俳句添削道場(投句と批評)

秋沙美 洋さんの添削最新の投稿順の290ページ目

赤列車駆け抜けてゆくバロン滝

回答者 秋沙美 洋

添削した俳句: ジャングルの滝を駆け抜け赤列車

こんにちは。

最近の友也さんの句の中では、この句は比較的まとまっている方だと思います。
今は誰でも簡単に指先一つでなんでも調べられる時代ですので、固有名詞を用いてもよいかと思います。そうすると「ジャングルの」は不要になりますね。

これまでの句一個一個に一つずつ感想を書いていくと大変ですので、簡単に一言ずつイマイチな点を述べていきましょうか。

ケアンズ→要素過多。「夏」が活きてこない。
蓮華→寺の鐘と湖の蓮華が並列の構造になっているため、季語が弱くなっている。
京旅館→季節感に欠ける。「風呂」は他の季語と併せて使いたい。
歌謡ショー→季語である「夕焼」が、歌謡ショーを目立たせるための舞台装置になっている。あくまで主役は季語に。語順にも難あり。

そんな感じです。
句をたくさん作るのも大事ですが、友也さんは一つの句とじっくり向き合って「これぞ」という句を発表する、というのをやってみて下さい。

点数: 2

「西日さす幹部会議の蜿蜿と」の批評

回答者 秋沙美 洋

添削した俳句: 西日さす幹部会議の蜿蜿と

こんにちは。

「蜿蜿」このような文語調な漢字を用いるならば、上五も平仮名表記を避けて西日「差す」とした方が良いのでは?と思ったのが一点。
西日さす(くらいの時間帯まで)幹部会議の蜿蜿と(続いています)という具合に、微妙に因果関係の匂いが鼻をつく感じはしました。

点数: 1

塩を振る君と振らぬ吾西瓜食ぶ

回答者 秋沙美 洋

添削した俳句: 西瓜食ぶ塩を振る君ふらぬ吾

こんにちは。

これ面白いですね。
一点。「西瓜食ぶ」が、句のネタバラシになっているので、西瓜は下五で食わせた方が良いと思います。
吾は「あ」と読ませて。

点数: 1

「台車曳くヤクルトレディ大西日」の批評

回答者 秋沙美 洋

添削した俳句: 台車曳くヤクルトレディ大西日

こんにちは。

良い光景と思います。
僕は折り畳み式の四輪キャリーに商品を乗せて運ぶヤクルトさんを想像したのですが、あれはもっぱら押して使う物。「台車曳く」となると、リヤカーか何かに商品を積んでいるのでしょうか?
そこだけ少し引っ掛かりました…。

ウーバー中、ヤクルトさんともよくすれ違います。頑張って欲しいものです。

点数: 1

石塀を蟻一匹の真つすぐに

回答者 秋沙美 洋

添削した俳句: 真つすぐにゆく蟻ひとつ塀のうへ

こんにちは。

写生句として、過不足なく描けていますね。
塀の上を蟻が真っ直ぐ歩いているだけで、発見や面白味はありませんが、こういう句も良いと思います。

「蟻一つ」という言い方が少し気になりましたので、語順含めて少し手を加えてみました。

点数: 1

秋沙美 洋さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

風花はナカンダカリの両肩へ

回答数 : 1

投稿日時:

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回答数 : 6

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野良猫のしらじらと寄る霜の朝

回答数 : 5

投稿日時:

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回答数 : 2

投稿日時:

愛猫の墓標かぎろふ日和かな

回答数 : 6

投稿日時:

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