「マフラーや黒く短かき妻の髪」の批評
回答者 イサク
こんばんは。
感動ポイントの話が他の方からも出ております。
作者の心が動いたのが「黒い髪」なのか「短い髪」なのか「妻の髪」なのかわからないタイプの句ですね。
◆中七「黒く短き」が下五「妻の髪」の説明として置かれる形のため、下五「妻の髪」という事実に焦点が当たります。
この流れ、「事実」ではありますが、詩とはまた違うような・・
「黒く短き」形容詞ふたつを先に出して「髪」を説明するのは、損している形だと思います。
句の内容を変えずに、と考えると、この句は「(妻の髪が)黒く短い」ことが感動ポイントとになると思います。とすると、語順が逆になりますね。
取り合わせの季語も下五の方が良いと思いますし、季語「マフラー」も要一考です。
・妻の髪は黒く短し○○○○○(五音季語)
・妻の髪は黒く短し着ぶくれて
点数: 1
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黒髪でもう一句。
先の句よりも、写生を意識した句です。
鑑賞、添削お願いいたします。