焉にか学ばざらんと夫子かな
回答者 丼上秋葵
添削した俳句: 木々の色映す湖沼へ落葉風
こんばんは!
孔子も大好き、おくらです。
先生は誰から学ばないことがあろうか。
いや、誰からも学んだ。
『論語』の中でも、一番好きなくだりで、私が人生の手本としている考え方です。
素敵な詩をご紹介してくださり、ありがとうございます!
私はもう、おっさんなので、涙腺が弱くて、すぐにほろほろと泣けてきてしまいます(´;ω;`)
私の作句のスタイルは、どちらかというと川柳に近く、自分の心情を吐露する、自分の心を、人生を削りとるような形をとっているので、こうしたかぬまっこ様とのやりとりで生じた感動も、すぐ作句に反映されてしまいます💦
北杜夫は大学、学部の頃、一回レポーターを担当しました。作品名は忘れてしまったのですが、マジックマッシュルームで、夢と現実の淡いを行ったり来たりする作品だったと思います。
うちの研究室は化け物揃いで、当時の私は、こいつら何語を喋っているんだ…? という、それこそ、ペダンティシズムを感じるような議論が日夜交わされており、劣等感と自分の勉強不足に苛まれる毎日でした。
今、思い返しても、全然ついていけてなかった気がするのですが、最近、皆様に「お前は衒学的だ」と言われるようになり、意外と身になっていたんだな、と、自分でも少し、驚いています💦
千日草様、見てらっしゃいますか? おくらにも、そんな時代があったのです。
金子みすずしかり、北杜夫しかり、文学は作者の人生観、ならびに、心の叫びが形になったものだ、と、受け止めています。
僕の俳句を、そこに並べるにはおこがましいですが、誰か一人でも、心を揺さぶらせることが出来たのなら、それはとても幸せなことだと思います。〈糞みたいな現実〉を生き抜いてきた甲斐もあるってもんです。
かぬまっこ様をはじめ、皆様の作品からもそういった揺さぶりを沢山受けています。本当にありがとうございます!
今後とも、ご指導・ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。
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