俳句添削道場(投句と批評)

丼上秋葵さんの添削最新の投稿順の35ページ目

大波立つ落葉落葉に落葉かな

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 大波立つ風に吹かれし落葉ぞ

おはようございます。
落葉より気分がハラハラ、おくらです💦

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

「軽ろき音の…」鳥越暁様作
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/5043

先に参考作品を提示させていただきました。

御句は「大波立つ」という上五が、句全体の視覚的情景をしっかりと形づくる素晴らしい出だしだと感じました。独特の破調から座五を「落葉ぞ」と切れ字で結んだのも、「大波立つ」「落葉」の姿を、より鮮明に浮かび上がらせる効果を、しっかりともらたしていると思います!

ただ、「大波立つ」「落葉」とした段階で、「風に吹かれし」と説明をされなくても、読み手は勝手に〈風に舞って、大きく波打つ落葉〉の景を頭に思い浮かべるので、中七は別の言葉に変えた方がいいのではなかろうか、と、私は考えました。

◆大波立つ落葉落葉に落葉かな

「大波立つ」程の「落葉」なので、相当な量なのでしょう。私の提案句は、詠み手が落葉の波に圧倒されながらも、その美しさに眼を奪われている様子を、詠んでみたものです。

林様が「落葉ぞ」と詠まれた強いお気持ちは「落葉」という言葉を三回も重ねることで、汲んでみたつもりなのですが、いかがでしょうか?

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

「消ゆるまで焚き火と語り旅の人」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 消ゆるまで焚き火と語り旅の人

おはようございます。
核戦争といえば、
第二次世界大戦を思い浮かべる、
おくらです。

森田様に質問がございます。
終戦を間近に控えた1945年4月27日、森田様は何をされていましたか?

私は戦禍に巻き込まれ、一旦、天上に還っていたので、月をブランコにして、生まれ変わる為の順番待ちをしておりました。

地球で灯された焚き火の暖かそうな炎は、月からもよく見えたのを今でもよく覚えています。

そのような犠牲の上に成り立つ平和の灯を、我々は大事に守り続けていかねばなりませんね。

点数: 0

煮大根三日三晩の長湯かな

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 煮大根三日三晩の蕩け味

おはようございます。
今日は公休、これから二度寝の、
おくらです。

拙句「ベンチ」の句に、ご批評を賜り、ありがとうございます!

◆日向ぼこベンチに夢の多かりし/千日草様

提案句は、私の個人的な逸話の背景を汲み取って下さったものと受け止めましたが、一読すると、【ベンチで日向ぼこしながら寝てる人が多い】になってしまう気がします💦

まぁ、それはそれで、気持ちよさそう、かつ、微笑ましい情景ではあるのですが、詠み手の前に存在する【数多のベンチで人が寝ている】という光景は、やや不思議な感じがしなくもないです。上野公園のホームレスを思い浮かべてしまいました💦

「ベンチ」は意外と色んな素材で作ってありますよ! 新規デートコースを開拓するため、数多の公園、美術館・博物館、寺社仏閣をうろうろしてきた、私の経験上、間違いないです。プラスチック、石、ステンレス等等。

その中でも、冬の弱い日差しを蓄え、ほんのりと温かさを湛えている「木のベンチ」は、一人で見かけても、なんとなく「座って、ちょっと休んでいかれてはいかかがしら?」と誘われている気になります。

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

大根てなんて美味しいんでしょうね! 煮大根も、おでんも、大根おろしも、浅漬けも好きですが、大好きだった祖母がいつも作ってくれた細切り大根の味噌汁が一番好きでした。

御句は、よく煮てほろほろに「蕩け」た「煮大根」を、「三日三晩」かけて、余すところなく味わってやろうという、詠み手の大好物に対する感動と喜びが、旨味のある出汁のようにじわじわと滲み出しています。いい味出しています!

個人的には、美味しい「煮大根」は、あまり硬いままというイメージがないので、美味しさの根元である「蕩け味」というやや説明的な座五は、読み手の想像に委ねた方がよいのではなかろうか、と考えての、私の提案句です。

「三日三晩の蕩け味」としてしまうと、【三日三晩煮続けて、初めて口にした煮大根】という句意にも、受け取られかねませんしね💦

◆煮大根三日三晩の長湯かな

どちらかというと「煮大根」側の視点に立った拙句です。擬人化が含まれるので、賛否両論はあると思います。

冷蔵庫と熱々のお風呂を「三日三晩」も行ったり来たりする「煮大根」は、何時間もかけて、サウナや水風呂、露天風呂を楽しみながら心身をととのえるおっさんをも彷彿とさせてしまうのがなんだかなー、といった感じですけれども💦

【「長湯」を楽しみ「蕩け」そうな「煮大根」の気持ちと、その「煮大根」の「蕩け味」を「長湯」のごとく楽しむ詠み手の気持ち】を、上手く重ねることができたのではないか、と、自分では思っているのですが、いかがでしょうか?

