俳句添削道場(投句と批評)

卓鐘さんの添削投稿の古い順に並んでいます

そよ風に光をのせて若楓

回答者 卓鐘

添削した俳句: そよ風に勢気みなぎる若楓

「そよ風」と「若楓」の取り合わせが気持ちよかったです。中七の「勢気みなぎる」が、抽象的でややありふれた表現で勿体ないなと思いました。

日中の光を映像として加えてみました。

点数: 0

風薫る日々よ真昼に飲む酒よ

回答者 卓鐘

添削した俳句: 風薫る美しき日々真昼酒

還暦後ののどかな様子が伝わってきました。少し調べが窮屈な感じがするのが勿体無いと思いました。「風薫る」が連体形で「日々」にかかっているのだと思いますが、終止形かと一瞬思いました。(風薫る/美しき日々/昼間酒で意味が切れている。)
「風薫る日々」で「美しい」と言わなくても十分気持ちの良さや感慨が伝わるので、還暦後の生活と、今ゆっくりとお酒を「飲む」様子を表現してみました。

点数: 2

「永遠に変わらぬ心はスターチス」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 永遠に変わらぬ心はスターチス

三段切れというのは、上五/中七/下五でそれぞれ切れることなので、「永遠に変わらぬ心(こころ)スターチス」で、上五と中七は繋がるので、このほうがいいと思います。「しん」と読ませるのは少し強引かな、と。

また、花言葉を言っただけの句になっているきらいがあります。「永遠に変わらぬ心」というのが抽象的すぎるので、もう少し何のことを言っているのかがヒントがあると。

点数: 1

梅雨夕焼かをる唐揚げ100グラム

回答者 卓鐘

添削した俳句: 梅雨寒や唐揚げ百グラム喰らう

季語と「唐揚げ百グラム喰らう」措辞がちぐはぐに感じます。「ら」の韻を踏んで勢いや力強い中七・下五に対し、「梅雨寒」という冷たさが際立つ季語を詠嘆することで、どちらも損をしている気がします。温度の対比とありますが、対比によってその性質が際立たなくてはいけませんが、梅雨寒の寒さ・冷たさ、唐揚げの熱々の美味しさが際立っているとは言い難いかなと。さらにいうと、「梅雨寒」は梅雨の寒くなる時候の季語なので、雨の光景が少し薄れます(イメージはあるけど)。

手直し句は、雨宿りの後雨が上がり揚げたての唐揚げを買って帰るところを詠んでみました。

点数: 0

明けの瀬やしょゝに鮎釣りの竿ひかる

回答者 卓鐘

添削した俳句: 鮎釣りの瀬に点々と明け白み

朝まずめの鮎釣りの光景、美しいですね。
語順が少し損しているかなと感じました。「鮎釣りの瀬」というと、もう釣り人の現場に焦点が当たるので「点々と明け白む」というと、釣り人の視点から徐々に明け方の光が点々と見えてきた。そんな風に読んでしまいます。
明けていく川瀬を見せて、そこに、鮎釣りの人がポツポツ見え始めるという風に語順を工夫した方が良いかなと思い、手直し句です。ただ、どうしても字余りになってしまいました。「点々といる」ことを諦め、全体の夜明けの川瀬を見せて、一人の釣り人に焦点を絞るとうまくいく気がしました。例)明けの瀬や鮎釣りの竿光りたつ

点数: 0

卓鐘さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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どうみてもやらされてる子宮相撲

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虫の夜の防災倉庫閉ぢしまま

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回答数 : 12

投稿日時:

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