「一頭の手にとどまるや秋の蝶」の批評
回答者 なお
不尽さん、こんにちは。
拙句秋時雨にコメント有難うございました。お褒めいただき嬉しいです。ただ、秋時雨の本意が感じられないとのこと。不勉強のため、できましたら秋時雨の本意をご教示いただけませんでしょうか。どうかよろしくお願いします。
さて御句拝読しました。手に蝶が止まったのですか!いい風情ですねー。
あらちゃんさんのコメントがすべてを語ってくださっています。
冒頭、「一頭の」と始まりますと、普通は何か比較的大きめの動物のことかと思います。「一匹の」より大きな。
最後までいきますと、ああ、蝶のことだなとわかりますが。
これが狙いなら面白いと思いますが、私としては数え方とその動物は近づけたほうがわかりやすいかと思います。原句は、中七が「や」で切れていることもあり、「一頭の手」に何かがとどまっているように読めます。
・手のひらにとどまりたるや秋の蝶
一頭を外してみました。その理由は、秋の蝶が大挙して押し寄せる光景はあまり考えにくく、読み手の頭には、言わずとも自然と一匹の蝶が浮かんでいるかと。それと、蝶は確かに一頭と数えるようですが、どうもこの風情に猪や熊のような「一頭」がそぐわないような気がしたからです(個人的な感想)。
でも、オリジナリティとしては効果的ですね。
よろしくお願いします。
点数: 1
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山裾の風の中での実景です。
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