「見上ぐれば下弦の月に雲かかる」の批評
回答者 なお
あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。あらちゃんさんにしては、上五「見上ぐれば」とは珍しいな、これは言わなくても良いのでは?とか思い、皆さんのコメントを拝読。
するとその点は皆さん言及なさっており、あらちゃんさんもご返信なさっていますね。
それを踏まえて提案させていただきます。
本句のポイントは下弦の月にあると思いました。通常、私たちが見るのは上弦の月ですよね。なぜなら下弦の月は夜中に出て明け方に沈むから普通は寝ていて気がつかない。それにも関わらず下弦の月。
そこで考えました。
暑くて眠れず夜中に起きたのでしょう!外まで出たかもしれない。なんでもなく目に入ったのではなく、積極的に空を仰いだのです。
だからあえて「見上ぐれば」となさったのでしょう。
その上での提案句です。
・眠れずに見上ぐる空に下弦の月
・寝て起きて下弦の月を見上げをり
・真夜中に雲居の下弦の月見上ぐ
三句目は中八です。すみません。
点数: 1
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素直に詠みました。