俳句添削道場(投句と批評)

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送り火や鳴く鳥西へ飛びゆけり

作者 もんこ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

昨日、父の畑で送り火をしました。
煙が上がってゆく空には名前も知らない鳥が、一声(ひとこえ)鳴いて西の空へ飛んでいきました。

隣にいた母と二人で、鳥が消えていった空をしばらく眺めていました。

『お父さん、行ったね。。』

この句の措辞の詰め込みすぎかな?とは思いましたが、削ることが出来なくて、みなさまのご意見をお聞きできれば嬉しいです。

宜しくお願い致します。

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「送り火や鳴く鳥西へ飛びゆけり」の批評

回答者 なお

もんこさん、こんにちは。
再訪です。
拙句「八月の伯父」にコメント有難うございました。
伯父(母の兄)が南方で戦死したのは母からたびたび聞かされていました。
しかし私はそれを私の子どもたちには特に伝えなかった。なぜならば、当然のことながら我が子らは私の伯父を知らないし、そもそも私でさえも伯父を知らない。私が伯父を少しでも知っていれば、我が子にもっと語りかけていたでしょうけど。

このように、実際にその惨状を知る人が少なくなり、伝えることもできなくなるかもしれません。
伝えなくても過ちは繰り返さない、そんな世の中になりますように。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「送り火や鳴く鳥西へ飛びゆけり」の批評

回答者 おかえさき

句の評価:
★★★★★

おはようございます、再訪です😓

竜子さんのコメントを読んで、あっそういう事か?と思い直して、文章まで考えたのですが…娘一家が来ていて、宴会が遅くなり明日にしようとしたら、次々と他の方からもご指摘が…面目ありません😣
「飛びにけり」とは違いますね!

文法の詳しい、竜子さんありがとうございます🙇
もっと丁寧に読んで精進しなければ…ごめんなさい。

点数: 3

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「送り火や鳴く鳥西へ飛びゆけり」の批評

回答者 竜虎

句の評価:
★★★★★

もんこ様 こんばんは
お世話になります。
横からすみません
おかえさき様のコメントが気になりました。
私も始めはおかえさき様と同じ考えをもちました。切字の「や」と「けり」
飛びゆけりを分解すると「飛び」と「ゆけ」と完了の「り」
飛ぶはバの四段飛ぶの連用形「飛び」でゆくに接続して
ゆくはカの四段の已然形は「ゆけ」
りの接続は四段の已然形です。
けりは切字のけりとは違うと思います。
どうも説明が下手ですがよろしくお願いいたします。

点数: 2

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「送り火や鳴く鳥西へ飛びゆけり」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

もんこ様、こんばんは。
お父様、畑をやってらっしゃったのですね。送り火とはすごい。きっとお父様も喜んでおられるでしょうね。

御句、詰め込みすぎですかね?たしかに単語は多いですが、中七下五はすべて鳥の描写なので視点があちこち行ってしまうこともなく、私はそれほど気になりませんでした。
どうしても削るなら「飛びゆけり」かとは思います(「鳥西へ」だけで飛んでいったであろうと想像できるので)。ただ今まさに飛んでいった、ということを示すには必要な措辞ですよね。

細かいですが、「鳴く鳥」だと「鳴きながら飛んでいった」とも読めるので、鳴いた後で飛んだことを明確にしてもいいかな?とは思いました。
・送り火や鳴きて西へと鳥の発ち
・送り火や鳴きて西へと飛んだ鳥
でも原句で佳いような気がします。

文法については竜子さんと同感で、問題ないと思いました。「飛びゆく」+完了の「り」で「飛びゆけり」なので、詠嘆の「けり」とは違うと思います。
長文すみません、またよろしくお願いします。

点数: 2

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「送り火や鳴く鳥西へ飛びゆけり」の批評

回答者 めい

句の評価:
★★★★★

もんこ様。コメントありがとうございます😊。
御句は送り火 名詞 鳴く 動詞
鳥 名詞
飛びゆけり 動詞 となります。
夏井先生は、動詞二個までと、言われたんですね。
他の先生からゼロか一個というのを以前ききました。
先生によって基準とか、読み方とか、違うんですよね。ややこしい。
だから、もんこ様は、どれを支持しようが自由ですよ。
口語俳句、是非是非歓迎します❤️

点数: 2

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「送り火や鳴く鳥西へ飛びゆけり」の批評

回答者

句の評価:
★★★★★

もんこさん、返信ありがとうございます。初心者ゆえ、感想のみ返信します。
子どもの頃、祖母とともに送り火をしたのを思い出しました。鳥が飛んでゆく描写に惜別だけではない余韻があって良い句だと思います。無事に到着したら、また今日からもんこさんとお母様を見守ってくださいますよ!

