俳句添削道場(投句と批評)

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義母逝くも懐ぬくし扇置く

作者 伊勢の杜  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

ぬくしは季重なりになりますか❓まだ体温の残る義母の臨終の句です。他、何でも気付いた所を教えてください。よろしくお願いします。

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「義母逝くも懐ぬくし扇置く」の批評

回答者 幸福来々

コメント失礼します。

ご愁傷さまです。
愛情が感じられる良い句だと思います。
私も祖父が亡くなった時、いくつか俳句に残しました。

技術的なことですが、『も』が散文チックなのと『扇』という季語の必然性が気になりましたが、げばげばさんの指摘となおじいさんの読みがすごかった!

『扇置く』でもいいと思いますが、私は「秋扇」に変えるともっといい句になると思います。
季語『秋扇』には、残暑を凌ぐという意味と使わなくなって忘れ去られたという意味があります。
忘れ去られたという意味の裏には、再度発見・思い出すという行為が隠されているため、悼む句に結構利用されています。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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義母の肌に残る温みや扇置く

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。はじめまして。

看取られたのでしょうか?
おつかれさまでした。

こういう日記・記録映像的な句は手を加えるのを控えたくなります。とはいえ、踏まえた上で数点。
◆「懐ぬくし」・・・「懐が温かい」という慣用句に引っ張られます。失礼ながら「遺産や保険金で(自分の)懐がぬくく(温かく)なった」と誤解を招きかねません。
 「ぬくい」「あたたかい」という語を使うならば、「懐」という言葉をあきらめた方が良いと思います。
◆「逝くも」の「も」に、俳句的には無用な感情がこもりすぎているので、これは外したいと思います。
◆「扇置く」これは生かしたい季語ですね。
 義母の愛用していた扇なのでは? それを枕元や脇にそっと置いたのでは? という想像もできます。

こういう句を「感情のこもったいい句ですね」という感想で終わらせたいのはやまやまなのですが、せっかく「添削道場」という名のサイトに書きこんで頂いているので、少し意見を言ってしまうのはご容赦ください。

個人的には「死ぬ」「逝く」という単語を使わないようにしていますので、提案句では「逝く」を外してみたのですが、伝わりますでしょうか?

点数: 2

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逝く義母のふところ温し扇置く

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
はじめまして、げばげばと申します。

御句、お義母さまの臨終と季語の取り合わせ、うまくいっているようい思います。季語を秋風、秋空、秋蝉などにするではなく、「扇置く」と行動にしたところに伊勢の杜さんの意図が感じられました。「秋扇」を使うのもいいかもですけどね、使わなくなった、置き去られたもう不要感が出てしまうかー、、。

「ぬくし」も季節の体感として使っていなければ季語としては機能していないように思います。

このままでいいのですが、中七でカット切れていても、懐と扇があるので、懐から扇が出てきたように見えてしまって。誰の懐か書いておくという提案句です。

逝く義母のふところ温し扇置く

臨終の義母なほ温し扇置く

やはり「ふところ」を入れたことにリアリティを感じたので、そちらですね。
伊勢の杜さん、味わい深い句をありがとうございます、またお待ちしています(*'▽')

点数: 1

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義母逝くも懐ぬくし秋扇

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

伊勢の杜さん、こんにちは。

ご投句拝読しました。私の感想と提案句を置かせていただきます。

まずは、お義母様ご逝去とのこと、ご愁傷様様です。

ご臨終の際にお身体の温もりをお感じになったところに愛情を感じます。それも「体温ぬくし」ではなく「懐ぬくし」となさったところがいいです。
「ぬくし」は別に気候についてのことではないので季語ではないと思います。

下五の「扇置く」について、私は「秋扇」を置かせていただきました。
「お義母さん、暑かったろう。いまさら扇子をあげても遅いかもしれないけど、向こうでも残暑が厳しいといけないから置いておくよ」
という気持ちが伝わるような気がしました。

その他は、げばげばさんが先にいいコメントを残しておられます。
いい句を有難うございました。

点数: 1

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