俳句添削道場(投句と批評)

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満月や指摘解らず涙ぐむ

作者 餡ころ餅  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

彼の地では歓待ありてジンギスカン
この句に対し上5中7下5で有を意識する様に指導頂きましたが、指摘の意味が解りません。
上5中7下6は駄目だと云うことでしょうか。ジンギスカンが駄目?
私は指摘が理解出来ずに悩んでいます。また、有季を意識するようにとも。季語は意識しました。
どなたか、句の完成度は別にして、指摘の意味を教えて下さいませんか。お願いします。

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「満月や指摘解らず涙ぐむ」の批評

回答者 こま爺

こんにちは。

五七五の俳句(含、破調)を外す句は絶対駄目ということではありません。事実超名人の句の中には無くはないようです。

しかし、お互いに知っておくべきは、そのような句は多数の人に受け入れてもらうのは難しいということです。とくにあるサイトに投稿して評価をもらおうとすると可能性は極めて低いと思います。

見方を変え、俳句もロックやラップと同じと思えばすぐ納得いただけると思います。

たくさんの人が持つリズム感は理屈ではありません。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「満月や指摘解らず涙ぐむ」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

餡ころ餅さん、こんにちは。
御句拝読しました。お悩みの様子で、私はその指摘をした者ではありませんが、「どなたか教えてください」とのことですので、横からですがお伝えさせていただきます。

まず、「ジンギスカン」ですが、私の拠り所としている歳時記には季語としては載っていませんでした。
餡ころ餅さんご自身も、「札幌では春夏秋冬ジンギスカンでもてなす」とおっしゃっていますよね。私も札幌で真夏にも真冬にもジンギスカンは食べました。
普通の鍋物、例えば寄せ鍋(冬の季語)のように季節感は少ないのでは?
それをもってして、指摘なさった方は、「季語がない」とおっしゃったのではと。

次に、「有季定型」について。まず「有季」ですが、これは、俳句には季語を一つ入れること、すなわち「季語が有る」ということです。反対は無季です。指摘者さんはジンギスカンを季語として認めなかったために、「季語を入れて」とおっしゃったのでは(推測ですが)?

「定型」とは五七五のことです。なぜ五七五が尊ばれているかというと、ひとえに流れ(リズム)がいいからです。流れ(リズム)が澱まなければ、字余り、字足らずも容認されます。特に、上五の字余りは、その後の中七、下五で流れ(リズム)を整えられますので、強調したい時などに使われます。
反して中七の字余り、すなわち中八は、流れを壊すことが多いので、避けた方がいいと言われています。「えっ?別に流れ悪くないよ?」と言うのは自己満足で、選者(先生方)からすると、大体はそこで澱んでいるようです。
そして問題の下五ですが、これもできれば五音で収めたいです。ただ、先ほどからお伝えしているように、重視すべきは流れ(リズム)です。
季語かどうかは別として、「ジンギスカン」のように、語尾が「ん」で終わるような場合は問題ないと言われています。他に季語で、例を挙げれば、「菊人形」とか、「運動会」などは大丈夫です。音便の関係です。
逆に例えば、「敬老の日」とか「オリーブの実」とかが下五に来ると、どうも流れが良くないとわかっていただけますでしょうか。

大変長くなって申し訳ありません。涙ぐむほどのお悩みの、少しでも解決に役立つようであれば幸甚です。

点数: 2

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「満月や指摘解らず涙ぐむ」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

餡ころ餅さん、こんにちは。
再訪です。
ご返信ありがとうございました。
誤解しないでいただきたいのですが、私はその指摘をした人ではありません。
ただ、なんだか大変お悩みの様子でしたので、もしかしたら、指摘した方はこんな風に思っていたのでは?という感じで、少しでも参考になればとコメントしました。

結構な時間を使ってコメントしましたが、それが余計なことであったような気がして後悔しています。

ジンギスカンは、私の手元の歳時記には載っていなかったとお伝えしただけで、私の手元の歳時記に載っていないから季語とは認めないなどとは申し上げていません。
また、何がなんでも五七五でなければいけないとも言っていません。逆に、字余りは場合によりOKで、「ジンギスカン」は流れとしては大丈夫と言っているのですが、伝わりませんでしたでしょうか?

