俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削最新の投稿順の7ページ目

「魔女は赤天使は青の林檎持つ」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 魔女は赤天使は青の林檎持つ

郁爺さん、こんにちは。

御句について。

・「青の林檎」が「青林檎」を意味するなら季語が違ってきそう(語順的に、赤い林檎より青い林檎に重きがありそう)。
・「持つ」の動詞を解消するだけなら「かな」でもいいような。あるいは「魔女は赤林檎天使は青林檎」…いやいやこれははっきりと季重なりか。
・ただ、「天使は青の」というのが、とりあえず上五「魔女は赤」との対比のためだけに置いてみました、という感じもあり。私が知らないだけで、天使が青い林檎を持って登場する有名な逸話があるのでしょうか?

以下、添削でなく改作。
魔女の赤い林檎と対置するものを、もう一つ別の知られた話のものにして

 魔女は赤き女神は金の林檎かな

とか考えたものの、かなり窮屈と感じたので二句に分けてみました。

 王妃様の呉れたる赤き毒林檎
 女神様の投げたる金の毒林檎

黄金の林檎それ自体は毒入りではないですが、戦争の引き金ですから。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「雀蛤になるや兎の走る海」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 雀蛤になるや兎の走る海

ちゃあきさん、こんにちは。

御句について。

「兎の走る海」と、そんな物珍しい光景を見た(海岸を兎が疾走したというだけでも、なかなか見ない景色ではあります)ということなのか、因幡の白兎のような言い伝えのある海ということなのか。

どちらにしても、雀・蛤に加えて兎も登場させると、動物多すぎで煩く感じるので、前者(兎の走る海が実景)ならば季語を変え、後者(そういう言い伝え)ならば兎を消してもよさそう、と思いました。

後者で、「神話の島ならば、雀が蛤になるなんてこともあるだろうか」といった解釈のうえで、私としてはこの兎は因幡の白兎のことであると決めつけて、舞台の島の固有名詞に置き換え、

 雀蛤とならんや隠岐の島

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

「左利き用のレードル芋煮会」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 左利き用のレードル芋煮会

げばげばさん、こんにちは。

御句について。

・調理器具そのものと「芋煮会」の取り合わせには距離感というものはなさそう、ということはこれは一物仕立てでしょうか?
・一物仕立てとすると、「言われてみればこういう光景あるなあ」と思えるかどうかですが…。レードルを使う芋煮会というものをイメージしづらく。わざわざ利き手を意識しなければならなくなるレードルを芋煮会に持ち出すかなあ。右利きの人、左利きの人のために、レードルを2本用意?

“レードル”ではなく“お玉”じゃないかなあ、利き手考えなくて良いし…という、添削というより、ほぼ真逆の提案を、

 大鍋にお玉いつぽん芋煮会

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「秋の果てロードバイクを駆りにけり」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 秋の果てロードバイクを駆りにけり

いるかさん、こんにちは。

御句について。

・第17週でも書かれるとおり、「けり」の俳句は「一発勝負」なので、添削するようなものではないかな、と(加えて、私が「けり」の型に対して少々苦手意識を持っているということもあり…)。
季語「秋の果て」と「ロードバイク」の取り合わせ。風の冷たさを感じるようになった中を走るロードバイクという景は、傍目にはこれで良いように思うのですが。ただコメントを見ると、いるかさんの頭の中では、作句の前からこの二物の間に因果が出来ているような気が…。「秋も終盤」だから「ロードバイクを走らせる」というふうに。そうだとしたら、別の離れた季語を考えてみるのも良いかと思います。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「芋煮会誰だプリンを入れたのは」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 芋煮会誰だプリンを入れたのは

イサクさん、こんにちは。

「塩加減かな」の句に関しては、私は、いわゆる切れ字「かな」としては読んでいませんでした。疑問とか不満とかいった、いたって現代文的な「かな」で、「これが妻方の土地の味付けということかな、それとも失敗したのかな、これはこれでアリかな、ナシかな」と不慣れな味に直面した戸惑いの感じを表現したものと受け取りました。

御句について。

他の方と同様に、闇鍋感が…。
芋煮会ってそんなチャレンジングな食材を入れる隙があるものなのでしょうか。部屋の中で少人数でやる鍋料理なら、人が視線を逸らしたり席を立ったりした隙を狙ってプリンの投入もできそうですが、川辺に集まりそこそこ大人数で行うイベントだと…?

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

清姫の鹹き恋さくら餅

回答数 : 3

投稿日時:

四月馬鹿こころは左右非対称

回答数 : 4

投稿日時:

地震止んで顔見合はせる雛かな

回答数 : 4

投稿日時:

珠暖簾くぐりて来たり根深汁

回答数 : 6

投稿日時:

冬凪に鴉来てまた鴉来て

回答数 : 5

投稿日時:

長谷機械児さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

フランスの水で炊こうか今年米

作者名 秋沙美 洋 回答数 : 2

投稿日時:

鴉の子野菜を少々食べ残し

作者名 こま爺 回答数 : 4

投稿日時:

起きれない日の出が遅い冬の朝

作者名 もろおかりえこ 回答数 : 1

投稿日時:

要望:厳しくしてください

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