俳句添削道場(投句と批評)

ハオニーさんの添削最新の投稿順の7ページ目

「春暁やえいやと布団たたみけり」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 春暁やえいやと布団たたみけり

春眠暁を覚えず、ですね

「えいやと布団たたみけり」は勢いがあっていいと思います
冬の季語「布団」が利いています

問題は「春暁や」です
季語二つ、切れ字二つでバランスが悪いです
「結局、この句の主題は何なのか?」となったときに、この「春暁や」が取って付けた感じが強いのです
こうなると季語を削るより、別の春の季語を季重なりで上五に置けるのではないか、と私は考えます

私ならこういうことは恐れずにやりそうです
春麗えいやと布団たたみけり

季重なりの句は基本的に失敗しやすいです
失敗すると大減点は必至です
しかし、成功すると類想を避けられます
みんな力が足りなくて諦めていた領域のはずですから

点数: 3

「間取図に手描きの子犬うららけし」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 間取図に手描きの子犬うららけし

母親目線のいい作品ですね

今回は疑問にお答えします
春うららはほとんどの歳時記に載っていないはずです
その理由は「春の季語二つ入ってると判断できるから」です
うららだけなら春と決まっているのです

春うららは重複表現で、無意味にやると「季語を知らない」と不勉強のレッテルを貼られます

冬うららのほかに、秋うららあります
ただこのつくり、「冬の蝶」のように季語を2つくっつける上級テクニックなのです

季語2つをくっつける、季重なりの俳句のお話は長くなるので、俳句クラブで聞いてくれれば私なりにお答えします

点数: 1

「卒業証書掲げ記念写真」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 卒業証書掲げ記念写真

「ちやう」ではなく「てふ」だと言えていた千日草様を信じてひとつ...

文法は間違えても教えてもらえばいいですが、発想は自分を信じるしかないのです

1.消しゴムを返せぬままに卒業す
2.男坂駆けあがれ駆けあがれ卒業す
3.図書室に眠れる日々や卒業す

これらは私が「卒業」をテーマにした句の一例です
しかし、全部捨てました
「ハオニーの作品として足りない」、それだけで

添削道場に私の句があまり投稿されないのは、本当によく分からない自分の句が多くないからです

あとは、「面白味がないですが」「駄句ですが」などと一旦ハードルを下げることはおすすめしません
自信のなさが表れると、傲慢と同じくらい低評価につながりやすくなります

千日草様が俳句の世界で活躍できるよう、私は待っています

点数: 1

「角帽を投げ上げ祝ひ卒業す」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 角帽を投げ上げ祝ひ卒業す

もうそんな時期なのですね

角帽を投げ上げる光景→季語・卒業
という選択は、「ああやっぱりな」と思いました
こういう光景を海外ではよく見ますので、「角帽を投げ上げた人は卒業したんだな」と予想が出来てしまいます

そこで予想もつかない季語を出してこそ、作品としての是非を問うレベルになれるのです

「角帽を投げ上げ」があるので、「祝う」の気分は入ってきます
だから「角帽を投げ上げ」で止めて、敢えて言わないのが最善手です

少し不安がある卒業生なら...
角帽を投げ上げ来(きた)る春北風(はるならい)

自信満々な卒業生なら...
角帽を投げ上げ来(きた)る春一番

など、季語の雰囲気だけで角帽を投げ上げた人物の心理を思わせることが出来ます

俳句は普通の文章とは違い、繋がっているように見えて実は繋がっていないものが多いのです
相手に勘違いさせる力が意外と役に立つのが俳句だなと私は推測しています

点数: 3

「梅が香や蕎麦を啜りて深大寺」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 梅が香や蕎麦を啜りて深大寺

お久しぶりです

蕎麦の香りと梅の香りを重ねる、難易度の高いことをやっているのだと思いました
それが当たっていた場合は「深大寺」を外す選択を提案していたでしょう

お蕎麦ひとすすり白梅薫る昼
なんていう句が見えましたから

しかしこういう作戦ではないでしょうから、「蕎麦諦める提案」は予想通り、そして納得できる意見です

そう至った要因は、深大寺と梅の結びつきが深大寺と蕎麦よりも弱く感じられることです
これは腹井様が「深大寺の蕎麦は有名」だとおっしゃるまで、私には分からなかったことです
実際その通りなのでしょう
そのため、「や」の詠嘆が活きていないような気がしていたのです

おそらく吟行の句でしょう
推敲するならばまだまだこれからです
本当に心を動かしたものは何か、それだけは止めておいてください

点数: 1

ハオニーさんの俳句添削依頼

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