どうかご理解よろしくお願いします。

点数: 1

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「満月や指摘解らず涙ぐむ」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

餡ころ餅さま、こんばんは。
ヒッチ俳句さんに先を越されてしまいました。

横からゴメンナサイ、変にぼかすと分かりづらいので、恐らくこうだろうということを具体的に書きます(主旨はヒッチ俳句さんのコメントと同じです)。

時系列としてはこうだと思います。
①Aさんが「星月夜」の句(五七五の定型を外した句)を投稿。
②それに対し、餡ころ餅さまが「私は5、7、5で精一杯」とコメント。
③それに対し、Aさんが「五七五の有季定型に、まず、お力を入れて下さい」と返信。
→つまりAさんが言っているのは「私が投句したような定型を外れた句を参考にせず、五七五の句を詠んでくださいね」ということです。
それを餡ころ餅さまは「自分の句が五七五になっていない、季語がないと指摘されたのか」と思ってしまったのかと。そのため議論がかみ合っていないのだと思います。
(まあ個人的には、たしかにAさんのコメントも対象がはっきりせず、やや言葉足らずの面もあったようにも思えます。日本語はムズカシイ…)

まあ何にせよ、誤解を恐れず言えばこの道場は素人同士の交流サイトですので、納得いかない、理解できないコメントをもらうこともあるかと思います。
その時は本人に確認し、それでもわからなければあまり引きずり過ぎない方がいいような気もします。

あと長文ついでにもう一つ、他の方へのコメントで「ジンギスカンはwebに季語だと書いてあった」と書かれていましたが、ネット上には誤情報も多いので、「本当に信頼できるサイトだと言えるのか」はよく確認してくださいね。
夏井いつきの~」というタイトルなのに夏井先生自身は関わっていないような季語サイトもあったりしますので。

長くなりました。餡ころ餅さまの熱心な姿勢には刺激を受けております。
今後ともよろしくお願いいたします。

点数: 1

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「満月や指摘解らず涙ぐむ」の批評

回答者

句の評価:
★★★★★

飴ころ餅様、今晩は!初学の不尽です。
お悩みの点、コメントからしか分かりませんが、中七の字余り・字足らずは、極力避けた方が無難かと思っております。
ただ、上五・下五は、ある程度許容されるのではないでしょうか?特に固有名詞など、六文字になること、多々ありです。
季語の件がよく分かりません。ジンギスカンは、立派な?冬の季語かと…。しかも六文字。
ピント外れのコメントになっておりますれば、ご容赦願いますm(_ _)m。

点数: 0

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「満月や指摘解らず涙ぐむ」の批評

回答者

句の評価:
★★★★★

飴ころ餅様、此方から失礼致します。不尽でございます。スーパームーン、鑑賞出来ましたか!何となぁ…。スーパームーン鑑賞酒は、さぞ美味し、でしょう!
なお、手前の電子辞書には、物差し🟰尺とありましたので、為念ながら…。
それにしても、羨ましい限りです!

点数: 0

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「満月や指摘解らず涙ぐむ」の批評

回答者

句の評価:
★★★★★

飴ころ餅様、此方から失礼致します。不尽でございます。スーパームーン、鑑賞出来ましたか!何となぁ…。スーパームーン鑑賞酒は、さぞ美味し、でしょう!
なお、手前の電子辞書には、物差し🟰尺とありましたので、為念ながら…。
それにしても、羨ましい限りです!

