俳句添削道場(投句と批評)

なおじいさんの添削最新の投稿順の5ページ目

「キャンキャンと近所の子犬捩花」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: キャンキャンと近所の子犬捩花

竜子さん、こんにちは。
拙句「母の日」にコメント有難うございました。それって私も迷いました。もう少し他の方々のご意見を聞いたら白状(笑)しますね。

さて御句拝読しました。すみません、捩花って、ねじばなと読むのですか?そうだとしますと、四音でリズムが良くないのですが。「ねじりばな」とは読まないらしく。

・捩花や近所の子犬キャンキャンと

点数: 2

「桜散る宴の後の寂しさよ」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 桜散る宴の後の寂しさよ

東野宗孝さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。季節をとらえた積極的なご投句、素晴らしいと思います。

御句および「桜散るされど翌年咲くけなげ」「紫陽花よ雨で輝き増しにけり」を拝読して思ったのですが、いずれも季節をとらえている反面、すでにその感情は日本人に昔からある程度共通する感情として、季語に込められていると言えるのではないかと思いました。
例えば、桜の(花見の)あとの虚しさ・寂しさ、でもまた来年は咲いてくれるから、それを楽しみに元気で頑張ろうとか。また、ほとんどの花は雨より晴天が似合うのですが、紫陽花は雨がよく似合うとかです。

ですので、今の段階ではいいと思うのですが、これからは類想類句と言って、「季語にそのことは含まれている」「もはやすでにたくさん詠まれている」と言った評価にぶつかるかもしれないと思います。

そのような時には、何かしら、東野さんらしさというものをどこかに入れるようにしていくと、オリジナリティが出て際立つのではと思います。

いまここで、何か例を挙げるといいのですが、それはまた次回にさせていただきます。
これからもよろしくお願いします。

点数: 0

「二冊置く薬手帳やえごの花」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 二冊置く薬手帳やえごの花

シゲさん、こんにちは。
御句拝読しました。私は浅学にして、エゴの花を存じませんでしたが、きれいな、爽やかな花ですね!

御句、とてもいいと思います。おくすり手帳が2冊、これがどういう意味なのかは読者の想像ですね。合わせているのがこんなに爽やかな花とは、鑑賞の楽しみがある句です。

ただ一つ、ちょっと細かいことを申し上げますと、「二冊置く」、ということは、薬局のカウンターとかに置くのでしょうから、もう薬局の中に入っていますよね。
えごの花が、そのカウンターの上の花瓶に刺してあったとかであればこのままでいいのですが、もし、薬局の外に咲いていたのであれば、

・二冊持つ薬手帳やえごの花

も考えられると思いました。まだ薬局の中に入っていない句です!

点数: 0

「五月晴れ朝シャンの髪なびかせて」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 五月晴れ朝シャンの髪なびかせて

市瀬ひとみさん、こんにちは。
拙句ヘアピンの「や」の問いかけに真摯にご回答くださいまして、有難うございました。勉強になりました!

さて御句拝読しました。気持ちのいい句ですねー。
季語の「五月晴れ」は、この時季の晴れた天気のことではなく、梅雨のさなかの晴れ間のことですね。市瀬さんもそのようにお使いだと思います。
梅雨でジメジメした毎日、カラッと晴れた日に朝シャンして出かける、そこが気持ちよさにつながっています。

御句のコメントですと、朝シャンして出かけるのはご自身なのか娘さんなのかわからないですが、俳句は基本的に自分のことを詠むので、この場合はご自身のことと受け取ります。

私が一つ気になりますのは、「朝シャン」という言葉です。もう普通でしょ、という考えもありますが、私はかつて、そう思って「タワマン」を使いましたところ、略語は気をつけて、というアドバイスを受けました。「チャリ」もそうです。
そこで、そういう指摘を受けないように考えますと、

・五月晴れ朝起きてから髪洗ふ

となるのですが、「髪洗ふ」が夏の季語になるのでこのままでは季重なりになります。それに説明臭くなりますね。

・髪洗ひ朝日の中を颯爽と

これならいいかもしれません。でも、五月晴れも朝シャンもなくなってしまいました。これは申し訳ないですね。
原点に戻り、朝シャンさえ気にしなければ、私としては好きな句です。このままいただきます。

点数: 2

「朝寝かな鳩が知らせる淡い青」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 朝寝かな鳩が知らせる淡い青

山田歳勝さん、こんにちは。
御句拝読しました。春の朝は眠いですね…。でも本当のことを言うと、私は夜明け(日の出)が早くなるので、早く起きてしまいますよ!

さて御句ですが、ちょっと凝りすぎではと思いました。それは二点、ひとつは上五の「朝寝かな」。季語+詠嘆の切れの「かな」はいいのですが、いきなり上五に置くよりも、最後の下五に置いたほうが効果は高いです。これはメインディッシュは最後に出たほうがいいのと同じです。
もう一つは、「淡い青」です。これを「日はすっかり登っていた」と読ませるのは、かなり間接的かなと思います。
鳩が鳴くだけでももう日が登っていることはわかると思いますよ。

・青空を鳩の知らせる朝寝かな
・鳩の鳴き声するまでの朝寝かな

提案句としては今ひとつで恐縮ですが、置かせていただきます。

点数: 1

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