俳句添削道場(投句と批評)

丼上秋葵さんの添削最新の投稿順の18ページ目

「立ち話中断するや初時雨」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 立ち話中断するや初時雨

おはようございます!
昨夜は上司の送別会、
二日酔い気味のおくらです。

拙句「缶詰」の句、ならびに、拙歌「ロケット」の短歌にご意見を下さり、ありがとうございます! ご質問に、一つずつお答えしますね。

「暗る」は「くる」と読み、ラ行下二段活用の自動詞です。〈心が暗く沈む〉ですとか〈目の前が真っ暗になる〉という意味を持ちます。

拙句は「缶詰」に閉じ込められた「鰯」の気持ちに寄り添い、暗い牢獄の中からやっと出られたと思いきや、もう「口の中」、短い人生だった…(´;ω;`)という悲哀を詠んだ句です。安易な擬人化により、句意が上手く伝わらなかったのですね💦精進します。

いくら、夏井先生が偉大だとしても、一人の人間が、季語の読みを無理矢理変えることなどできないかと思われます💦

俳句歳時記 第五版 秋』角川書店
https://www.kadokawa.co.jp/product/321702000222/

上記の歳時記にも、掲載されていますが、「秋夕焼」と書いて「あきゆやけ」「あきゆうやけ」とどちらの読みも可能です。長年の使用で、季語独特の読みが生まれたのでしょうね。

一例を挙げると、群馬県榛名神社の「男根岩」のように、性器を神様として奉る性器信仰は少なくありません。今も昔も不妊治療でお悩みになられている方は沢山おりますし、子宝を望む、命を繋ぐ為のものとして「男根」を神聖視する気持ちはあって当然だと思います。不快な思いをさせてしまったのならば、そのことに対しては心より、お詫び申し上げますが、必ずしも「男根」が忌避すべき、汚いものだとは、私は考えておりません。

長くなりましたので、一旦切ります💦

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

「立ち話中断するや初時雨」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 立ち話中断するや初時雨

こんにちは!
改めまして、おくらです!

恐縮ながら、御句「初時雨」の句に、感想を述べさせていただきます。

この御句に対して私が申し上げたいことは、悠様がほぼすべておっしゃられてますね💦
切れ字の「や」はちゃんと効果を発揮しております。上五中七が「初時雨」を説明もしておりませんし、千日草様の句意もはっきりと伝わる、俳句としてはきちんとした形になっております。

ですが、御句「冬構」の句に感想を述べさせていただいた際、ちらっとお話したのですが、詩歌の世界では【⚪⚪だから⚫⚫になった】という明確な因果関係を提示することは特に嫌われています。

この句は【「初時雨」が降ってきたから、「立ち話」が「中断」になった】という、明確な因果関係が読み取れてしまいます💦

私もよくやってしまいます💦お互いに気を付けて、作句に励みましょう!

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

キリストや弟子に囲まれ小六月

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: キリストのふどし弛むや小六月

おはようございます!
今日は公休、おくらです。

拙句「原爆」の句にご指導くださり、ありがとうございました。やはり「原爆」のみでは、季語ではないのですね。勉強になります。また、辛口悠様に褒められると殊更嬉しいですね!

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

いいですねぇ! 「キリスト」と書くだけで色々な想像が広がります。〈人間の原罪〉に〈十字架〉などをはじめ、彼が背負わされていたもの、そして、今なお背負わされてるものは多すぎますから💦そんな辛く厳しい冬のような人生の中で、彼にも「小六月」のような、心穏やかな時が来たとするなら、私は、信頼できる仲間が出来た時なのではないかな? と思っての提案句です。

「ふどし弛むや」という表現も機知を感じられて素敵です。常に〈褌をしめて〉物事に当たっていた彼が、〈不意に見せた気の弛み〉を、切れ字の「や」が上手く強調してくれていますね!

人でありながら、神の一句を作りたい! そんな烏滸がましい業を背負い、時には冬の凍てつく北風のような批判を一身に受けながら俳句道を歩む私も、悠様をはじめとした信頼できる皆様が居てくださるからこそ、「小六月」のような心穏やかな気持ちで作句に臨めます。まぁ、ユダに命を奪われないよう、気を付けはしますがね!((( ;゚Д゚)))

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

夢に見しあなたの姿夜寒かな

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: あのひとの思いを致す夜寒かな

おはようございます!
今日は公休、おくらです。

乗り掛かった船です。最後まで旅路を共にしましょう!
厳しく、ということなので、恐縮ながら、厳しめの感想を述べさせていただきます。

まず、最初に確認したいのは

◆夢に見たあの人の姿夜寒かな/林様

上記の御句を元に推敲されたということなので、【句意は原句と同じ】という認識でよろしいですか? だとするならば、揚句は原句より、読み手が情景を思い浮かべづらくなっており、改悪されてしまったように、私個人は感じてしまいました💦

◆あのひとに思いを馳せる夜寒かな

揚句の形を尊重するなら、こうですかね💦「思いを致す」が日本語としては、ちょっと伝わりづらいと感じました。ですが、夢か現か「あのひと」の姿が、心に浮かんで離れない。そんな原句のロマンティックさがやや削がれてしまった気がします💦

推敲後の四句に関して共通して言えることは、詠み手が「夢に見」るほどなのですから、意識的か無意識的かはさておき、詠み手が「あのひと」に対して、何らかの「思い」を抱えていることは明白です。ですから、わざわざ「思い」や「想う」と説明する必要はないように感じられます。

また「あの人(あのひと)」と書いて下されば、読み手も〈他者である〉「人(ひと)」の姿を想像できるのですが、【「姿」だけでは、自分なのか、他人なのか、そもそも人であるのか、が、わかりません。】

中八を削る為の努力の跡は垣間見れます💦本当に頑張って推敲なされたのですね。

私の提案句は、詠み手の「あのひと」への「想い」の強さを強調しながらも、字数を調えるため、「あなた」としてみました。「あのひと」に対する詠み手の心の距離がぐっと近づいた気がしませんか?

句意を捉え損なっていたら、申し訳ございません。
少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

「露伝い落つアイスカフェ午後三時」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 露伝い落つアイスカフェ午後三時

おはようございます!
現役カフェ店員のおくらです。

いらっしゃいませ。
ご注文をおうかがいいたします。
御句「アイスカフェ」の句への感想ですね?
かしこまりました!
少々、お待ちくださいませ。

悠様のおっしゃるように、「アイスカフェ」は≒「アイスコーヒー」なので夏の季語、「露」は秋の季語なので、季重なり、かつ、季違いです💦

露伝い落つ//アイスカフェ//午後三時

また「落つ」が終止形なので、揚句は三段切れだと思います。

以上の問題を解決するために、提案句を考えてみたのですが、いかがでしょうか?

◆アイスグラスに露伝い落つ午後三時

◆雫垂れたるアイスカフェ午後三時

上七の字余りですが〈秋〉を強調したいなら前者、破調ですが〈夏〉を強調したいのなら後者です。

「午後三時」アイスグラスが汗をかくほど、話に花を咲かせていたのでしょうか? それとも読書に耽っていたのでしょうか? 色々想像の膨らむ、楽しい句です。ありがとうございます。

少しでもご参考になれたでしょうか?
またのご来店をお待ちしております!

点数: 1

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