ちくちくと腕をのぼり来かぶと虫
回答者 卓鐘
添削した俳句: ちくちくと手にかぶと虫のぼりけり
「シャンプーに猫と蚤とが跳び跳ねり」これ誰の句でしょう?これすごく好きです。説明・散文の語順はそうですが、それが常にダメというわけではないはずと考えています(多分。。。)これは、リズムも躍動感があるし、猫と蚤との並列が違和感なく受け入れられる。散文的な語順が返って映像を際立てているように思います。(最後は、文語より口語が好み(飛び跳ねる))
別の句の感想ばっかりですみます。御句について。
甲虫の描写をしつつ、這い上がってくる感覚を詠んだところがすごくいいと思いました。以下2点を意識して提案句です。
・「のぼりけり」とのぼった状態を詠嘆するより、のぼって来ているまさにその瞬間を詠んだ方が「ちくちく」が生きるのではないか。
・「手」ではなく「腕」ではないか。
点数: 2