「冬ざれて小屋に納むる糸車」の批評
回答者 なお
あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。いい風情ですね。
ふた通りの読みができますね。
一つは、冬ざれたので、今まで使っていた糸車を小屋に納めた、みたいな。
もう一つは、冬ざれた景色の中で、小屋に古い糸車が納まっている、というもの。
前者は違うかな。なぜなら、今どき糸車を冬ざれるまで現役で使っているだろうか?
それより、すでに長いこと使われずに小屋に納まっていると詠むのが自然ですね。
そうなると、私は、季語の後の助詞ですが、
・冬ざれの小屋に納むる糸車
と、小屋を修飾しても面白いかと思いました。
または、かなり変えてしまい恐縮ですが、
・冬ざれの風の入(い)る小屋糸ぐるま
これは、風で糸車がたまにカラ、カラ、とか回るようなイメージです。
よろしくお願いします。
点数: 1
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古い糸車の行方を詠みました。