「焼き芋や銀紙ときて湯気を吹く」の批評
回答者 ハオニー
添削した俳句: 焼き芋や銀紙ときて湯気を吹く
いつも通り太いハオニーです
焼芋を食べたくなるような句だとは思います
ただ、「美味しそうか否か」で得点にするか迷ったというよりは、「驚きがあったかなかったか」で、得点にするか迷ったのだと思います
そのあたりを詳しく見ていきたいと思います
「焼芋や」と先に言ってしまうと、銀紙を開いて何がそこにあるのだろう、という期待感がなくなります
決定的な問題はそこだと確信を持っています
「吹く」という動詞とくっつけて、焼芋を最後に字余りで置いて手直しします
銀紙を開けば湯気を吹く焼芋
ここで上級テクニックを
「湯気を吹く」だと、「ホイル焼き」でも「焼芋」でも構わない当たり障りのない表現です
「焼芋」じゃないとダメだと言わせられる表現が出れば、食通も俳句通も唸るでしょう
銀紙をとき焼芋の香の甘し
焼芋を食べながら考えた結果がこのあたりです
これが現状の私の力だと思っていただければ幸いです
点数: 2