「風車駆け出す子の手で廻りけり」の批評
回答者 さび
こんばんは。
中七が八音になってます。
語順を入れ替えたら、収まります。
駆け出(いだ)す子の手の中や風車
更に更に。
"出す"も省略してみてはいかがでしょうか?
駆くる子の手の中に風車かな
ちょっともの足りないなら、アレンジ。
駆くる子の持つ風車音になる
指摘事項: 字余り
点数: 1
添削のお礼として、さびさんの俳句の感想を書いてください >>
作者 さつき 投稿日
回答者 さび
こんばんは。
中七が八音になってます。
語順を入れ替えたら、収まります。
駆け出(いだ)す子の手の中や風車
更に更に。
"出す"も省略してみてはいかがでしょうか?
駆くる子の手の中に風車かな
ちょっともの足りないなら、アレンジ。
駆くる子の持つ風車音になる
指摘事項: 字余り
点数: 1
添削のお礼として、さびさんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 秋沙美 洋
初めまして。
これは句の中で全てを語り過ぎてしまって面白味が無くなってしまったタイプの句と思います。
風車を手に子どもが駆け回って、風車が廻りました…と詠まれても、そもそも風車が子どもが回して楽しむ物ですので。
せめて風車が回ったか回らなかったか、くらいを詠み手に想像させる余地を残すくらいがこの句は良いのでは。
中八になった事も必然性がありません。固有名詞等を用いた上でのどうしても避けられない中八でもない限り、頑張って575に合わせる努力をしたいです。
点数: 2
添削のお礼として、秋沙美 洋さんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 鳥越暁
おはようございます
風車は「廻る」ものなので、省略できるでしょう。
◆風止めば駆け出す童風車
とかどうでしょうか。
点数: 2
添削のお礼として、鳥越暁さんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 げばげば
こんにちは。
はじめまして、遅ればせながら6句目で登場させていただきました、げばげばと申します。他5句も読ませていただきました。
御句。中八は解消できそうなら解消しておきたいですね。
風車駆くる子の手に廻りけり
廻るに改めた発見があったという形の句ではあるので、廻るに焦点を当てた、というのは、それはそれでいいのですが、
風車と駆ける、で廻るは想像できてしまうので、なんとなくもったいない気もしないでもないです。
たとえばひとつだけ違う要素足して
日暮るるや駆くる子の手に風車
川べりを駆くる子の手に風車
下五に風車で、廻る風車にぐーっとアップしていく形にしてみました。どうでしょうか?
点数: 1
添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 イサク
こんにちは。
他の方から同じようなことが出ていますが、ちょっと違う言い方で。
御句、下五が「廻る」になっているのが、
「風車」+「子が持って走る」⇒「廻る」
という理屈でわかる並びになっているので、「廻る」が悪い意味で目立っています。
提案句でみなさん、しれっと下五「風車」にしてきているとおり
「子が持って走る」⇒ なんだろう? ⇒ 答え「風車」
の方が、俳句としては成立させやすいと思います。たぶん私もそうします。
「廻る」は省略してもいいですし、句の内容によっては入れてもいいと思います。
三音もったいないですけど、入れることで出せる俳句的意味もあります。
「風車が回った」ということを強調したいときとか、ですね。
・駆け出せば廻り揺れ出す風車
点数: 1
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 なお
さつきさん、こんにちは。いい感じの投句ペースですね。
御句拝読しました。もはや皆さんが、おっしゃる通りです。
御句について私が何を申し上げてももはや蛇足や重複になりますが、それでも言わせてくださいね。
季語は上五に置くのは悪くないのですが、中七下五と読み進むうちに印象が薄れて、あれ?何の句だったっけ?となるリスクがあります。
その意味では、上五の場合は切れを入れると強調されますね。ただ、風車のように五音の季語は切れが入れられない。その場合は、下五に置くことが考えられます。
次に、最後が動詞で終わる点ですが、これは名句も多数ありますので全然いけないことではありませんが、「AがBする」と言うと、報告や説明調の散文的になりがちです。それよりも、語順を逆にして「BするA」としたほうが俳句としてはいいようです。
ですので、いま申し上げたことから御句を変えさせていただきますと、
「駆け出す子の手で廻りける風車」となります。
少し修正して、
・駆け出す子その手に廻る風車
これをまず私の提案句として置かせていただきます。
あともう三句、考えたので置かせてください。
・風止みて駆ける子の手に風車
・駆け出して風起こす子の風車
・自らが風になる子や風車
点数: 1
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
風が止んでしまって廻らなくなった風車を、どうしても廻そうと駆け巡っている様子です