俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1468ページ目

「瀬戸内の静寂守る冬の月」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 瀬戸内の静寂守る冬の月

カカシさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。瀬戸内の海の穏やかさがよく表れていると思います。
ただ、これは個人的な好みの問題かもしれませんが、気になりましたのは「月が守る」という表現です。確かにカカシさんはそうお感じになったのかと思いますが、俳句ではこのように主観的な感情的な表現は用いずに、客観的にその場の光景を描写して、それで読み手に「ああ、それはまるで、月が静かさを守ってくれているようだなぁ」と感じてくれる、そうした作りのほうが好まれるのではないかと思うのです。
それからしますと、

・瀬戸内の静寂(しじま)に浮かぶ冬の月
・瀬戸内の静けさ照らす冬の月

このような作りであれば、読み手の心に、冬の月が穏やかに見守ってくれているように伝わるのではと思いました。

あるいはいっそ、

・瀬戸内の守り神なる冬の月

これなら動詞ではないので、先ほどとは別の話になります。
よろしくお願いします。

点数: 0

「店先に空き缶の山蔦枯れる」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 店先に空き缶の山蔦枯れる

春の風花さん、こんにちは。
御句拝読しました。寂しい風景ですねー。
空き缶といえば、誤解を恐れずに言えば人の捨てたもの。そんなものが店先に山になっているということは、どう考えてもそのお店は、もう、やっていないですね。
もしかしたら、蔦のきれいに絡まる古風なカフェだったかもしれないし、バー?レストラン?飲食店ではないかもしれないけど。
もちろん他にいい季語があるかもしれませんが、私は「蔦枯れる」で悪くないと思いますよ。そういう、蔦の絡まる素敵なレストランが近所にあって、先日久しぶりに訪ねたら、すごい行列で諦めたばかりだったので…(笑)。

点数: 1

「透かし見て光る笑顔や初氷」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 透かし見て光る笑顔や初氷

気まぐれ亭いるかさん、こんにちは。
御句拝読しました。初氷はこれから寒さに向かう前兆と思われますが、この作者は楽しそうでうらやましいです(笑)!

御句、おかえさきこさんと似たコメントになって恐縮ですが、やで切れを入れていますが意味的につながっている点が少し気になりましたのと、このままでは季語の初氷よりも君の笑顔に気持ちが行っていて、初氷が君の笑顔を引き立たせる道具立てのようになっているように思いました。

そこでまず、笑顔の主を明確にして、その人への想いを十分に表した上で、それは季語のおかげであると、季語を立たせるという作りにできないか考えてみました。

・君の顔透かせば光る初氷

掛け言葉のつもりではないのですが、この「光る」のは、君の笑顔とも初氷とも取れて、悪くないかなと思いました。
よろしくお願いします。

点数: 1

「星々の生まれては消ゆしづり雪」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 星々の生まれては消ゆしづり雪

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。
私事ですが、昨日まで休暇で旅行をしまして、訪れた高地の大寺院で、しずり雪を体験しました。軒下は危険なのでロープが張ってありました。結構な迫力でした。

さて御句ですが、空の星としずり雪を合わせるのはすごいと思います。私には真似ができない。
ただ、もし、許されるのであれば、私は次のように詠みたいです。

・星々は生まれ変わるやしづり雪
・星は消え星は生まれるしづり雪

要するに何が言いたいかと申しますと、空の星は不変である、減らないみたいな。
勝手な提案で申し訳ありません。よろしくお願いします。

点数: 1

「愛想をよくしておれぬ年の暮れ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 愛想をよくしておれぬ年の暮れ

めいさん、こんにちは。
まず、先日のコメントの口調は気にしていませんよ(笑)!私もようやく「ヒッチー」と肩を並べられるのかと嬉しく思いましたよ(笑)。

さて御句ですが、お気持ちはわかりますが、ちょっと言い切りが強いかなぁと思いました。愛想を良くしておれぬ、と言いながら、心の中では、いくら忙しくてバタバタしていても、丁寧な挨拶や笑顔は忘れないようにしたい、と思っていらっしゃるでしょう?めいさんなら。
その辺を出したいなぁと思いました。

・お愛想はほどほどにして年の暮
・愛想を出し惜しみする年の暮

よろしくお願いします。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

億ションに消えてゆく人石蕗の花

回答数 : 17

投稿日時:

月見れど見へぬ君住む隣り町

回答数 : 15

投稿日時:

干し魚のすき間に拝む初日の出

回答数 : 25

投稿日時:

三が日物置と化す仕事部屋

回答数 : 25

投稿日時:

脱ぎ捨てし息子の背丈冬のシャツ

回答数 : 14

投稿日時:

なおさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

大岩の上を流るる春の水

作者名 久田しげき 回答数 : 3

投稿日時:

待ちて暮らして寝るバレンタインの日

作者名 イサク 回答数 : 5

投稿日時:

紫陽花や人生まわる万華鏡

作者名 めいしゅうの妻 回答数 : 0

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