草の花ながされた濁流だつた
作者 ヒッチ俳句 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
「草の花ながされた濁流だつた」の批評
回答者 慈雨
ヒッチ俳句さま、こんばんは。
御句拝読しました。
なかなか考えさせられる句です。被災者視点の一句、ですよね。
普通に考えれば現実に見た光景は、濁流が来た→草花が流された、だと思います。それが御句では逆になっている。その意味を考えました。
二つ、思い浮かびました。
①作者は迫る濁流に気づいてなかったのではないか。
ふと何か音がして外を見た瞬間、見慣れた草花が何かに飲み込まれた。次の瞬間に、目の前に押し寄せる濁流にやっと気がついたーー。
「流された」ではなく「ながされた」としているのも、起きた現実に思考が追い付いていないようなことを暗示しているのではないか、と鑑賞しました。
②作者は小さな子ども。なので平仮名の「ながされた」。
いつも見ていた草花が流される光景を見て、何が何だかわからない。あとで聞いたところ、あれは濁流というものだということを知ったーー。
全然違っていたらごめんなさい。いずれにしても、淡々とした語り口調が逆にとてつもない出来事を思わせる、佳句だと思いました。辛いですが。
私としてはこのままいただきます。
添削ではなく、コメントにある「自然は自然と抗わない(抗えない)感」を元に、一応考えましたので最後に置かせていただきます。
・濁流や逃げることなき草の花
・草の花動かぬままに呑まれゆき
またよろしくお願いします。
点数: 3
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「草の花ながされた濁流だつた」の批評
回答者 鈴蘭
こんにちは、御句拝見しました。
難しいですね。草の花は少々観念的ですかねぇ…。さまざまな秋の花ですから、花だけ選んで流されるでもなし、流されるよりは泥に埋もれるだろうと思いますが、それでは季語が見えなくなる。どうしましょうね…。
また、「流された濁流だった」の悲愴感が非常に強いと思いました。破調もあいまって「家丸ごと流された濁流だった」くらいの悲しみがある。そのうえで、ストレートにそう言うことを避けて草の花を持ってきた印象を受けました。
流されるものを具体的にしてひとつ、いかがでしょう。
野菊みな押し流す濁流だった
別案、上記は「抗えない自然の悲愴ですが、「抗わない自然」を描くなら抜けた感じになる可能性もあります(目指されているところではないでしょうけれども)。
石榴ぽかぽか濁流に乗りてゆく
点数: 2
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「草の花ながされた濁流だつた」の批評
回答者 めい
ヒッチ様
嘘つきと言われをり月ながめをり
イサク様への提案句、感じが似てるなあと思いました。
草の花流された濁流だった
草の花が季語なんですね。
意味が広くなりますね。
青林檎だと夏だし、だめですね。
林檎なら、流されたとしても平気な感じがしたんですけどね。自然ですし。
でも抗えないと言われていますから、草の花というのは、名もなき人々のことでしょうか?
とことん、胸糞悪いほうに振り切ったほうが面白いと思います。
●撫子の濁流のまれ流されて
●濁流を流されてゆく白桔梗
かよわくて美しい花が泥だらけで流されてゆく。我ながらサイコパス。😅
よろしくお願いします🙇♀️
点数: 1
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「草の花ながされた濁流だつた」の批評
回答者 なお
ヒッチ俳句さん、こんにちは。
御句拝読しました。
ご自身で、自分のタイプではない句です、とおっしゃっています。まさにそんな気がします。「おっ、何これ?珍しいタイプ!」と思いますが、私としては、ごめんなさいです。
破調に気が行って、肝心の句意が入ってきません。私は、俳句の五七五というのは、もっとも読み手の心に沁みるリズムだと思うのです。ですから、昔から、歌の歌詞も、交通標語も、宣伝文句もみな七五調や五七五なのだと思います(サザンと宇多田ヒカルがだいぶ変えてくれましたが(笑))。
御句も、私は、内容がすごく深いだけに、五七五に整えたいと思いました。
・濁流に飲み込まれゆく草の花
・濁流や押し流されし草の花
・濁流の覆ひ被さる草の花
ヒッチさんのチャレンジとかを全然理解していないかもしれません。それならごめんなさい、よろしくお願いします。
点数: 1
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「草の花ながされた濁流だつた」の批評
回答者 めい
ヒッチ様。よっこらと😤ありがとうございます。
あたしゃ関取かと思ったよ。😭
でも昨夜、パジャマにしていたTシャツが余りに苦しくて、脱いで、Lサイズに着替えました。ヤバイ。人生においてこんなに身体が重いと感じたことは、ないです。
変な汗吹き出すし。
ヒッチ様のさきの句は、楽しいなと思いながら、作ってますか?
タイプじゃない彼女とデートしてるみたいなら、次に進みましょう。
無理してもいい俳句は、できないです。
生意気すみません。🙇♀️
点数: 1
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「草の花ながされた濁流だつた」の批評
回答者 こま爺
こんにちは。
良い句かなと思います。口調は口語句として、中七と句末が現在完了形あるいは近い過去の「た」で韻を含んでいるようです。
一点挙げるとしたら、流されたより流れたの方が観念を隠し、淡々と事実を描写する意味で良いのではとの感想もあります。
"草の花が流れた濁流だった
ご参考までに。
点数: 1
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「草の花ながされた濁流だつた」の批評
回答者 頓
ヒッチ様、ご指摘、ごもっともであります。頭を冷やして、「不尽」と改名して、舞い戻りました…朝令暮改甚だしき、ですなぁ…。
御礼申し上げす。有難うございました。
なお、御句、中七をわざわざに字足らずに?
「はや流されし濁流に」では🔰ですね。
とまれ、ご意見、ご指摘、重ねて有難うございましたm(_ _)m。
頓首再拝 不尽
点数: 1
「草の花ながされた濁流だつた」の批評
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自分のタイプではない句です。
自然は自然と抗わない(抗えない)感を少しでも表現したかったのですが、、、