「溜息に猫は欠伸す漱石忌」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 溜息に猫は欠伸す漱石忌
気まぐれ亭いるかさん、こんにちは。
御句拝読しました。漱石忌で一句ですか!?私は忌日にとんと弱いもので、いつも「そうなんだ!?」という感じです。
そんな風に鈍感なので、猫の出演も、最初は何故?と思ったくらいです(汗)。なるほど、いい演出ですねー。
最初の「ため息」が、「誰の、何故?」と悩んでしまいました。普通は作者ですよね。よく考えれば、漱石忌の句ですから、小説か俳句で悩んでいるとわかりそうですが、他の時に、忌日の俳句は、季語とは全く関係のない事柄を詠むのだ、みたいなことを聞きましたので…。
でも本句では、漱石に絡めたほうがおもしろいですね。
ため息を脚色するために、少し語順を変えてみました。
・猫あくび主人ため息漱石忌
主人はあるじとお読みください。
うーむ、でも面白さが半減しましたかね。やはり猫のあくびはあとの方がいいかな。
・師は悩み猫は欠伸す漱石忌
先生の意味で師としましたが…。
よろしくお願いします!
点数: 1