「魔女は赤天使は青の林檎持つ」の批評
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 魔女は赤天使は青の林檎持つ
郁爺さん、こんにちは。
御句について。
・「青の林檎」が「青林檎」を意味するなら季語が違ってきそう(語順的に、赤い林檎より青い林檎に重きがありそう)。
・「持つ」の動詞を解消するだけなら「かな」でもいいような。あるいは「魔女は赤林檎天使は青林檎」…いやいやこれははっきりと季重なりか。
・ただ、「天使は青の」というのが、とりあえず上五「魔女は赤」との対比のためだけに置いてみました、という感じもあり。私が知らないだけで、天使が青い林檎を持って登場する有名な逸話があるのでしょうか?
以下、添削でなく改作。
魔女の赤い林檎と対置するものを、もう一つ別の知られた話のものにして
魔女は赤き女神は金の林檎かな
とか考えたものの、かなり窮屈と感じたので二句に分けてみました。
王妃様の呉れたる赤き毒林檎
女神様の投げたる金の毒林檎
黄金の林檎それ自体は毒入りではないですが、戦争の引き金ですから。
今後ともよろしくお願いします。
点数: 1