俳句添削道場(投句と批評)

北野きのこさんの添削得点の低い順の3ページ目

「鴬のアンドゥトロワホケケケキョ」の批評

回答者 北野きのこ

添削した俳句: 鴬のアンドゥトロワホケケケキョ

かぬまっこさんこんにちは。
師匠123段おめでとうございます。
私の現状から見ても、途方も無い段位です。

それから愚陀仏庵の特選、俳句ポストの人選おめでとうございます!
投稿先の結果発表で添削道場の皆さんのお名前を探すのも大きな楽しみになっています。

さて句の感想を述べさせて頂きます。
確かにウグイスの鳴き始めの頃は、笑ってしまうほど下手なのが混ざっていますよね。
日に日に上手な歌い手が増えて行くのも面白く感じます。

腹胃壮さんが既にご指摘のように、鳴き慣れないウグイスの様子だと伝えるのは少し難しいかと思います。
ダンスや歌のお稽古の現場には縁遠いのですが「アンドゥトロワ」は初心者のみが使う言葉ではないですよね?
はっきり初心者だと分からせてしまうのはどうでしょう?

鶯はレッスン初日ホケケケキョ

別の観点から…
和の雰囲気が強いこの季語と複数のカタカナ語が同居している点が掲句の面白みかなと感じました。
一方で私はカナの連続にやや読みにくい感じを覚えてもいます。

俳句ポストで夏井先生が毎回「正しい俳句の表記(空白を入れずに続けて書く)」に言及されていますが、ここは一つ明確な意図のもとに空白を作るのはどうでしょうか?

読みやすさに加えてウグイスが鳴く前の静寂、ウグイスの深呼吸の間が見えないかな?と思うのです。
怒られるかなー…(笑)

鶯のアンドゥトロワ ホケケケキョ

点数: 0

「口実は夜涼み行くと送る駅」の批評

回答者 北野きのこ

添削した俳句: 口実は夜涼み行くと送る駅

東次郎さんこんにちは。
私の投稿へコメントをありがとうございました。
また、松山俳句ポストの人選おめでとうございます!
「赤福」とは…やられた!という感じでした。
この一語だけでも状況や人物がすんなりと脳内に再生されました。

掲句も省略が効いており、とても素敵だなと感じました。
初々しい恋人達を想像しました。
「君」の側も、駅まで送ってくれる事について悪い気はしていないんだろうなぁ…

「行く」「送る」と動詞が畳み掛ける部分がせわしなく、意味の重なりもあると思うので、推敲できるかと思います。
腹胃壮さんの添削案に1票です。

それでは、今後もどうぞよろしくお願いします。

点数: 0

「かまくらの童の唄も遠きかな」の批評

回答者 北野きのこ

添削した俳句: かまくらの童の唄も遠きかな

初めまして。
全くの初心者ですが感想を述べさせて頂きます。
的外れでしたらごめんなさい。

一読した所、「かまくらの童」から「かまくらの中に童がいる」のだと誤読してしまいました。

かまくらの中で遊ぶ子供が歌っていて
「遠くにあるかまくらからは童の唄声も遠く聞こえて来るよ」
あるいは
「(詠み手はかまくらのすぐ近くにいて)雪の壁越しに童唄が遠く聞こえるよ」
というような意味なのかなー、と。

童が帰っている事が伝わる情報が入っていた方が、よりあつこさんの考え通りの句になると思いました。
あと童は複数なのか?独りぼっちなのか?
私は複数にしてみました。
何となく希望を込めて(笑)

ただ、思った所で添削するのは非常に難しいですね。
これで精一杯ですが、原句と別物になっちゃいました…

夕焼けのかまくら子らの唄遠し
かまくらや子らの帰りて唄遠し

点数: 1

「ああそれは罪のはじまり曼珠沙華」の批評

回答者 北野きのこ

添削した俳句: ああそれは罪のはじまり曼珠沙華

かぬまっこさんおはようございます。
私の句へのコメント、ありがとうございました。

読み終えて曼珠沙華の真っ赤なイメージが余韻として強く感じられました。
上五の「ああ」が主人公の複雑な心情の吐露の様に感じられて、私はとても好きです。

「罪」と「曼珠沙華」の組み合わせから、私は流血沙汰を想像してしまいました。
…ひょっとすると血みどろの愛憎劇なのかもしれませんが。
それならそれでただのサスペンスではなく、恋愛事だと分かる情報があった方が良い気がします。

また私は「曼珠沙華」の他にも映像的な語があった方が、より倫ならぬ恋をしている人物の心情や目線に近付けると思いました。

密会の君微笑むや曼珠沙華
ああ君の忍び来たるや曼珠沙華

点数: 1

「芸人が熱さを競ふおでんかな」の批評

回答者 北野きのこ

添削した俳句: 芸人が熱さを競ふおでんかな

腹胃壮さん、初めまして。
未熟者ですが感想を述べさせて頂きます。
どうぞよろしくお願いします。

原句では「熱さ」の語が
「おでんの熱さ」と
「芸人が芸に込める熱」の
ダブルミーニングになっているのでしょうか。
さらりとテクニカルで素敵です。

私は滑稽な感じを出したいと思ったので、以下の様な句を考えてみました。
字余りで、全く別物になっていますが…

おでん滾る芸人それはやり過ぎと

おでんは本来熱々ですが、グツグツ煮えたぎるほど加熱するのはおでん芸特有の光景だと思うので「熱さ」や「滾る」の語とも共存可能と考えました。

「熱々おでん芸」最近では季節を問わずテレビ等で見かける気がします。
熱湯風呂チャレンジと並んで某倶楽部さんの持ちネタになっていますね。
調べてみた所、去年は真夏の野外イベントでも披露された様です(苦笑)

そう言った観点から考えると、「おでん」を「おでん芸」に落とし込むと若干季感が薄れる様にも感じました。

この句から、これまでの人生で最も深くおでん芸に思いを巡らせる機会を頂きました。
ありがとうございました(笑)

点数: 1

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