俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

芋の露こぼれこぼれて千曲川

作者 一本勝負の悠  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

此の度の水害被害者の皆様へ、衷心より御見舞い申し上げます。

◆露/つゆ
三秋
 

白露/朝露/夕露
夜露/初露/上露
下露/露の玉/露葎
露の秋/露の宿
露の袖/袖の露
芋の露/露の世
露の身/露けし
 
露は一年中発生す
るが、秋季に最も
多いので単に露と
言えば秋である。
大気中の水蒸気が
湿って、夜間、草
の葉や石などに水
滴となって付着す
る。露は動植物の
命を育んでいる。 

今日よりは書付消さん笠の露
芭蕉「奥の細道」
しらつゆやさつ男の胸毛ぬるるほど
蕪村「蕪村全集」
分けゆくや袂にたまる笹の露
蝶夢「熊野詣」
露の世は露の世ながらさりながら
一茶「おらが春」
蔓踏んで一山の露動きけり
原石鼎「花影」
金剛の露ひとつぶや石の上
川端茅舎「川端茅舎句集」
露の玉蟻たぢたぢとなりにけり
川端茅舎「川端茅舎句集」
生きるとは死なぬことにてつゆけしや
日野草城「人生の午後」
白露や何の果なる寺男
松本たかし「鷹」
~きごさい~

最新の添削

「芋の露こぼれこぼれて千曲川」の批評

回答者 丼上秋葵

おはようございます!
今日はぐったり、おくらです。

拙句「ロケット」の句にコメントを下さり、ありがとうございます!

あきゆやけの補足は助かりました💦

一つ目のコメントはあまりに汚すぎて放置してしまったのですが、私が「ゴム」とか「ロケット」とか連想してしまうような単語を連発したのも問題だったのかもと反省しております💦また「男根」と「墓石」も、エロスとタナトスとのよい対比になっており、実はとても鋭い御返句だったのでは! と思い直している今朝のおくらです。

恐縮ながら、御句「千曲川」の句に、感想を述べさせていただきます。

◆芋の露連山影を正しうす/飯田蛇笏

◆五月雨をあつめて早し最上川/松尾芭蕉

御句は、上記の名句を彷彿とさせながら、被災者に対する哀悼と慈愛がみっちり詰まった、悠様らしい句だと思います。

「芋」は正に〈生活の糧〉であり、一つ一つの「芋」は〈日々を生きる人々そのもの〉の暗喩とも捉えることができますね。

その「芋」に生じた「露」は、今回の被災で受けた〈悲しみの涙〉とも、復興するために流すであろう〈努力の汗〉とも、様々な解釈が可能だと思います。

その沢山の〈涙〉や〈汗〉が「こぼれこぼれて」被災地の「千曲川」に流れ込んでいくんだよ、と。

とても素晴らしい句だと感じました。(´;ω;`)

「こぼれこぼれ」た小さな〈涙〉や〈汗〉の一つ一つは一本の大きな流れとなって、母なる海へ注ぎ、やがて慈雨となって、また被災地に降り注ぐのでしょうね。

被災地の復興を、心より強くお祈り申し上げます。

大変勉強になりました!

句の評価:
★★★★★

点数: 1

添削のお礼として、丼上秋葵さんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

こだまゆえ

作者名 カコ奴 回答数 : 1

投稿日時:

雀蛤になるや兎の走る海

作者名 ちゃあき 回答数 : 4

投稿日時:

書きかけの手紙を伏せて髪洗ふ

作者名 たけたけ 回答数 : 3

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『芋の露こぼれこぼれて千曲川』 作者: 一本勝負の悠
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