俳句添削道場(投句と批評)

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立冬の月鏡ごと晩さん会

作者 04422  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

友夫婦のお招きいただき御馳走になりました。座六になりましたが…。
外に出ると凍てつくような寒さ。澄んだ空気に十日余の月が浮かんでいました。

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寒月は鏡の如し友と酌む

回答者 平果

心までも温める晩餐会の帰り道、冴え渡る月の光を受けながら歩く夜道は、句を詠みたくなる瞬間ですね。

他のかたが御指摘なさっている通り、「立冬」と「月」とを併せ詠むと具合がよろしくないようですね。
では、どうするか。私は貴句を拝見して、詠まんとしているのは「立冬」限定の月ではなく、冬の月の冴えなのではないかと感じました。なので、冬の季語「寒月」を用いることにしました。
また「鏡ごと」では、「まるで鏡のようである」の意にはならないので(「鏡のごと」であれば通るのですが)、いっそ七音使って、「鏡の如し」と致しました。漢字を用いたのは、寒寒とした雰囲気を表現できると思った為です。
「晩さん会」は、漢字に改めた上で、そのまま使いたいと思ったのですが、個人的に定型に対する拘りがあるため、五音で代替となる語を探してみました。「食事会」が見当たりましたが、「晩餐会」と比べて、安っぽい印象を拭い切れません。いっそ名詞を諦めて、「晩餐会」の語によって表現せんとしたものを代わりにしたいと考えました。では、「晩餐会」によって表現されるものとは何でしょうか。それは、お友達のご夫婦と食卓を囲む温かく穏やかな時間なのではないかと想像致しました。それを五音で言い表すのは、私の力量では難しいことでした。無理やり「友と酌む」としました。

拙い添削案ですが、僅かでも御参考になれば幸甚です。

句の評価:
★★★★★

点数: 4

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「立冬の月鏡ごと晩さん会」の批評

回答者 一本勝負の悠

句の評価:
★★★★★

中七の/ごと//が意味不明ですね? 日本語版でお願い申し上げますm(._.)m ◆(字足らず)は月 鏡の無理な押込みです。)むちゃくちゃな俳句ですよ( ノД`)…

指摘事項: 字余り 字足らず 季重なり 新旧仮名遣いの混用

点数: 2

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立冬や月も皿空け晩餐会

回答者 丼上秋葵

句の評価:
★★★★★

おはようございます!
今日は大学恩師の生前告別式!
有休とってのおくらです。

※慶弔休暇ではありません💦
恩師はぴんぴんしております。
破天荒な方なのです💦

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

確認から入りますね!
「立冬」は初冬の季語です。
「月(の)鏡」は三秋の季語です。
御句は「立冬の月鏡」と「立冬」が「月鏡」を修飾しているので、季語としては「月鏡」を主に据えた句として、捉えてもよろしいでしょうか?

「立冬」を迎え、「凍てつくような寒さ」が夜を包むようになってまいりました。ですが、「友夫婦」との「晩さん会」は、詠み手にとって、余程満ち足りた時間だったのでしょうね。外に出ても、心身にはまだ温かさが残り、見上げた「月」は「鏡」のように、澄みきった自分の心までも、映しているかのようです。

と、いった句意を読み取らせていただきましたが、いかがでしょうか?
「立冬」の〈寒さ〉と「晩餐会」の〈温かさ〉が対比となり、その喜びを「月鏡」が優しく映し出す、とても綺麗な句だと思います。

提案句は、季違いを避けるため、三秋の季語「月鏡」を無季の「月の皿」に換えてみました。若干、句意が変わってしまうような気もするので、一案として、ご笑納ください。

少しでもご参考になれば、幸いです。

指摘事項: 字余り 季重なり

点数: 1

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添削対象の句『立冬の月鏡ごと晩さん会』 作者: 04422
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