俳句添削道場(投句と批評)

腹井壮さんの添削最新の投稿順の391ページ目

麦茶よく冷えた娘の新居かな

回答者 腹井壮

添削した俳句: 麦茶よく冷えたる娘の新居かな

新米さん、こんにちわ。

この句に関しては「冷えたる」を「冷えた」にするだけでよろしいのではないでしょうか。

そうする事で破調はしていても17音ピッタリになり俳句らしい音律を維持できる事。
もう1つは、「たる」は現代語訳に直すと「できる」という意味になります。
ですから原句のままだと「娘の家は新居だから冷蔵庫も新しくて麦茶がよく冷えている」とも想像しかねない訳です。

ですが「たる」の事を除けば素晴らしい句だと思います。

「よく冷えた」と過剰な説明に思わせてそこに親の心情が落とし込まれています。

また麦茶の変わりにビールにすると引っ越し祝いの風景も想像できますが、麦茶にした事で「下戸なのか」や「車で来ている」といった事も想像できるので麦茶のままにしたいところです。

点数: 1

冷奴醤油の色に穢れけり

回答者 腹井壮

添削した俳句: 清純の冷奴醤油にまみれ

あ~すけさんの自解の通り「冷奴醤油の色に染まりけり」だと「解説句」と判断されかねないのですが、最初の添削も同時に生かして「穢れけり」にしたほうがより句意に近づくような気がします。

点数: 1

「お前邪魔押しくらまんじゅう燕の子」の批評

回答者 腹井壮

添削した俳句: お前邪魔押しくらまんじゅう燕の子

純粋にあ~すけさんの添削に対する感想になってしまいますが、やはりあ~すけさんは上手いですね。

安易に「おしくらまんじゅうの如し」にしてしまいがちな所を「餌求めおしくらまんじゅう」にしたところがいいと思います。

如しを使えば動詞が一個減ってスッキリした感じにはなりますがきちんと景を描いたほうが自分は好きです。

さて、「おしくらまんじゅう」が比喩である事が句意を知らずともはっきりした訳ですが1つ問題があります。
これはあ~すけさんの添削に問題があるという訳ではないのですが季語の定着性の問題です。

「おしくらまんじゅう」が比喩であったとしても夏の季語である「燕の子」でいいのか再検討しほうがよろしいかと思います。
しかしながら、よしはむさんのお心内の中で「燕の子」に必然性を感じていらっしゃるならそのままでも構わないとも思います。

点数: 1

青春の冷奴醤油にまみれ

回答者 腹井壮

添削した俳句: 清純の冷奴醤油にまみれ

たしかに佐東亜阿介さんの仰る通り「清純」だと説明的になってしまいそうなので再度添削しました。

「清純の」は再度言葉を入れ替えて御自分で推敲されるとより面白い句に仕上がる気がします。

でも「清純」も捨てがたいですね。「潔白」に変えると句意が大きく変わってしまうし。「純潔」なら原句から変えた意味がないし。うーん。

点数: 1

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