俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1566ページ目

「いちにちを終へ潜り込む炬燵かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: いちにちを終へ潜り込む炬燵かな

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
御句拝読しました。お気持ちわかります!
寒い1日の仕事を終えて帰宅したら、暖かい炬燵は極楽ですね(笑)。そこに潜り込む、この感覚は共感します。

ただ、気になりましたところが二つあります。
一つ目、上五、「いちにちを」とひらがなになさったのは何か意味とか狙いとかありますか?
もしかして、「一日」とすると「ついたち」と日付みたいに読まれるかもしれないから?なんてことはないか。
こだわるようですが、漢字でもいいのではと思いました。と言いながら、提案では別の言葉にしていますが。
二つめ、中七の「終へ潜り込む」が動詞が連なっているなぁと。でも「潜り込むは」外したくなかったので、前後に離して、「終へる」を名詞にしてみました。

・潜り込む今日の終はりの炬燵かな

よろしくお願いします。

点数: 1

「教卓が教師を育て春の雪」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 教卓が教師を育て春の雪

いちさん、こんにちは。
御句拝読しました。私の感想は先の方々とは少し違いますがご容赦ください。
私は「育て」という措辞に違和感がありました。
とあるCMで、「すくすく育て、元気な子」というのがありまして、私、この文句を聞くたびに何か変な気持ちに。この「育て」は、願望ですよね。でも、そういう場合に「すくすく育て」と言いますかね?「元気に育て」とか?
私なら、「すくすく育って」とか、「元気に育って」と言いますけど。
それと同じような違和感を御句に持ちました。この「育て」って、どういう意味だろうと。もし、教卓の前に立つという責任感が教師としての自分を育ててきたのだなぁ、ということであれば、

・教卓が教師育てし春の雪

ただ、が、は説明っぽくなりますので、

・教卓の育てし教師春の雪

本当は、

・春の雪教師生徒に育てられ

なんかいいなあと思いましたが、句意が違ってきますからね。

季語の春の雪はいるかさん同様、儚さを旨とすると思いますが、鈴蘭さんのように最後の名残りのようにも思いますので、このまま置かせていただきます。

なお、コメントの分校の句よりこちらのほうが好きです。分校は分校で良さがありますから優劣ではなく、好き嫌いの話です。
長くなりましたがよろしくお願いします。

点数: 1

「椿咲く天皇陵に千の風」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 椿咲く天皇陵に千の風

春の風花さん、こんにちは。
御句拝読しました。私は素晴らしい句だと思いました。好きな句です。天皇陵って、私は大阪の大きな前方後円墳を想像しました。もしかしたら、最近の天皇の、もう少し小さなものかもしれませんが、とにかく時の流れを感じさせます。
そこへもってきて、さらに「千の風」!どうしたって、あの歌が頭の中で流れますよ。それはいいことだと思います。素晴らしい。
ただその陰で、「私はどうなるの?」と言っている存在が。そう、椿です。
中七と下五の存在感が半端ないので、読み終わる頃には上五を忘れてしまいそうです。原句では、椿が、言い方はきついですが、脇役というよりも小道具さんのようになっています。
やはり季語、それも美しい花ですので、もう少し照明を当ててあげたいと思いました。
それにはやはり、「切れ」でしょう。天皇陵はそれだけで存在感がありますので、ここに切れを入れるのではなく、入れるべきは上五です。

・椿咲くや天皇陵に千の風

うーむ、でも「椿咲くや」って…。

やめた。切れでなく、「あえての字余り」で存在感を出そう。

・椿咲きて天皇陵に千の風

どうかなぁ…あまり自信がありませんが、置かせていただきます。よろしくお願いします。

点数: 1

「もう嫌だ今いる会社薄氷」の批評

回答者 なお

添削した俳句: もう嫌だ今いる会社薄氷

いるかさん、こんにちは。
拙句「雛飾り」にコメント有難うございました。確かにギリギリセーフかもしれませんが、何もそこを狙う必要ないですね。ど真ん中を狙っていきます!
ご提案句は、「うちにく」がちょっとわかりませんでしたが、ヒントになります。有難うございます!

さて御句拝読しました。たまってますねー。って、昔の話ですね。
こんなこと申し上げると固い男だと思われるかもしれませんが、ちょっと、転職斡旋の会社のキャッチコピーのようです。
こういう俳句もありだとは思いますが、私としてはやはり、このように直接言わずに、「この人は今の会社をもう嫌だと思って辞めたがっているな?」と思わせるような句のほうが面白いのではと思いました。

・薄氷や行く価値のなきクソ会社

おっと、これではダメだ。クソはいけませんね。

・薄氷や辛い仕事にアホ上司
・薄氷やパワハラセクハラ当たり前

いやー、かえってダイレクトすぎるかも…。

そうだ!

・薄氷を通して光る新天地

これは、もう、今いるところのことなど言わずに、次のところの光明を詠んだものです。希望がみえませんか?よろしくお願いします。

点数: 1

「西行忌手庇で立つ外階段」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 西行忌手庇で立つ外階段

辻 基倫子さん、こんにちは。
拙句「雛飾り出すにコメント有難うございました!勉強になります。

さて御句拝読しました。二点気になりましたのは、「手庇で立つ」と「外階段」です。恥ずかしながら、手庇はそもそも読めませんで、調べました。あの、眩しい時にやる、あれですね。
それはわかりましたが、それで立つというのが…。手庇をしながら立つということだと思いますが、「立つ」とか必要ですかね?

次に、「外階段」、要するに室内ではなくて屋外ということだと思いますが、手庇をするからにはどう考えても屋外だと思います。外は不要では?

・石段の途中手庇西行忌

外階段を石段に、これならどう考えても外です。そこの途中なら、これも立っていますよね。

・石段を上がり手庇西行忌

と迷いましたが、上がると見晴らしが良くなる一方で、疲れてベンチとかに座ってしまうかもと(笑)…。
よろしくお願いします!

点数: 0

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