俳句添削道場(投句と批評)

丼上秋葵さんの添削最新の投稿順の17ページ目

「命いっぱい咲いて綿帽子たんぽぽよ」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 命いっぱい咲いて綿帽子たんぽぽよ

はじめまして! おくらと申します。
幼少期から近所にわさわさと生えており、とても身近な存在だったので、たんぽぽは路傍の花の中でも特に親しみを覚えています。

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

随分と思い切った詠みをなさいましたね!
久田様のようなご意見が出るのも当然であると思う一方で、私は御句はこのままでもいいんじゃないかな、と考えています。

三段切れ、字余り、旧仮名遣いも用いずに、定形にはとどめきれない程の、詠み手の思いが率直に〈真っ白なまま〉溢れ出しているこの句は、正に「たんぽぽ」の「綿帽子」そのもののようだと感じました。賛否両論出ると思いますが、潔くて、私は好きです!

少しでもご参考になれば、幸いです。

指摘事項: 字余り

点数: 1

新走提げて来るは碁の故敵

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 新走提げて来るは碁の敵

おはようございます!
囲碁よりも将棋大好き、おくらです。

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

前も詠まれてましたよね? 久田様は「新走」が余程、お好きなんですね!
「敵」でありながらも、その好物を手土産に引っ提げてやってくる。よいご友人をお持ちじゃないですか! 私にもそんな将棋友達が居ます。そんな気のおけない友人との時間は、とても満ちたりた気持ちになりますよねぇ。

提案句は「新走」に対して「故」を置き、言葉の対比でおかしみを加えつつ、「敵」との付き合いの深さをより表してみました。

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 0

長雨や秋茄子口に遠くなり

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 長雨に秋茄子口に遠くなり

こんばんは!
布団の中から、おくらです。

拙句「ロケット」の句にコメントを下さり、ありがとうございます!

三秋の季語「秋夕焼」は「あきゆやけ」と読みます。この間のプレバト!でも、紹介されておりました。晩夏の季語「夕焼」よりも、どことなく〈寂しさ〉が滲みます。

恐縮ながら、まずは御句「秋茄子」の句に感想を述べさせていただきます。

提案句は、鳥越様のご指摘を援用し、さも自分が考えたかのように提示しております。
さすが、汚い! 卑劣なおくらを非難したくなるお気持ちは重々承知いたしておりますが、是非とも聴いていただきたい💦

「長雨や」としたことの効果は、「場面切り」以上の効果をもたらしていると思います。

◆花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに/小野小町

百人一首のみならず、高校の教科書にまで載る程の有名な短歌ですね。詳細な意の説明は省きますが、「ながめ」の一語が「長雨」と〈物思いに耽る〉という意味の「眺め」に掛かっています。

御句は「長雨」に体調を崩して、大好きな「秋茄子」を食べることもできずに「眺め」ている、物思いに沈んでいる様を、上五に託して詠んだものと解釈しました。

それならば、やはり「長雨に」と「長雨」を背景にするだけに止めず、「秋茄子」への渇望で〈物思いに沈んで〉「眺め」てますよ! という気持ちを強調するためにも「長雨や」とした方がよい、というのが私の考えるところです。

以下、余談です。

『Wind Climbing~風にあそばれて』/奥井亜紀という名曲があるのですが、その中に「どうにもならない今日はせめて 笑い話に変えられますように」という歌詞があります。

私の人生には一時、「長雨」のように「どうにもならない今日」ばかりが続いていた時期がありました。当時は、絶望せずに日々を生きつなぐ為だけに、ひたすら言葉の刃を研ぎ続けて、現実を面白おかしく捉えようと苦心しておりました。その経緯あってこその、今の私だと思います。

『風にあそばれて』は歌詞のすべてが素敵です。よろしければ、御試聴なさってみてください!

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

「長雨に秋茄子口に遠くなり」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 長雨に秋茄子口に遠くなり

追伸です!

お住まいのところは本当にお寒いんですね!
お風邪を召されないようにしてください💦

揚句とは全く関係ないので、こちらのコメントは拝読後、非表示にしてください。よろしくお願いいたします。

点数: 0

「芋の露こぼれこぼれて千曲川」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 芋の露こぼれこぼれて千曲川

おはようございます!
今日はぐったり、おくらです。

拙句「ロケット」の句にコメントを下さり、ありがとうございます!

あきゆやけの補足は助かりました💦

一つ目のコメントはあまりに汚すぎて放置してしまったのですが、私が「ゴム」とか「ロケット」とか連想してしまうような単語を連発したのも問題だったのかもと反省しております💦また「男根」と「墓石」も、エロスとタナトスとのよい対比になっており、実はとても鋭い御返句だったのでは! と思い直している今朝のおくらです。

恐縮ながら、御句「千曲川」の句に、感想を述べさせていただきます。

◆芋の露連山影を正しうす/飯田蛇笏

◆五月雨をあつめて早し最上川/松尾芭蕉

御句は、上記の名句を彷彿とさせながら、被災者に対する哀悼と慈愛がみっちり詰まった、悠様らしい句だと思います。

「芋」は正に〈生活の糧〉であり、一つ一つの「芋」は〈日々を生きる人々そのもの〉の暗喩とも捉えることができますね。

その「芋」に生じた「露」は、今回の被災で受けた〈悲しみの涙〉とも、復興するために流すであろう〈努力の汗〉とも、様々な解釈が可能だと思います。

その沢山の〈涙〉や〈汗〉が「こぼれこぼれて」被災地の「千曲川」に流れ込んでいくんだよ、と。

とても素晴らしい句だと感じました。(´;ω;`)

「こぼれこぼれ」た小さな〈涙〉や〈汗〉の一つ一つは一本の大きな流れとなって、母なる海へ注ぎ、やがて慈雨となって、また被災地に降り注ぐのでしょうね。

被災地の復興を、心より強くお祈り申し上げます。

大変勉強になりました!

点数: 1

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