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 0

拙句への批評賜り感謝です

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: ちゃんばらに水鉄砲は卑怯なり

(´;ω;`)💦

こんにちは。
あまりの気持ち悪さに、
見限られてしまったのかと
反省していた、おくらです💦

不快な思いをさせてしまい、大変、申し訳ございませんでした…orz

拙句「冬銀河」「黒猫」の句に、ご批評を賜り、誠にありがとうございます!

「冬銀河」の句に関しては、最初は

◆自販機に星を呑ませて冬銀河

にしようと思っていたのですが、些か恣意的に過ぎるかなと思って、「銀貨」に落ち着きました。

勿論、お金を出して、コーヒーを買っているのは詠み手の私なんですけど、その美味しさにさらに付加価値を足してくれているのは頭上の「冬銀河」なので。流れ星よろしく、銀河に〈美味しいコーヒー〉を奢って貰った感も、出したかったのです。

かぬまっこ様がご提案してくださった

◆自販機を落つる銀貨や冬銀河

は、中七で句の中心に焦点化された「落つる銀貨」が、まさに私の描きたかった〈流れ星〉に通じるところがあり、とてもしっくり来ました! ありがたく頂戴いたします。

「黒猫」の句は、私もやや気になっていた語順を整理していただいたお陰で、読みやすくすっきりしましたね。

皆様は「真白」が当然とおっしゃいますが、私は、【この世に「当り前」のことなんか一つもない】と考えております。

この世で一番大好きだった祖母が亡くなった時、32歳の自分に四センチの大腸癌が発覚した時(※今は完治して、再発の恐れもないと診断されています)、〈当り前〉だと思っていた世界が大きく揺らいだのを、今でもはっきりと覚えています。

また、私は喫茶店で店長見習いをしておりますが、私にとっての〈当り前〉が、バイトにとっての〈当り前〉であるとは、決して思っておりません。もしそう思ってしまったら、それは、酷く傲慢な考え方だと自分を戒めています。

相手が今までの人生をどう生きてきて、何を〈当り前〉と感じているのか、常に、心の眼と耳で掬いとろうと、日々奮闘しております。まぁ、仕事に限った話ではないのですけどね💦

かぬまっこ様の「普通は白」だけど「何色かなぁ」という感覚は、世界に対する〈優しさ〉だと捉えております。私は、皆様に、その感覚を大事にしてもらいたいと切に願っています。

私がかぬまっこ様の作品群の中から、こちらにコメントを残させていただいたのは、並の入選だったとのことですが、私にとっては、この句が、一番好きだと感じたからです。

私自身が〈子供好き〉というのが、大きな要因だと思いますが、他の人間が皆、〈子供好き〉ではないと考えております。

表現の上では、年上の詠み手が心から楽しみながら、年下の子供たちとわきあいあいと水遊びをする景が、視覚的にも心情的にも真に迫ってくるものがあるので、私ごときでは、添削の余地は一切ない、としか申し上げられません。

強いて「並」と評価された理由を考えるとするならば、【〈子供好き〉以外には少し刺さりにくい】場面の切り取りが、選者と相性が悪かった、ということでしょうか。

あくまでも、私個人の一意見です。
少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 0

「今日だけは猫になりたや日向ぼこ」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 今日だけは猫になりたや日向ぼこ

こんばんは。
ご無沙汰しております。
おくらです💦

先に謝罪をさせていただきます💦
大変、申し訳ございませんでしたorz

私は学生時分からついつい、人様の心の家にほいほい上がり込もうとしてしまうきらいがあります。

悪意は全くないのですが、対面したことがなく、おくらの素性をほとんど知らない他人の方にそれをしてしまうと、やはり無遠慮かつ失礼に当たるものと判断しました。

今後は、極力、御句に対する感想のみに尽力させていただこうと思います!

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

やや散文的な印象を受けますが、私はかなり好きな句ですね! 

猫には猫の苦労があると思いますが、道端や壁垣の上で、のんびり日向ぼっこしている彼らを見かけると、やはり菊花様のような気持ちを抱きます。

久しぶりの小春日だったのでしょうか。「今日だけは」という上五が、御句の世界の【「今日」という日が、とても暖かく、のどかで、穏やかな一日〉である】ことを、読み手に強く感じさせてくれます。

その抽象的な「今日」に対する印象を、視覚的情景描写として具体化する「日向ぼこ」する「猫」、そして、切れ字を使ってまでも、その「猫になりたや」と詠んでしまう詠み手の心情が、ひしひしと伝わってくる素敵な句だと思いました。

猫にならずとも、日向ぼこをしながらのお昼寝は出来ると思います。お休みは大事です!

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

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