点数: 0

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「満月や指摘解らず涙ぐむ」の批評

回答者

句の評価:
★★★★★

 飴ころ餅様、お早うございます!再々訪の不尽です。スーパームーンを愛でての一献、さぞや美味かったでしょうなぁ…。
 さて、「彼の地では…」に関しての問題は解決しましたか?
 各位が詳細に、時系列に沿ってコメントされているとおりでありますが…。私目も少なからず、関与しておりますので、ご納得されたかどうか、気に掛かりましての再々訪です。
 私目、当初、WEBの情報については、要注意、御句は無季語である旨を申し上げました。 その後、再度、保有している歳時記を確認したところ、冬の季語であると、確認し、その旨訂正を申し上げたものです。
 ところが、お悩み等とのことから、これはイカンと、再度、歳時記を確認したところ、何とジンギスカン「鍋」は、季語ですが、ジンギスカンのみでは季語に当たらない、ことを確認したであります。
 季語の点については、訂正の上に訂正を重ね、誠に申し訳ございませんでしたm(_ _)m。
 しかし、「彼の地では歓待ありてジンギスカン」ですので、中七は確りと七文字、何の問題もありません。結局、問題なのは、下五のジンギスカンの六文字となります。残念ながら季語ではありませんが、何方が仰せのとおり、この場合、末尾が、「ん」で終わる固有名詞なので、字余りだとしても、句調に影響を与えている訳でも無いので、私目は問題無し、と考えております。
 よって、問題の焦点は、無季語です…既に他の方が仰せのことをただなぞっているようなコメントになりますが、ここは、無季語を解消し、なお且つ原句を尊重して、例えば、
 彼の地では寄鍋ありて(てをやとしても良いかと)ジンギスカン
に改作すれば、無季語は解消してお悩みの問題等は解決するかと思います。
 私目など、無季語は勿論?、季重なり、字余り・字足らず、重複表現、説明・報告になってしまっている、コメントで他の方を傷つける表現等々、短期間で数多の間違い、失敗を重ねて来ております(何というか、自分でも恥ずかしくなりますが、こうした失敗が糧となります!)。
 今般の件は、私目のような大失敗をした訳でも無く、基本に忠実に!を改めて知る機会になった、と前向きに考えられ、引きずること無きようにされては如何でしょうか?そうそう、スーパームーンの計測実験と月見酒などを句材にされて、次のステップへ、はどうでしょうか!
 ご健作、期待しております!

点数: 0

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「満月や指摘解らず涙ぐむ」の批評

回答者

句の評価:
★★★★★

飴ころ餅様、またもや再々訪の不尽です。
冒頭の表現は、スーパームーンに対する貴兄の句を拝読しておりましたので、あのように認めました。かように、失敗ばかりの私目であります。不用意な表現、ご容赦願いますm(_ _)m。

点数: 0

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「満月や指摘解らず涙ぐむ」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

餡ころ餅さん、こんにちは。
コメント有難うございました。

私の後に、ヒッチ俳句さんと慈雨さんが適切なコメントしてくださってご理解いただけましたか?

私は餡ころ餅さんにおわびしなくてはならないかも。
私は、今回の件の発端になったであろうAさんのメールを見ずに、餡ころ餅さんが「有季定型って何?ジンギスカンは季語?」ということだけにお悩みなのかと思って回答しました。Aさんのコメントは見ずにです。ですから餡ころ餅さんとしては「そんなことは知っています」ということだったかもしれませんね。失礼しました。
その点、ヒッチさんや慈雨さんは、ちゃんとAさんの発端のコメントを見た上でアドバイスしていますね。彼らのほうが親切で、的を射たアドバイスをしていらっしゃいます。悔しいけど(笑)。

ところで、餡ころ餅さんが先ほどコメントくださった、「鍋が有るか否かで季語にならない」とか、「是認されてるジンギスカンも鍋迄は考えつきませんでした。」とかは私が言ったことではないですよね?
私は、他の方から季語について問われた場合は、私の手元の歳時記を確認し、そこに載っているかどうかをお答えします。私は、自分の歳時記に載っていない季語は、たとえネットに載っていても使いませんが、他の方の場合は、手元の歳時記に載っていないとはお伝えしますが、だから使ってはいけない、とは言いません。なぜなら、その人それぞれ拠り所としている根拠があると思うからです。
このジンギスカンも、くどいようですが私の歳時記には出ていないので、鍋が付くとか付かないとか、それで変わるとかの知識は全くありません。

私も先ほど、Aさんの、餡ころ餅さんへのコメントを読みましたが、確かに冒頭からあれでは凹みますよね。ご自身が、破調とかをお詠みなので、「こういうの(私のようなの)はダメですよ」と自虐的におっしゃったのでしょう。それが言葉足らずでしたね。

いずれにしましても、私は(ヒッチさんも慈雨さんも)、餡ころ餅さんが好々婆さんの時から応援しています。
これからもよろしくお願いします!

点数: 0

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