点数: 2

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「送り火や鳴く鳥西へ飛びゆけり」の批評

回答者 竜虎

句の評価:
★★★★★

もんこ様 こんにちは
お世話になります。
お父様のお盆の供養をされたんですね。昨日は送り火を焚いて送ったんですね。
お父様はお喜びになったことでしょう。
御句
私は佳い句と思います。浄土の西へ飛び去る
このままいただきます。

点数: 1

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「送り火や鳴く鳥西へ飛びゆけり」の批評

回答者 めい

句の評価:
★★★★★

もんこ様。基本俳句は、一句に動詞はひとつなんてすね。
御句は、鳴く、飛びゆくと複数あります。
送り火やの切れは、景色がかわっていませんので、詠嘆は、いらないと思います。
●送り火を見護るやうに鳥西へ
よろしくお願いします。

点数: 1

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「送り火や鳴く鳥西へ飛びゆけり」の批評

回答者 おかえさき

句の評価:
★★★★★

こんにちは、お世話になります。
送り火をされるなんて、良い風習が残っているのですね~✨お父様もお喜びになった事でしょう!

まず、気になったのは、や、と、けり、の詠嘆が二つ使ってある事でしょうか、
めいさんが仰る動詞の件は、少ない方がいいと思いますが…一つと決まっている訳ではないと…二つまでとN先生も仰っています。
や、の使い方ですが、送り火の説明を中七、下五でしている訳ではないので、この場合、や、で切るのは問題ないと思います(めいさんごめんなさい)かえって、や、で詠嘆する事により、送り火を際立たせていると思います!

・送り火や一声さびし鳥西へ
・送り火や一声のこし鳥は西

さびしの感情をお父様の気持ちに代わってあえて入れてみましたが…
本当は助詞があった方がいいと思うのですが、音数の関係で…😓

西方とか西方浄土とか入れたかったのですが、…

ネットで、や、の使い方岸本尚毅先生のサイトが参考になります。
貼り付けしようとしたら上手くいきませんでした😥

よろしくお願いします。

点数: 1

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「送り火や鳴く鳥西へ飛びゆけり」の批評

回答者 みつかづ

句の評価:
★★★★★

こんばんは。貴句、拝読しました。

作者の悲しみの様なお気持ちがせつせつと伝わってきますよね。
しみじみ追体験させていただける良い句だと、私は思いました。

さて、文法的な所に焦点を当てますね。
古語辞典で調べましたが、「100%私が正しいとは限らない」という前提です。

テレビ番組『プレバト!』の夏井いつき先生がお使いの言葉で、
「「や」でカットが切り替わって~」があります。
送り火の場面から「鳴く鳥」に、カメラを映し変えている事になります。

そして句末の「けり」。
一見切れ字の「けり」に見えますが、そもそも「けり」は活用語の何形に
接続するのかと申しますと、「連用形」です。
「花、咲きけり」、「涙、浮けけり」(他動詞の方の下二段活用の「浮く」。
自動詞の「浮く」は四段活用)の様に。

今回はその部分の活用語が複合動詞「飛びゆく」。カ行四段活用。
四段活用の動詞のエ段ですから已然形、もしくは命令形です。
継続・進行、完了の助動詞「り」が直後にありますので、已然形だと判断できます。
助動詞「り」は四段活用動詞の已然形、もしくはサ変動詞の未然形に接続します。
(それ以外の動詞の場合は助動詞「たり」を用います)

具体的には、「飛びゆけ」(已然形)+助動詞「り」(終止形)となっております。
直前の複合動詞を似た意味の「飛び去る」に変えますと「飛び去れり」になりますので、
「切れ字ではない」と判別する事ができます。

以上です。ご覧いただきありがとうございました。

点数: 1

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「送り火や鳴く鳥西へ飛びゆけり」の批評

回答者 竜虎

句の評価:
★★★★★

もんこ様 おはようございます。
再訪です。
私も文法苦手です。
コメントも本を見ながらですよ。
俳句文法入門(飯塚書店)俳句用語辞典(飯塚書店)俳句古語(学習研究社)三冊を主に参考にしております。
ネットで買いました。
またよろしくお願いいたします。

点数: 1

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