「紅梅や朝露弾くめじろ二羽」の批評
回答者 腹井壮
添削した俳句: 紅梅や朝露弾くめじろ二羽
土曜日に学校に行くのが嫌で教職課程を途中放棄した腹井壮です。卒業はしましたが親に学費を払わせていた身でしたので後々負い目を感じる事になりました。こんなアホでも頼られる事があるんですね。
ところで歳時記によって季語
の有無の差があるのは仕方がないのでお手持ちの歳時記とネットを照らしあわせるなどするしかないです。
ただ、この句の価値は季語の中ではスター俳優の「梅」を上五において「や」で切り主役に置いた事。そして現代ではあまり季節感が少なくなった地味な季語に名脇役の仕事をさせた事。動詞の選択の良さ。そういう丁寧な表現を称えるべきであり季重なりが云々というのは「木を見て森を見ず」のような気がします。
季重なりの句を積極的に詠めとは申しあげません。しかし神経質になり過ぎる必要もないと思います。
点数: 1