俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1529ページ目

「凩がフォークリフトの爪を砥ぐ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 凩がフォークリフトの爪を砥ぐ

こんにちは。

作者が「砥いでいるようだ」と思った、という暗喩の句。
個人的にはできている句だと思います。
現実として発生しない比喩を用いているかたちなので、叙述で切れなし(厳密には下五の後に切れはあります)の構文がキレイにはまっています。

難点を敢えて上げるなら
◆「凩」は木の葉を散らす風で、比較的広い風景の季語。「フォークリフトの爪」は、何も言わなければ足元の低い位置を想像させ、視点のギャップは悩ましいです。
 目線の高さを他の重機で例えるなら、「ショベルカーの爪」ぐらいがいい感じの高さのイメージなのですが。空も見えますし(個人の感想です)
◆「砥ぐ」の表記を選ばれていますが、「研ぐ」の方が比喩を広く受けられてよいのではないかなあ・・(個人の感想です)

個人個人と予防線が多く、失礼しました。

点数: 2

「訪ね来てチャイム鳴らさぬ雪だるま」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 訪ね来てチャイム鳴らさぬ雪だるま

こんにちは。

御句、
◆切れの位置に悩みました。
 初読では上五の切れ「訪ね来て/チャイム鳴らさぬ雪だるま」で解釈し、「自分が訪問したら、そこにはチャイムを鳴らさない雪だるまがあった」という句意と思い、「チャイムを鳴らさない雪だるまって何だ???」というところで解釈が止まりました。
 次は「訪ね来てチャイム鳴らさぬ/雪だるま」の切れで考えましたが、この場合も「訪ね来て」の主語は自分という解釈になるのが普通だと思います。ので、「自分が他人の家に訪問したがチャイムを鳴らさずに立っている。同じ場所に雪だるまが見えている」という解釈。成立はしますが、そこから膨らみませんでした。
 最後に、途中の切れなしも鑑賞してみましたが「訪ね来て」が雪だるまの擬人化になってしまうので、この「切れなし」は正解ではなかろう、と思いました。

で、コメントを拝見して句意に驚く、というかたちです。

コメントの句意に受け取れなかった理由としては
◆「訪ね来て」の動詞の主役が句中に登場しない(あるいは雪だるまの擬人化?)こと、かつ「チャイム鳴らさぬ」の部分は雪だるまの擬人化として明確なため、だと思います。
 標準的な読者は【作中主体(つまり句の風景を観察している者。作者のことも)】【雪だるま】を基準として句を解釈すると思います。さらに登場人物を想起させることも俳句で可能だとは思いますが、御句はそこまで及べていないように思います。
◆「訪ね来て」「チャイム鳴らさぬ」説明の動詞が多いのに、他の省略が多すぎる、というのもあるのかもしれません。

比較句「呼び鈴を鳴らさずに立つ雪だるま」
俳句としてみたときは、こちらの方がシンプルでいいですね。

季語を主役として見たとき、比較句の方が季語がより立っていますし、「当たり前のことしか言っていない」ことから、逆に「では、呼び鈴を鳴らすのは何(誰)?」というのを心の中に少しだけ引っ掛けることができます。
まあこちらの句も「チャイムを鳴らすいたずら」までは想像が至りませんでしたが・・

ちなみに雪だるまの擬人化解釈の件。私の場合。
◆明確に「雪だるまが呼び鈴を鳴らして立つ」と説明文になっていたら「雪だるまが訪ねてきてチャイムを鳴らした、と作者は言いたいのだな」と解釈します。
◆「呼び鈴を鳴らして立つ雪だるま」のパターンなら、「立つ」の後に切れている可能性あるので「雪だるま」と「立つ」は別の存在と解釈するパターンも考え、最終的に句にとって幸せな解釈を考えます。
これで回答になっておりますでしょうか。

点数: 1

「頭垂れ雪折れに耐え実南天」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 頭垂れ雪折れに耐え実南天

こんばんは。

季重なりは句の作り方次第なので、是非は保留しますね。

◆問題と思ったのは「枝は折れているのか、折れていないのか」という映像がわからないことでした。
 「雪折れ」は雪で枝が折れること。この単語を使った時点では折れています。
 ところが「頭垂れ~耐え」と言っているので折れていないのではないか?という可能性が頭をよぎります。
 折れていないなら「雪折れ」ではないので、折れていると思うのですが・・・

◆「雪折れ」と言う単語を使いつつ「実南天」を主役にした問題もあるように感じました。
 雪が降ったのはいつ(今日、前夜、それより前)?
 枝が折れたのはいつ(たった今、今日、前夜、それより前)?
 それに気づいたのはいつ(同上)?
 いま積もった雪が目の前にあるのかないのか?
 という主役の「実南天」とあまり関係ない情報が気になってしまいました。

たとえば、風景を理解させるのが優先ならば

・雪折れをせずに耐へたる実南天 (折れずに耐えている)
・雪折れをせずに垂れたる実南天 (〃)
・雪折れをしてなほきれい実南天 (折れている)

説明っぽくはなりますが、こういう感じですかね。

風景の説明だけでは詩が出しにくいので、さらに「実南天」の映像をしっかり出したくなりました。

・実南天雪折れをしてなほ赤し

点数: 1

「振り積もる媼歩むや雪の夜」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 振り積もる媼歩むや雪の夜

こんばんは。

上五は「降り積もる」ですね?ここの変換ミスはすぐわかるのでよいとして、
◆この句「降り積もる媼歩むや」とつながっています、おばあさんが降り積もって、かつ歩いていることになっています。
 本来つながっている言葉同士を離してしまうと別の意味になってしまうので、「降り積もる雪」はきっちり繋げて書いた方がよいと思います。

・降り積もる雪や媼の歩む夜

意味としてはこんなところですね?

で、「降り積もる」をわざわざ言う必要があるかどうか?というのを感じました。季語と読者を信じて「雪」の一字に風景を託せば、五音が他の描写に使えます。たとえばおばあさんの描写を追加すると、句を読み下したときの風景が少し広がります。

・もくもくと歩む媼や雪の夜
・ずかずかと歩む媼や雪の夜
・おとなしく歩む媼や雪の夜
・闊達に歩む媼や雪の夜

いかがでしょうか?

点数: 1

「寒空や路上整備車道をゆく」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 寒空や路上整備車道をゆく

こんにちは。

路上整備車ってどの車両のことだろう?と思いコメントを読んだら、コメントにも「?」マークが・・
作者が名称のわかっていないものを、読者にわからせるのは大変ですね。もし理解できたとしても、それは作者の能力ではなく読者の御手柄だと思います・・・

「工事車両の類」「レッカー車の類」「警察車両の類」「路面清掃車」これらのどれかな?と思いましたが、コメントを見ても特定できずでした。
句のイメージからは「路面清掃車」がいちばん可能性が高いかなあと思っています。他の車だと「道をゆく」とわざわざ言わないかな?と思いまして。でも他の車でも当てはまるので、推測しかできませんでした

・寒中をずざざざ路面清掃車

点数: 1

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