俳句添削道場(投句と批評)

添削と批評一覧得点の高い順の6ページ目

添い削る削り添う句に来る秋

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 添削の礎いずこ蝉時雨

ハオニー様、皆様今晩は。私は俳句素人で添削などという行為はおこがましいことだと思っています。最近になってこのことに気付きました。剣道で言うところの『撃って反省撃たれて感謝』的な感覚ですかね。
記させて頂いた川柳のとおり添削は本来時間がかかるもので、一言二言で済むものではありません。
その中で、私を含め、添削依頼をされた方は、的確な添削はもちろんですが、早期に数多くの意見を聞きたいのです。
腹胃壮様、私は添削トキワ荘大賛成です。様々な方の添削や感想、その中で適切な添削をしてくださる方がいれば素晴らしいことで。その一つ一つを受け容れるのは、受け手次第です。
本題から逸れてしまいました。私は添削をするにあたり、基本を守ることが一番だと考えています。まず季語についてで、季重なりがないか、続いて17音であるかです。更に切れ字が効果的に使えていればなお良いと思います。ハオニー様の言うとおり、私もなるべく原句のままを残せればと思います。長々とすみませんでした。

点数: 8

「あかね雲家路を急ぐ赤とんぼ」の批評

回答者 よしはむ

添削した俳句: あかね雲家路を急ぐ赤とんぼ

松岡 冨美子さん、こんにちは。
考えてみましたが、この句はこれで完成していて、手直しの必要はなさそうです。
茜雲や赤とんぼの習性がわからなかったので、調べてみました。

茜雲とは朝日や夕日を浴びて茜色に照り映える雲です。季語ではないので、赤とんぼと季重なりにはなりません。

赤とんぼは、昼行性で夜は葉っぱの裏などで眠るそうです。
人間と同じ昼行性ですので、「夕焼けの中急いで帰っているとき 同じように急いで飛んでいる赤とんぼを見て自分と重なった」という状況にぴったりですね。

点数: 8

廃屋や白梅の装いなお続きの批評

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 廃屋や白梅の装いなお続き

染井吉野様、今晩は。下五の『なお続き』が上五の『廃屋や』と良い響きを織り成していると思います。中七をスッキリさせると良いと感じました。
廃屋や梅の白さのなほ続き
と提案させて頂きます。

点数: 8

「鑑賞お願い致します」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 鑑賞お願い致します

さすがですよ、この句は
言葉がただ並んでいるわけではありません

麦わら帽子に太陽の跡ということは、日焼けしないようにと麦わら帽子をずっと被っていたということです
麦わら帽子が日に焼けると、もちろん色あせますね
これが大事なところです

海の痕ということは、海で以前に何かあった証がその麦わら帽子にあったのでしょう
麦わら帽子に海の砂がついていたか、潮の匂いがしたか、そこは詠み手の想像に託したようですね

これは作者自身が小さいときに、海辺で磯遊びをしていたところを「麦わら帽子」の「あと」で表現しようとしたのだと思いました

麦藁帽に太陽の跡海の痕
なら言葉の上では三段切れではありませんが、わざと三段切れに見えるようにしているのでしょう
その理由は三段切れの効果にあります

よく嫌われている三段切れですが、それの何がいけないかご存じですか?
それは「調べの滞り」が生じることです
調べが滞ると、俳句らしくなくなるのです

しかし、過去を回想するような途切れ途切れの記憶を演出するのなら、三段切れは有効です
色あせてしまった過去の思い出と、日に焼けて海へ行ったときの証のある麦わら帽子との親和性がきちんと成立しているのです

しかも「の跡」「の痕」のリフレインと、「う」の音でリズムを取り返しに来ています

これで三段切れの弱点を解消しつつ、三段切れのいい効果を引き出すことに成功しているのです

点数: 8

「朝ぼらけ西瓜の皮をなめる犬」の批評

回答者 オルスタチン

添削した俳句: 朝ぼらけ西瓜の皮をなめる犬

この映像から一体何を思い馳せればいいんですか?

何が描きたかったのかわかりません。

平和?日常?もっといい材料があるはずです。

季語の西瓜の効果が死んでみえます。

点数: 8

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