俳句添削道場(投句と批評)

南風の記憶さんの添削投稿の古い順の4ページ目

春隣屋根のシートを剥がす日よ

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 春隣屋根のシートを揺する風

こんにちは。あまり上手く添削できないのですが、そうり様の気持ちの通りになるように、少し直してみました。

「春隣」とは春への期待感を含む季語です。この句の内容で、期待することと言えば、屋根の補修が終わり、シートを「剥がす」ということじゃないでしょうか?

「シートを剥がす日よ」と呼び掛ける言い方にすることで、実際には「今はシートを剥がせない状態」だということも、読み取れると思います。

点数: 1

雪女化粧を落とす宿の裏

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 雪女化粧を落とす午前二時

丼上秋葵様、はじめまして。雪女と「化粧」の取り合わせは、面白いと思います(だからこそ選に入ったのでしょう)。やはり気になるのは「午前二時」でしょうか。この時間は、雪女が活動する真っ最中のイメージなので、「化粧を落とす」という部分に、違和感を覚えてしまいます。

私なら「午前二時」を省き、もっと「化粧」を具体的に描写するか、化粧を落とす「場所」を明示します。いかがでしょう?

(例1)雪女化粧は死装束の色
(例2)雪女化粧を落とす宿の裏

点数: 2

節分や野球のやうに豆を置く

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 節分の豆を野球に見立てる子

はじめまして。私も楽しい句ですし、きちんと節分の中にある光景だと思います。

気になるのは、やはり「見立てる」です。これだと状況が分かりにくいので、「どんな動作」をしているから“野球に見立てている”と分かるのかを書いた方がよろしいかと。

きっと野球の四つの塁のように、ダイヤモンドを形作っているのではないかと、私は思いました。私の添削も巧くはありませんが、「豆を置く」という動作を入れれば、もう少し状況が伝わるかと思います。少しでも参考になれば幸いです。

点数: 2

「ぶつたぎるあぶるぶちこむ根深汁」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: ぶつたぎるあぶるぶちこむ根深汁

こんばんは。動詞を畳みかけることで、勢いが伝わってきます。同時に、根深汁の香り、ぐつぐつと煮える音まで聴こえてくるようです。

このような思いきりが、私はまだまだ足りません。野球で言うとシングルヒットばかりで、ホームランが打てないのが、今の悩みです。一歩突き抜けるヒントとさせてください。

点数: 2

白球はあまたの夢を春空を

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 球春の夢に向かって飛ぶ打球

そうり様、お久しぶりです。体調の方はいかがでしょうか?

さて、いなだはまち様も指摘されていますが、「映像」が足りないのが御句の弱い点かと思います。さらに、ボールが「夢に向かって飛ぶ」というフレーズも、わりとありがちですので、もう一工夫が必要だと感じます。

添削句は、そうり様の「夢」を生かし、白球が「あまた(たくさん)の夢」を駆け抜けていくイメージで詠みました。また最後に「春空」と持ってくることで、白球の「白」と春空の「青」、色の対比となるようにしました。

少しでも参考になりましたら幸いです。

点数: 2

南風の記憶さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

お詫び

回答数 : 3

投稿日時:

ドーナツの形の地雷唐辛子

回答数 : 7

投稿日時:

この島は流刑地だった夕時雨

回答数 : 5

投稿日時:

重ね着す捲りたくなるやうな雲

回答数 : 3

投稿日時:

この音はライト定位置息白し

回答数 : 6

投稿日時:

南風の記憶さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

夜涼みに小川糸など読んでみる

作者名 優子 回答数 : 4

投稿日時:

閑なる曙光の街も春隣

作者名 あらちゃん 回答数 : 4

投稿日時:

のぼり立てしぐるる山や関ケ原

作者名 久田しげき 回答数 : 0

投稿日時:

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