪の跡や道路は光けり」の批評

回答者 いるか

句の評価:
★★★★★

再訪です

春待つ句へのコメントありがとうございました
提案句もありがとうございます
春を待つ、、予想外に手ごわい季語でした(笑
それにしても俳句を始めて半年とは大体キャリアが一緒位ですね
私は開始した時期こそ早いものの途中だいぶ退場していたので、、

これからも一緒に切磋琢磨させていただけたらと思います

点数: 0

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