俳句添削道場(投句と批評)

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濡れそぼつしだれ桜の涙落つ

作者 佐渡  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

公園のしだれ桜が雨に濡れてぽたぽた雫を垂らしている様子を涙を流しているようだと。

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「濡れそぼつしだれ桜の涙落つ」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

この句は下五「涙落つ」がちょっと・・・です。

「雨に濡れて雫が垂れている」=「涙」の擬人比喩は、ちょっと安直すぎるのではないでしょうか。
下五まるまる、他の描写にした方がよいかと・・・

・濡れそぼつしだれ桜の艶やかに

これも安直ではありますが。

点数: 1

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「濡れそぼつしだれ桜の涙落つ」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

おじさん様、こんにちは。作句ハイペース!芦川次郎さんと競っているがごとくですね。私もあやかりたいです。頑張らなくては。

御句拝読しました。濡れそぼつ、素敵な言葉ですね。そぼ降る雨、とかは存じていましたが、濡れそぼつはあまり耳慣れない言葉でした。
要するに濡れてポタポタ落ちるさまですよね。
枝垂れ桜の涙のようだ、と詠むと、そこに感情が入ってきますので、「なんで桜が泣いていると思うの?」ということになります。
ウクライナ大使館の桜とかならわかりますが、そういうことではないですよね。
ですのでここは涙より単にしずくにして、下五は擬人でも感情でもない方がいいと思います。

しかしそうなると、なかなかいい下五が浮かんでこない。そこで下五に濡れそぼつを持ってきてみました。

・傘のごと枝垂れ桜の濡れそぼつ

点数: 1

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「濡れそぼつしだれ桜の涙落つ」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。濡れそぼつ、いいですねー。しっとりした句です。
やはり下五の擬人化は避けたいですねー。正調な感じの上五中七に、下五がそぐわあいというか、どうしても安直措辞に感じてしまうのがもったいないです。
違うことを五音あればやれちゃいますし。私の好きな堅田のしだれ桜にかわっちゃいますが。
濡れそぼつしだれ桜や浮御堂

点数: 1

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「濡れそぼつしだれ桜の涙落つ」の批評

回答者 こま爺

句の評価:
★★★★★

今晩は。

濡れそぼつと下五の波が全体として重い感じなので一気に行くより、中七の後「や」で一旦切る方がリズムも句意も安定感が、いや安堵感があるのでは。

参考にしていただければ幸いです。

点数: 1

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「濡れそぼつしだれ桜の涙落つ」の批評

回答者 森本可南

句の評価:
★★★★★

こんにちは。よろしくお願い
致します。

濡れそぼつしだれ桜や誰を待つ

艶のある女性が、雨に濡れて、誰かをひっそり待っている。
擬人化が、ピッタリきます。
これは、私だけの感覚的なもので、正解は、わかりません。

点数: 0

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「濡れそぼつしだれ桜の涙落つ」の批評

回答者 森本可南

句の評価:
★★★★★

佐渡さん。お気を悪くされたなら、申し訳ないです。
でも、これだけは、言わせてください。他にどんな句が、あるんだろうと何気なく見ていたら、すごく、惹かれる句に、出会ったんです。
思わず、自分も作りたくなるような素敵なシチュエーション。
こんなに、惹かれたのは、初めてです。情景が、ずばっと浮かびました。

今度から、気をつけます。重ねて、
嫌な思いさせてしまって、申し訳ございませんでした。

これにこりず、これからもなにとぞよろしくお願い致します。

点数: 0

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