俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1432ページ目

「そぞろ寒カップに取っ手のなかりけり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: そぞろ寒カップに取っ手のなかりけり

春の風花さん、こんにちは。
御句拝読しました。とてもいいと思います。
また、皆さんから出ているコメントも参考になります。

御句、このままいただきます。その上で、少し間が空いてしまったので、私は添削とか直しではなくて、視点を変えた提案句を置かせていただくことをお許しください。

・ティーカップ両手にはさむそぞろ寒

音数の関係でティーカップにさせていただきました。また、取っ手がないからこそ、両手で持ったという意味にしてみました。

・そぞろ寒つかみどころの無きカップ

取っ手がないということで、どこを持ったらいいのかと考えてしまう。それを掴みどころがないと表現してみました。

春の風花さんは毎回とてもいい感じの句をお寄せくださり、楽しみです。また聞かせてください!

点数: 1

「無花果や老いても残りさうな傷」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 無花果や老いても残りさうな傷

慈雨さん、こんにちは。
御句拝読しました。
私は初読では、最近、訳ありの梨の句を読んだ記憶があったせいか、まだ小さなうちに傷がついてしまったいちじくが、熟れてからも傷が消えずに残るのだろうかというような句かと思ってしまいました。
ヒッチさんもおっしゃっていますが、いま傷がついて、まだ若いからわからないけど、これは年を取っても消えないのかなぁ、という意味かと思いました。

・無花果や青春は傷つきやすく

これは提案句としては乱暴かもしれませんが、少なくとも、私のように、傷つくのがいちじくだとは誰も誤解しないかと思いました。

点数: 2

「手に零余子母は昭和の中にゐて」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 手に零余子母は昭和の中にゐて

もんこさん、こんにちは。
御句拝読しました。お母様への愛情が感じられる佳句と思います。

私は「昭和の中にゐて」をもう少し強調してみたらどうだろうかと思いました。戦後の食料難の時代を経験なさった方には、零余子は貴重な栄養源であり、また、飯に混ぜればかさが増えて、その意味でも貴重だったと聞いております。

・零余子手に母は昭和を生き抜きて
・零余子飯母の生きざま昭和なり

二句目は走り過ぎましたが一応置かせてください。よろしくお願いします。

点数: 0

「月明かり手に届かぬはアマリリス」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 月明かり手に届かぬはアマリリス

柳原真三さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。俳句は自由にお作りになっていいのですよ。ただ、それは、発想は自由でいいということであって、形としてはやはりルールがあります。
五七五と季語を一つ、これが原則です。
御句、五七五は出来ていますが、月明かりが秋の季語、アマリリスは夏の季語だと思います。
季節を詠むのが俳句ですので、できるだけ季語は一つに、どうしても二つの場合でも同じ季節とかにしたいですね。

御句の解釈ですが、アマリリスは、私(作者)にはとても釣り合わないと思う素敵な女性のことかなと思いました。
その場合、「手に届かぬ」よりも「手の届かぬ」のほうがいいと思います。

その他にもコメントしたいことや、提案句とかありますが、時間になってしまいましたので今回はこれで!
また聞かせてくださいね!

点数: 0

「捨て切れぬ手擦れの辞書や白秋忌」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 捨て切れぬ手擦れの辞書や白秋忌

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。相変わらずいい句をお詠みになりますね。
このままいただこうかと思い、ほかの方のコメント拝読しましたら、ヒッチさんがいい示唆を。「捨てられぬ」、なるほどと思いました。
悔しいので(笑)、捨てるとか言わずに、読んだ人が「そりゃ捨てられませんねー」とか思うような句にしたいと考えました。

・十五より使ひし辞書や白秋忌

「手擦れ」っていい措辞なのに外してしまってごめんなさい。改作になってしまいましたでしょうか。
十五、は年齢とわかるでしょうか?ちょうど白秋とかに出会う年頃かなとか。
懲りずに今後ともよろしくお願いします!

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

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