「瀬戸内の静寂守る冬の月」の批評
回答者 慈雨
カカシ様、こんばんは。
カカシ様が初めてここに投句されたのが1か月前でしたね。
「学校で作るように言われた」とのことだったので、その時初めて俳句を作ったのだと思います。
これ、かなり良い句だと思いますよ。少なくとも俳句歴1ヶ月でこんな句を詠めるのは、相当すごいと思います。
◯コメントにあるような映像はしっかり伝わります。
◯「瀬戸内」という地名によってリアルな描写になっています。
◯情報量も多すぎず少なすぎず、何に感動したのかがハッキリ伝わります。
◯秋とも違う、美しさと寂しさを感じる季語「冬の月」が句にピッタリ合っています。
その上でさらに良くするために…と言えば、前のお二人も指摘されている「守る」ですね。
「月が静寂を守っているように見えるなぁ」という作者の感想ではなく、静かであるという事実だけを淡々と詠んだ方が、想像の余地のある深い句になると思います。
「読者を信じる勇気」と私もこの道場で教わりました。
もちろん同じ映像を見ても、感想は色々だと思います。
Aさんは「静かで綺麗な風景だなぁ」と思うかもしれない。
Bさんは「静かで悲しいなぁ」と思うかもしれない。
いろんな鑑賞がされるかと思いますが、答えを一つにしてしまうよりも懐の深い一句になると思いますよ!
・瀬戸内の海の静寂冬の月
・瀬戸内のしづかな浜を冬の月
でも本当に良い句でした。今回も課題ですか?それともご自身の意思で作ったのでしょうか?
これだけの句を詠めるのなら、ぜひこれからもいろんな句を作ってほしいです。
またよろしくお願いします☆
点数: 1
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夜の海は穏やかで静かなこと、空には月があり、海の静けさを暖かく見守っていることを伝えたいです。冬の景色を表現したいです。