俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削最新の投稿順の2ページ目

「過疎村の復活たくす日輪草」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 過疎村の復活たくす日輪草

こんにちは。

コメントありがとうございます。

御句、想いの強く出ている句だなと思います。

「過疎村」という語が窮屈に感じられ、順当な語順に並べ替えれば

 向日葵に復活たくす過疎の村

だろうと思います。

が、「過疎」+「復活たくす」の語の組み合わせは、説明的というか、雑誌記事の見出しやドキュメンタリー番組のタイトルみたいな感じを受けました。

言い換えられそうな別の言葉に変えつつ、「パリの下」句のなおじいさん添削句の形が良いかも、と、

 向日葵よ照らせよ故郷の村を

よろしくお願いいたします。

点数: 1

「ツーリング岬の風とひまわりと」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: ツーリング岬の風とひまわりと

こんにちは。

2句目ですが、今回はちょっと厳しめのコメントとなります。添削の必要は、十分にある句です。

全体的にぼんやりした句という印象を受けました。コメント「伊良湖岬の近くにひまわり畑があり、岬へ向かう途中で見た海は絶景でした。 全身で海風を感じながらのツーリングは爽快でした。 」を一句にしたもののようですが、夏休みの絵日記(どこそこへ行きました。何を見ました。何がありました。とても楽しかったです。)を無理矢理十七音に収めたという感じを受けました。

個人の日記としては十分でしょうが、他人の目に触れるつもりで作った一句としては…。

言葉の選択として、上五「ツーリング」はかなり損していると考えます。オートバイか自転車か判然とせず、何なら電車・自動車・徒歩でも「旅行」(tour)をすることが「ツーリング」ですので、五音も使って「旅」としか言っていないに等しいです。ここで語を「旅」に変える、という提案で済ませてもよいかも知れません。が、「旅先で見聞きした経験」を句にするのにいちいち「旅」の語は要らない、とも言えますので、上五はまるまる削除、と、私は考えます。

 向日葵や岬の風を身に受けて

「ツーリング」の語を削り、コメントにある言葉で一句にするとこんな感じになりますが、まだありきたりな句でしょう。
「風」に対する感覚の解像度を上げ(「爽快」だけでは俳句に使いづらい)、とりあえず「身に受けて」としたところを、ががまるうさこさんならではの言葉に変えたり出来ればよいかな、と思います。

よろしくお願いいたします。

点数: 4

「ひまわりや仰ぎ見ん退職の朝」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: ひまわりや仰ぎ見ん退職の朝

初めまして。

切れ字「や」のことや、動詞「見る」のことは、既に他の方のコメントにあるとおりと思います。

この句の軸(というか重心というか)は「朝」にあるように感じました。
「向日葵に鼓舞された気持ち」ということで、「朝」を繰り返してみるというのは如何かと、

 退職の朝ひまわりを仰ぐ朝

よろしくお願いいたします。

点数: 0

「炎天に帰国メダルをお土産に」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 炎天に帰国メダルをお土産に

直後の再訪、添削した句の誤記訂正です。

「炎天やメダルをひとつをお土産に」

「炎天やメダルひとつをお土産に」

それでは。

点数: 2

「炎天に帰国メダルをお土産に」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 炎天に帰国メダルをお土産に

こんにちは。

暦の上では夏終盤ですが、なおじいさん的には夏の盛りなのかも。
(いや、しかし、暑すぎか…)

御句、コメント「時節に合わせてみました。」とのことですが、
“実はオリンピックとは無関係な景のつもりだったり?”
などと疑りながら読みました。

それは「お土産」の「お」から。
前句の「地蔵様」の「様」もですが、十七音に収めることを考えると
真っ先に切り捨てそうなところが捨てられずにあるのは、
ここに意図があるのではないかと。

「土産」でなく「お土産」。家族友人などの近しい人の間でやりとりされる物のように感じます。

そこで、

子(あるいは孫)が修学旅行先のオーストラリアから真夏のニッポンに帰ってきた。
「お土産」といって、なんだか大事そうに持ってきたが…、安っぽいメダル。予想外に軽い。
(自分も昔、修学旅行ではしょーもないものを買っていたなあ…、などと回想も)

といった感じにも読めるかな、と。

コメントにある「ヴィトン」だったら「お土産」の語感と何か合わない感じがするので、
「メダル」で良かったと思います。(仮に「ヴィトン」だったら、「お」を取って語順を変えて、

 炎天に帰国土産にルイ・ヴィトン

でしょうか)

句としては、以下の二点が気になりました。
・「帰国」が説明っぽい。
・「炎天に」の「に」が意味を取りづらい。

添削としては、

 炎天やメダルをひとつをお土産に

 (「炎天へ」も考えてみましたが、いったん切るかな、と)

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

父と子を追ふ夏休の掃除機

回答数 : 7

投稿日時:

大南風やくざな鳥の来て騒ぐ

回答数 : 3

投稿日時:

汗ばむやネクタイにつながれしまま

回答数 : 6

投稿日時:

ヒートンぐりぐり薄暑の壁抉る

回答数 : 2

投稿日時:

清姫の鹹き恋さくら餅

回答数 : 3

投稿日時:

長谷機械児さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

秋簾落つ折れた結束バンド

作者名 いくたドロップ 回答数 : 3

投稿日時:

命日や少しだけ母想ふ秋

作者名 なお 回答数 : 5

投稿日時:

夜鷹鳴く眠れぬよるの一人酒

作者名 関 満 回答数 : 4

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